見出し画像

年末だ!音楽だ!セッションだ!(門枝D.C.)【デッキ解説】

 弾ける楽器はピアノとトランペットです。
 おはようございます、いなづまです。
 今年最後の記事になります。新年は制限改定のお話からになると思いますので、余裕のある方はこちらを一緒に見て予想していきましょう!

 さて、皆さん年末と言ったら何を思い浮かべますか?
 大掃除、年越しそば、紅白……色々ありますよね…。
 ……ん?紅白?

 歌合戦だ!!!!

 はい、今回紹介するのは『D.C.音楽軸』です。
 いやぁ、生徒会軸と帰宅系CXやったんで普通にAnniversary軸も考えたんですけど、割と強いのと知名度が高すぎてエアプかましそうで怖いので知る人ぞ知るコンセプトがいいわけですよ。それに加えて、音姉ゴリラ軸なんてみんな考えたことですし、ロマンを求めるからこそ面白いってもんですよ。
 だからと言って、ただのクソ雑魚デッキを紹介して詐欺られたなんて言われたら嬉しくないので、昔構築段階で止まってたデッキに最新弾を組み込んで、立ち回れるようにしました。ちゃんと対人戦での試運転もしました(エミュレーター使用)

 前提としてD.C.の音楽軸とはなんぞやって人は多いです。例えば<音楽>のタイトルって言われて色々あると思います。アイマス、バンドリ、プロセカ、シンフォギア、ラブライブ…。まだまだありますね。
 でも「D.C.もあるよ」って言える人は少ないかと…。つまり知名度は底辺です。やったね!
 しかし軸として組むには十分な量のカードプールなので、実のところ組みやすさはあります。他カードとのシナジーも特別悪くありません。D.C.20thで新たに黄色の音楽が出たのと、CX交換が特徴合うようになったので侮れないと思います。

 今回も知らなそうなカードを沢山持ってきました。多分カードショップで探しても、古すぎて見つからないと思います。古参勢勝利の舞です。
 では2023年最後のデッキ紹介もよろしくお願いします(`・ω・´)ゞ


デッキレシピ

デッキコード:4FF8J

簡単な動かし方

 序盤はデッキの回転率とCXの戻りを最優先に考えます。ヒール札を「木琴占い」に依存しているので、キャンセルするためにCX戻りを7~8枚を維持します。また、ストックがかなり溜まりやすいのでストック管理にも注意します。
 中盤から「仲良し雪月花 杏&小恋&茜」のCXコンボで山札から必要なカードを持ってきます。これだけだと山札が減らないので、「打ち上げ花火」を使いまわして山札を進めることが重要になります。
 終盤は「”恋”した魔法使い 瑞花」のバーンで締めます。光景も打ちやすいので効果的な場面では優先して撃ちましょう。

  • マリガン
     優先順位
      ①「踏み出した一歩 小恋」「枯れない桜の下で 有里咲」「水着の眞子&萌」
      ②「仲良し雪月花 杏&小恋&茜」

      ③「”最高に素敵な一枚” 瑞花」
      ④
    その他レベル0キャラ

  • レベル0
     先行1ターン目は特殊相殺持ちで威嚇します。1帯でのCXコンボ成立に後列2枚が必要なるので大きなリソースを吐かないようにします。
     後攻時では不利にはなりますが、特殊相殺持ちと「淡い気持ち 詩名」以外は前に出さない方針で立ち回ります。この際後攻1パンになる機会がありますが、潔く現実を受け止めてダメージと山の管理に集中しましょう。

  • レベル1
     「仲良し雪月花 杏&小恋&茜」のCXコンボで手札を潤沢にします。しかし問題は2点あり、1つにリバース要求です。CX込みのパワーが6500なので2000拳持ちと電源対面には余裕で負けます。無理に3面立てるのではなく「波長を合わせる特訓 詩名」と合わせて安全なパワーラインを構築して行いましょう。
     加えて後列枚数です。1枚以下だとアタックすらできないので事故っていると何もできません。CXコンボ前に後列のキャラを最優先に立てる事が必要になります。

