Spoon DJあの。初の自主企画で200人のスプナーをヨルシカの世界へ


 9月20日、音声配信アプリSpoon DJのあの。が、自身の主催する初の企画『ヨルシカ祭』を開催した。この企画はあの。1人の出演ではあったが、事前に『だから僕は音楽を辞めた』のアルバムジャケットを模したアイコンリングが配布されるなど、個人の企画とは思えないほどの熱量を見せていた。

 22時丁度に配信が開始されると同時に、一斉にファンが集まった。ファン入室を待つ間にバスターが飛び交い、瞬く間にランキングを駆け上がっていった。

 その後、インスト曲『4/10』が流れライブがスタート。続けて、アルバム『だから僕は音楽を辞めた』の曲順を遡るように『エルマ』が披露された。コメント欄はあの。の歌声を待ち侘びていたファンのペイペイコールで埋め尽くされていた。

 『パレード』を歌い終えたあの。は、1度目のMCへ。「こんなに集まってくれると思ってなかった」とファンに感謝を述べ、「ハーコメは電子決済、推しマはゲラ、ボイタイおもしろ、ꉂꉂ あの。【 𝑷𝒂𝒚𝑷𝒂𝒚 】です」とおどけた調子で自己紹介をした。この間もファンのペイペイコールは鳴り止まず、「歌ってる時だけでいいって!」とツッコむ一幕もあった。

 MCの後には『言って。』『雲と幽霊』『靴の花火』を続けて披露。しっとりと伸びやかな歌声を届けた。

 背景には朝焼けの様な画像が映し出され、流れたのは『5/6』。『夜行』『藍二乗』と雰囲気の異なる2曲を立て続けに披露した。本配信ではマネージャーの心により曲紹介の定期文がコメント欄に流されており、『夜行』では列車をモチーフにした定期文がノスタルジックな演出を後押ししていた。

 雨の音の様なSEが流れ、『雨とカプチーノ』を初めとした雨がモチーフの曲が披露されていった。雨の音は演奏中も続いており、どこか哀愁が漂っていた。

 『夏朱期、音楽泥棒』が流れると場面は一転し、舞台はアルバム『盗作』の世界へ。『盗作』『思想犯』をエモーショナルに歌い上げ、『春ひさぎ』では軽快なギターが光った。このパートの最後を人気曲の『花人局』が締め括った。

 『7/13』が流れ再び元の舞台へ。『嘘月』『神様のダンス』が披露され、『だから僕は音楽を辞めた』が始まると、それまで聴き入っていたファンも息を吹き返した様に盛り上がりを見せた。

 楽曲を歌い終えたあの。は本日2度目のMCへ。振り返るとほぼノンストップで2時間弱歌い通していた事になる。あの。は集まったファンに感謝を述べ、「ヨルシカの世界を表現できたか分からんけど、うちなりにすごい色々、順番とかめちゃくちゃ考えてるんですよ笑 楽しんでもらえたら光栄です。」と語った。

 最後に『8月、某、月明かり』『ノーチラス』を披露。その後アルバム『だから僕は音楽を辞めた』のオープニングである『8/31』が流れた。あの。はコメント上で「ありがとうございました。」とだけ残し、曲が終わると同時に余韻に浸る間も無く配信は終了した。

 なお、本配信はCASTが残されているためいつでも聞き返す事が出来る。

https://u8kv3.app.goo.gl/d9jjP

セットリスト

1. 4/10
2. エルマ
3. パレード
MC
4. 言って。
5. 雲と幽霊
6. 靴の花火

7. 5/6
8. 夜行
9. 藍二乗
10. 雨とカプチーノ
11. 6月は雨上がりの街を書く
12. 雨晴るる
13. 憂一乗

14. 夏朱期、音楽泥棒
15. 盗作
16. 思想犯
17. 春ひさぎ
18. 花人局

19. 7/13
20. 嘘月
21. 神様のダンス
22. だから僕は音楽を辞めた

MC
23. 8月、某、月明かり
24. ノーチラス
25. 8/31

注記。本稿で取り上げたヨルシカ祭はヨルシカファンによるものであり、ヨルシカ本人とは無関係です。

注記その2。本稿はあの。の限界オタクによるライブレポート風のジョーク記事です。

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