10年ぶりの無職

近況報告です。
久しぶりに個人日記を書いてみたら、そのまま外に掲載しても良さそうだったので、思い切って note 開設してみました。
(※ 12/23 現在、仕事紹介などは受け付けていません)
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久しぶりに、日記を再開してみようと思う。
きっかけは、現在の海外の仕事の契約(従属型請負)が12月いっぱいで打ち切られること。
つまり私は、今の仕事を急遽辞めて無職になる。
そのため、今の私の心には大きな穴がぽっかりと空いた状態になっている。
通達があったのは、12月20日。
現在の開発チームとの協働が順調で、新しく始めた業務内容がとても楽しかっただけに、面談を受けたときはあまりに突然で、ショックが隠せなかった。
(理由は端的に言えば、「キミを雇い続けるには高すぎる」。言い換えれば、「キミは金額に見合うだけの実力がない」)
ただ私自身、転職経験が多く、歳を重ねてきたせいもあってか、以前の退職ほど落ち込むことはなかった。
「残念だけど、仕方ない」。これが率直な感想である。

しかし、今回の退職でこれまでと異なるのは、自己都合ではなく「会社都合」という点だ。
以前のような「辞めたい時に辞める」という、あたかも自分の人生を自分でコントロールしている感覚が急に削がれ、実は相変わらず会社に振り回されている身分なのだと知ったとき、どちらかというとその衝撃の方が大きかった。
常識的に考えれば、こちらはフリーランスとして相手の会社と対等に契約しているのだから、心構えとしては「次を探す」で淡々と済むはずなのだが、今回、動揺が隠せなかったあたり、まだまだ堂々さが足りないようだ。
この辺りは、経験を積み重ねて、知的にも精神的にもタフになる他ない。
(しかし今の年齢でまだその域に達していないのは、少々残念ではある。。)

ちなみに、この話を妻に伝えたところ、「あなたなら次がすぐ見つかると思うし、少しゆっくりしたら?」と返ってきた。
こういう気持ちが凹みがちな時に、支えてくれるパートナーがいるというのは、本当に心強い。
毎回、転職タイミングのこのクリスマス時期は、妻に感謝していることが多い。

さて、次の仕事はどうしよう。
再び海外でリモートワークか、国内で正社員 or 業務委託の新しい道を探すか、はたまた。。
現在まだ検討中ではあるが、年々、選択肢の幅が広がっている(ようにみえる)のは、前向きな証で良いことだと思う。
年始は、妻の言う通り、しばらく休んでから動き始めようかと今は考えている。
(1〜2月に、講演と旅行の予定が控えている)

無職になるのは、実に10年ぶり。
技術者としても人間としても未熟だった当時に比べて、今はだいぶ成長できたんじゃないかと振り返ってみて思う。

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