  • レベル2
     ここからはレベル3に向けて準備になります。レベル1からの追加点は「晴れ着の小恋」の解禁です。応援ではないのでパワーラインに勝負はできませんが、なんといっても毎ターンストックが任意で溜められることです。これにより耐久・集中・テキストコストなど使用場面が多く足りないストック問題を緩和してくれます。また、助太刀やイベントの効果にも貢献してくれるので優先的に置きたいものになります。

  • レベル3
    「”恋”した魔法使い 瑞花」のCXコンボで詰めます。最近増えたX点以上のバーン無効があるのでそういった対面にも2点でダメージ調整ができます。シャナは知りません。ストックには余裕があるので「わたしの気持ち ななか」で相手の山を崩せるとより勝利に近づきます。

採用理由

採用カードについての詳細理由です。

レベル0(19枚)

  • 白河ことり 1枚
    cip相手は手札公開の選択をし、その中にCXがあればレストする。
    相手の手札を見ることができるかもしれないカードです。序盤は5点止めなどの心理戦が持ち込め、終盤ではCXやカウンターの有無を知ることができます。手札公開を嫌ったならチャンプアタックできるので一概に弱いカードではありません。
    ここぞというときに使うもので、多用しないので1枚です。

  • 軽音バンド ななか&小恋 1枚
    他の<音楽>に+500。
    純粋なパワーパンプ要員です。ほとんどのキャラが<音楽>なので全員に乗ることに加え、「パジャマの茜」の条件達成に序盤からなれます。
    2枚並べてまで使用しないのと、後半腐るので1枚です。

  • 踏み出した一歩 小恋 4枚
    手札1枚と控え室の「打ち上げ花火」を交換/リバース時正面レベル0でクロック相殺。
    カウンター持ちかつ、山の回転を補助してくれるイベントを確定回収できます。
    序盤の基本の動きを支えてくれるので4枚です。

  • 水着の眞子&萌 3枚
    相手ターン中前列中央を+1000/山集中。
    <音楽>唯一のレスト集中です。採用しないわけにはいきませんが、多すぎると邪魔になるので3枚です。
    ちなみに同名にプラスコミュニケーションの『WE08-16』がありますが、こちらはバニラスタッツなので、『WE30-27』の方にすることを忘れずに…!

  • 淡い気持ち 詩名 4枚
    ストック1、山上をクロックに置いて舞台すべてが指定特徴なら4ルックキャラ1回収。
    自傷によりリソースアドを得ます。かなり0~1帯では各種条件などで舞台に出す機会が多いです。リバーステキストも可能なら積極的にしゃべりましょう。アタッカーなので4枚から減らしません。

  • 枯れない桜の下で 有里咲 4枚
    思い出2枚以下なら思い出に送れる/ストック相殺。
    基本は相手のリバースを拒否しに行く動きになります。圧縮しすぎは発色問題が生じるので計画的に。黄色が少ないので4枚以外考えられません。

  • ”最高に素敵な一枚”瑞花 2枚
    CX交換/与えたダメージがキャンセルされたらストックに送れる
    色と特徴が合うCX交換です。「秘密の秘密 すもも」は色は合いますが、<音楽>を持っていませんでした。当初4枚を考えてましたが門なので2枚で落ち着かせました。

レベル1(13枚)

  • パジャマの茜 2枚
    2000拳/助太刀使用時『杏』『小恋』のどちらかが舞台にいればストブ。
    連動キャラ残すため採用しました。なんとこのキャラ特徴がありません。使い勝手が悪く見えますが、CXコンボで回収できるのでそんなに困りません。トップチェックでたまに出てきて発狂します。2枚で許してください。

