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僕の人生の転換点になったかもしれないアニメ 『Dr.STONE』

※この文章は最後まで無料で読めます。

Dr.STONEとは『週刊少年ジャンプ』(集英社)2017年14号より連載中の原作:稲垣理一郎、作画:Boichiによる漫画作品である。

アニメは2019年7月から第1期、2021年1月から第2期が放送されている。

面白かったので二週間くらいかけて一気見してしまった。


Dr.STONEをみるきっかけ

1年前くらいに「Dr.STONEってアニメが流行ってるし面白いよー」と友達からすすめられてはいたのだが、そのときはあらすじを聞いて、「なんか全然面白くなさそう」と思ってしまい、全く見る気が起きなかった。(すいません。。)

それからしばらく経ち、「東大生が選んだ勉強になるアニメ」みたいな番組で「Dr.STONE」が紹介されていた。

Dr.STONE 滑車

(出典:Dr.STONE)

主人公の千空が滑車を使って木に潰された少女を助けるシーンが紹介されていた。「なるほど、科学で問題解決する話なんだなぁ」と思った。

科目としての理科が苦手だったので理科とか科学をつまらないものとして認識していたが、その認識を変えてくれるような作品かもしれないと薄っすら思ったので見てみることにした。(primevideoで見れます 2021/6/15現在)

Dr.STONEを一気見した感想

面白い!の一言

あらすじは、

「謎の石化光線で全人類、石になってしまった文明ゼロ世界で、科学大好き高校生、千空が科学知識を使って一から文明を作り直す。」

という壮大な物語。

面白い理由(勧めたい理由)3つ

1.科学の勉強になるから
この作品の軸が「科学」で主人公が科学大好き少年なので当然、科学用語がわんさか出てくる。Dr.STONEを見ただけで理科のテスト満点取れる。なんてことにはならないと思うが、科学や理科の導入には、これ以上ないほどの教材である。見ていれば、私文でド文系の僕でも自然に科学に興味が湧いてくる。

2.現代社会のありがたみがよく分かる。
病気にかかった仲間を助けるため、サルファ剤(抗生物質)という万能薬を作るシーンがある。材料として、鉄・強力磁石・銅・リン・電気・塩・水酸化ナトリウム・硫酸・硫酸水素ナトリウム・塩酸・クロロ硫酸・酒・酢・炭酸・無水酢酸・重曹・石炭・アニリン・尿(アンモニア)が必要になる。しかし、文明ゼロの原始時代にはその全てが存在しないため、一から科学を使って作り出す必要がある。

じゃあまず、鉄を作ろうということで川に砂鉄を拾い集める。集めた砂鉄を1500℃で熱する。こうして鉄を完成させる。口で言うのは簡単だが、木を燃やした火の温度が700℃なので、風を送って酸素を与え、倍の火力にする必要がある。人力でへとへとになりながら風を送り続けること数十時間、ようやく材料の一つである鉄が完成する。

文明ゼロのストーンワールドでは、途方もない工程を経て、多くの労働力を投入しながら半年かけてサルファ剤(抗生物質)を作ることに成功したわけだが、現代社会では、病院に行って「お薬出してください」といえば、瞬殺で手に入る。

現代社会が凄いということをちゃんと認識できる。

3.目標の手に入れ方の重大なヒントになるかも
千空君は、サルファ剤を始めとして様々なものを作り出していくわけだが、そのたびにロードマップを策定し、その手順通りに地道に材料を作り出して一歩一歩目標物に近づいている。

彼の姿勢を見ると、自分もロードマップを作って、ロードマップの工程を一歩一歩こなしていければ、目標がなんであれ、確実に辿り着くのではないかと思える。(ロードマップを作ったり、地道にこなすこと自体が大変ではあるが、、)

モテたいとか、頭良くなりたいとか、金持ちになりたいとかいう目標はサルファ剤作りと比べたら100億倍簡単だろう。

何かを手に入れたければ、

「欲しいものを明確にする」
     ↓
「それを得るために必要な工程を洗い出す」
     ↓
「工程を一つずつクリアしていく」

という社会の超重要な真理を教えてくれる最高のアニメが『Dr.STONE』


結論

「科学とか興味ねーし、現代社会のありがたみは心底分かってて、目標なんて今まで簡単に手に入れてきたぜ!」って人も単純にストーリー展開が面白いから見るといい。

流行ってる作品はやっぱりちゃんと面白い。

結論、

Dr.STONEを見たことで自分の目標や社会に対してポジティブに向き合えるようになった。




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