UberEats配達日記~約半年ぶりの更新~

最後に更新したのが去年の10月末ってまじ?というわけでお久しぶりです。個人的に忙しい日々が続いており、なかなか書き出すこともできなかったのですが某学友から「更新しないの?」と言葉をいただいたのでまたこうして書こうと思います。

<クリスマスの思い出>

悲しいかな、クリスマスの時も稼働していた。というのも、やることがなかったからである(笑)しかし、町は聖夜だなんだと繰り返す歌とわざとらしくきらめく町で賑わいの様相を見せ、カップルもしくは集団であふれかえっており、まーモチベーションが上がらないことこの上なかった

なので、少しでもモチベーションにつながるかな、ということでサンタのコスプレをして12/24,25は配達をした。この背景には、(もしかしたらこの粋な計らいを評価してくれて追加で報酬がもらえるかな)という邪な考えがあることはここだけの話である。相手も幸せになって、自分にも利益が来るかもしれない、win-winの関係を狙ったものである、といえば少しは聞こえがよくなるだろうか。というわけで、前日にドンキに殴り込み、1500円でコスプレを購入したのだった。(意外と安いな、が買った感想だった)

正直、コスプレをして出る前に怖気づいてしまったが、何人かに事前報告していたため、ここでやらなかったらつまらない、とりあえずやってみようという精神で思い切って外に出た。若干周囲の目が痛かった気がしたが、とりあえず開始した。意外と需要は多く、シンプルに忙しかったのを覚えている。配達の関係上、人が多くて敬遠していた天神方面まで向かうことになり、より多くの人の目に留まってしまうこととなったのが恥ずかしかった。すれ違う人に、「サンタだ!」と声を掛けられることもあり、何人かには手を振って答えてあげた。この時は楽しかった。また、複合型施設の店に受け取りに行く際、広場で遊んでいる子供たちが何人か向かってきて、「サンタさんもウーバーイーツをするんですか?」と聞かれたときは面白かった。厳しい時代だからね、君たちも手洗いうがい、3密を守るんだよ、と非常にサンタらしい回答をしておいた。いった後で、3密は避けるものだと気づいたのだが。

配達先の人たちの反応も面白かった。インターホンで受け取りを行う人たちは、当然僕の格好が目に入るので様々な反応を見せてくれた。まず、ぱっと見独身世帯の人たちはすこぶる反応が悪く、なんなら目も合わせない人たちも多かった。世知辛いねえ。うって変わって、家族世帯やカップルにはとても反応が良く、とても喜んでくれていた(ように見えた)。中にはお菓子をくれた人もいたので、家でおいしく食べると思いきや、先ほど述べた広場の子供たちにあげたのだった。知らないおじさんからお菓子をもらってはいけません、というのが世の通説だろうが、その時の僕はどうやらサンタさんとして映ったらしかった。僕が普通の格好をしていればこのようなふれあいの機会はきっと訪れなかっただろうし、少しでもプラスになったのかな、、、と思うようにしている。

結果から言うと、追加報酬は思ったより貰えなかった。あと、24はすごく忙しかったけど25はほとんど鳴らなかったので2日間平均売上は通常の土日並みであった。しかし、終えた後の達成感は通常の倍はあり、事前に買っておいたケーキとケンタッキーと檸檬堂でおいしく優勝したのだった。こうして僕の大学3回生のクリスマスは終わったのだった。総評をいうと、大学生活で一番楽しいクリスマスだったかもしれない。

ちなみに、サンタのコスプレは終わった日に捨てた。収納スペースないし来年は忙しくてやれないだろうなと思ったからである。さようなら1500円。


<出会った人たちなど>

記憶に残っている人たちなどについてつらつらと書いていくコーナーです。

偽名

ウーバーイーツを受け取る際に、向こうは偽名を使うことができるのだが、たまに変わった名前の人がいる。今まで出会ったのは、「あ、あ」さんや、「ピカチュウ、大」などで、おそらくこのピカチュウさんは「ピカチュウ、大すき」さんなんじゃないか?と考え、置き配で簡単なメッセージを送ることができるのだが、その際に「ピカピーカ!(インターホンを鳴らしますのでお取りください)(原文まま)」という文を添えておいた。すると、チップが返ってきたのでそこで一つのコミュニケーションができた気がして嬉しかった。やはりどこかで突っ込んで欲しかったのかな、と考えたりした。

クラブ、スナックに初潜入

今までクラブやラブホテルといった場所に個人的に行く機会は全くなかったのだが、まさかこのバイトを通じていくことになろうとは思いもしなかった。クラブ(スナック)は中州にあるところで、昼間と夕方といった閑散期や仕事前に頼まれたのを覚えている。別に渡すだけなので特に何も起こらないのだが、それでも入るだけでかなり緊張した。下見の機会をいただいたということでこの話は終えよう。

外人さん

一応文章上なら簡単なコミュニケーションぐらいは取れるやろ、という希望的観測の下で英語も受付可能にしているのだが、たいていの在日の方々は日本語が上手である。見てからに外国の方にお届けする際に、場所がいまいちわからず文章で「あなたの住所と建物名を教えてください」的なことを送ったら、バリバリ日本語で返ってきたし、渡すときに「ごめんなさい、分かりづらかったね」と日本語で謝ってくるあたり、そこら辺の日本の方々よりも礼儀正しいよなあと思ったりした。

全裸3歳児(推定)

現金配達をするときは、配達に時間と手間がかかるのであまり好きではない。しかし、その分人と話す機会があったりこういった面白いことがあったりする。その世帯に届けたとき、おそらく中学生くらいの子がお金を渡してくれたのだが、その後ろでお風呂上りと思われる3歳くらいの子が素っ裸でこちらの方をじっと見つめていた。その間僕は受け取ったお金を数えていたので突っ込もうにも突っ込むことができず、内心アワアワしていた。すぐにお母さんが気づいたらしく、「○○ちゃん何してんのね!」と回収されていった。その場は苦笑いしかできず、次の配達もあったためあまり考える余裕がなかったが、あまりにインパクトが強すぎていまだに覚えている。


といった具合である。最後のやつは書こうか考えたが、まぁ特定されないレベルかな…と思い記しておいた。あの子はきっと大物になるに違いない。

早いものでこのバイトを始めて半年以上が過ぎていた。最近、8年間愛用していた僕の愛馬(電動自転車)が壊れてしまい、悲しみに暮れているが、続けていれば今回書いたように面白いことや印象に残ったこと、また悲しいこともあるだろうと割り切ることにした。今後、この業界がどのような進退を迫られるか、それは某ウィルスの影響もあり、全く分からない。しかし、おそらく今後もぼちぼち続けていくだろうし、つづければこうして何かしらのドラマがあるだろう。次回更新は全くの未定であるが、またネタがたまったら書き連ねようと思う。

最後まで読んでくださりありがとうございました。最大限の感謝を示します。特にまた読みたいといってくれた某学友には特に感謝します。以上です、またお会いしましょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?