  • 仲良し雪月花 杏&小恋&茜 4枚
    後列1枚以下だとアタック不可/CXコンボで正面リバースで山から特徴無しか、後列1キャラの特徴を回収。
    アタッカーとしては不便さが際立ちますが、性能としてはまずまずです。特徴指定が任意なので、欲しいキャラと同じ特徴を持つキャラを後列に置くだけで回収可能になります。回収の自由度が高い分デメリットが結構厳しめにはなってます。連動なので4枚しかありえません。

  • 波長を合わせる特訓 詩名 3枚
    cip山上が指定特徴ならキャラ1枚に+2000/アタック時全キャラに「トリガーチェックでCXの時にストック1払って、山上ストブとキャラ1枚に+2000」を付与。
    レベル1サブアタッカーです。登場時に+2000できるのに加え、門をトリガーした時にトリガー効果でCXを回収しつつ、トリガーした門を控え室に落とせるのでCX7~8戻りを安定しやすいです。リバース要求のパンプ要員になれます。3枚で物足ります。

  • 打ち上げ花火 4枚
    松明互換
    序盤の山札削りと手札調整をノーコストで行えるのはもちろん、カウンターを持っているため、相手ターンのアタック中、こちらの山札圧縮率の悪さをリカバリーする用法もできます。
    「踏み出した一歩 小恋」で回収できるため、使いまわしができます。注意点として、場に<音楽>のキャラがいないと使えないので、盤面0からサーチはできません。最強だと思うので4枚です。

レベル2(5枚)

  • 恋するクリスマス ことり&由夢 1枚
    美夏拳
    色と特徴に合う拳です。あると困りませんし見せ札としてそこそこ優秀です。1枚で十分だと思います。

  • 晴れ着の小恋 2枚
    CXコンボでアタック時山上ストブ/レストして山上ストブ。
    後列に置きたいカードの1枚です。ストック管理がしやすいカードで、「波長を合わせる特訓 詩名」で判断が可能です。アタック能力がないので後列にしか置きません。後列は2枠しかないので2枚です。

  • 木琴占い 2枚
    2ヒールして思い出に送る。
    誰がなんて言おうと最強です。ストックに余裕があるので使用機会は多いと思います。4枚にしたいですが、トップチェックで事故が起こりやすいので2枚にしてます。

レベル3(5枚)

  • わたしの気持ち ななか 1枚
    他の<音楽>の枚数×500/光景互換
    音楽の光景です。4種ある光景の中で往復のパワーが一番高いです。それ以外利点はありません。1枚で事足りてます。

  • ”恋”した魔法使い 瑞花 4枚
    cip 2ドロー2ハンデス1ストブ/CXコンボでアタック時ストック1と手札1で2点バーン。
    フィニッシャーです。他のバーン組と比べると一発の打点が小さめです。打点調整と相手のキャンセルに合わせたアタック順が組めます。連動バーン札なので4枚以外ありえません。

コンセプト

【回転率・手札公開・バーンパワー!💪】

 D.C.音楽軸専用イベントとして「打ち上げ花火」があります。基本的にはこれを使いまわして山を回していきます。「踏み出した一歩 小恋」で回収可能なのでマリガンで捨てやすいのも利点です。
 1~3帯すべてのタイミングで使えますし、何よりもカウンターイベントということです。山のCXの枚数に不安がある場合や、少なくて相手の大ダメージが通ってしまいそうな時に友好的です。任意の枚数をめくれるのも優秀だと思います。

 手札公開可能な「白河ことり」も優秀です。まず全カードゲームにおいて相手の手札に干渉できる行為は強いです。ヴァイスシュヴァルツでも強力な効果です。理由は2つ。

  1. 相手のデッキタイプを知れる
    マリガン時にある程度相手のタイトルやデッキ内容は分かりますが、マリガン無しだった時や、タイトル内で汎用性のあるカードが置かれた場合には、デッキタイプが豊富で初動など動きを読むのが難しくなります。

