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今月はプライドマンスだね。婚姻について考える。

今月も後一週間。プライドマンスなのに、それらしいことをなんにもできてない。

佐渡という田舎にはカタカナが存在しない。ハロウィンだって、クリスマスだって、無いに等しい。プライドマンスなんて尚更だ。お餅は年末年始2回も突くのに。

愚痴っぽくなるのも許してほしい。佐渡は何も悪く無い。愚痴の相手は社会になんだから。

プライドマンス(Pride Month)ってそもそも何かというと

セクシャルマイノリティによる抵抗の象徴である「ストーンウォール事件」が起きた6月を起源とし、現在でもLGBTQsの権利を啓発する活動やイベントが開催されるようになった6月のことを指す。

先人の勇気のおかげで今があることを、改めて感謝する一月なのだ。

話を戻す。(LGBTQsの話をすると、前置きの説明が多すぎて話の腰を折られるのがすごくストレス。だけど仕方ない、マイノリティなんだからわきまえよう。)

婚姻は生殖のため?

愚痴りたい気持ちになったのは、このニュースのせいだ。

憲法24条は「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」すると定める。国側は「両性」は男女を意味し、憲法が同性間の結婚を想定していないと指摘。男女が子どもを産み育てながら共同生活を送る関係の保護が婚姻制度の目的だとして、差別には当たらないと反論していた。
毎日新聞

婚姻が「子どもを産み育てる」機能のために存在しているという主張は、ずっと聞いてきたので、今更驚くことではない。ただ、セクシャルマイノリティでなくとも、おかしいと思う人は多いはず。その意味でTwitterのTLが暴れていたのはとても嬉しい。

セクシャルマイノリティとして傷つくのは「想定されていない」ということ。これも何度も聞いているので、驚きはしない。だけど、傷つく。

「社会から認められていない存在」だと、大きな権力に言われるんだから。
そして、この判決記事に「当たり前」「結婚したければ海外へ行け」なんてリプ欄で溢れるんだから、ジャイアン(司法)とスネ夫(Twitter民)。

若い子たちの感性やアイデンティティがこうして傷つけられることが一番心配である。クラスメイトのスネ夫にいじめられていないだろうか。

結婚の権利の話だけではなくて、アイデンティティの問題だから怒りたいし、なんとかして欲しい。


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