  2. 相手の次の動きを予測できる
    0/0/4000のパワーは序盤でしか相手を上から倒せません。もしチャンプアタックを嫌って手札のCXが見れた場合、そのCXの連動キャラの有無、何面立つか、テキスト内容の全てを知ることができます。
    見せなかった場合は『見せたくない=次の動きを予想されたくない』などいくつかの理由が考えられますが、その場合はチャンプアタックでストックを溜める素直な動きで問題ありません。

 また詰めのパワーも十分にあります。
 「”恋”した魔法使い 瑞花」は軽いコストで2点バーンができます。また、ドローストブもできるので自身でCXにアクセスもできます。
 2点というのは小さいダメージでリーサルは長くありませんが、低ダメージなのでキャンセルされにくいです。ここに「わたしの気持ち ななか」と組み合わせるとさらにキャンセルされにくいです。
 ストックが十分にあるため、ルールアンコール(ストック3アンコール)を行いやすく、盤面を残してセカンドに繋げたりなど、臨機応変に立ち回る必要は出てきますが、継続的な攻めを可能にします。

調整案

  • ”3バカ”杉並&義之&渉
    横移動/リバース時思い出に送る。
    青色の特徴の合うアタッカーです。リソースを稼げる「淡い気持ち 詩名」に担当してもらったので今回出番なしです。一応1帯にシナジーのあるキャラはいるので、併せて採用するのは強いと思います。

  • 息抜きデート サラ
    クロック回収集中。
    「打ち上げ花火」回収手段を少しでも増やすため検討に検討を重ねた結果、特徴が合わない+集中不発の危険性があるためリストラしました。ただ、「木琴占い」のアクセス手段があるので耐久面で活躍が期待できそうです。

  • 胸のドキドキ みっくん
    <音楽>にレベル+1/相手アタックフェイズ初めにストック1で<音楽>に+1500。
    相討ち拒否、サイド拒否の2種類が可能です。0相殺を無効化できる点には高評価で採用しかけましたが、早出し拳や足立互換に引っかかる点で優先度が落ちました。ちなみにレベル3のキャラはレベル4になり、レベル×500応援は+2000されます。面白いですね。

  • ショッピング中のことり
    cipクロック交換/CXコンボで全体+2000。
    サラと同じくこちらは確実にクロック交換ができます。発色にミスがあった場合などの保険になる他、前述のイベント回収に貢献します。
    でもレベル2になってパワー6000は弱すぎます。情景アラームデッキのようなシステム要員としての使い方もできますが、あれはレベル2での耐久ができる前提で、音楽軸ではそれができません。「木琴占い」を4枚採用した際に活躍ができそうな感じがします。

最後に

 これ年末じゃなくてもよかったですね()
 D.C.音楽軸、もともとは高パワーを押し付けるタイプで、1帯7500が高いと呼ばれた時代に台頭していたデッキです。今は1帯10000ですよ。アリスか?
 D.C.20thでは「月明かりの告白 小恋」の登場コストを軽くするキャラが追加されており、初案は8門を考えていました。前列にいると全面+1500して、これを早出しできる点でCX連打が可能な8門なら、レベル2でのヒール耐久と高パワー盤面を両立できると思ってましたが、詰めがなくて素殴りだけでは勝てないと思い断念しました。
 音楽軸は特徴さえ気にしなければかなり自由度が高いです。生徒会や新聞は特徴が合わないと厳しい場面が多いので、そういった面で音楽軸、是非皆さんカードショップを血眼になって探してもらえたらなって思ってます。

 次回は新春発表会で行われる制限改定の答え合わせの予定です。
 それ以降は次に組む予定の『カードキャプターさくら25thAnniversary』の今日のカードについてお話していきたいと思ってます。

 もしこの記事が面白かった、参考になったなどありましたらフォロー、スキ、コメントしていただくと今後の励みになりますのでよろしくお願いします!
 なにか使ってほしいカード等ありましたら教えてください!組みます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?