忙しい人でも勝てる練習法、デッキ選択(yos杯4-2 23位)
初めまして、いなです。5/29に行われた第二回yos杯で4-2(23位/96人)と勝ち越すことが出来たため、noteを書かせていただきます。タイトルにもありますように普段練習を十分にできない人のために、今回は練習法、デッキの選び方を中心に話せればと思います。
自分の練習量の指標としてはポケカ歴は伝説の鼓動から、ジムバトル経験なし、トレーナーズリーグ経験なし、ポケカ仲間1人練習1ヶ月に1度ほど、シティリーグ経験3、4回、CL経験1回で、実績としてはシティ入賞3回、第一回yos杯Best4です。
同じような境遇の人でなかなか勝つことが出来ない、デッキが分からない人の参考になれば幸いです。
マッチング
当日のマッチングです。サイド枚数や先攻後攻曖昧な部分があります。
1回戦 後 (ほぼ)アルセウス単 2-6 ❌
2回戦 先 パルキアvstar 6-1 ⭕️
3回戦 後 ミュウvmax 6-3 ⭕️
4回戦 先 パルキアWTB 6-2 ⭕️
5回戦 後 ヒスイゾロアークvstar 2-6 ❌
6回戦 先 パルキアvstar 6-4 ⭕️
ハイレベルな大会ということもありtier1、2のデッキが多かった印象があります。
デッキリスト
当日使ったのは白馬パルキアです。
パルキアv、vstar 2-2
言わずもがな強いカードです。特性スターポータルからどんなアタッカーも準備できます。
白馬バドレックスv、vmax 2-2
このデッキのキーカード。相手に依存しない高火力、耐久。後述します。
メッソン、ジメレオン、インテレオン 4-3-3
特に。クイックシューターは要らなかったかも。
かがやくゲッコウガ、マナフィ 1-1
ゲッコウガは必須ですが、マナフィはそこまで必須だとは感じません。スターポータルをゲッコウガに使わせ、場のエネルギーを壊滅に追い込むプレイも強いのではと考えられます。
vipパス、クイボ、レベボ、おこう 2-4-2-3
パスは1枚でよかった。
回収ネット 2
うらこうさく、かくしふだの使い回し、逃げに使うため1枚じゃ少ないかなと思います。
たっぷりバケツ、エネルギー 2-8
ダイランスでエネがトラッシュされるためバケツ3、エネ7より現物が多い派です。
こだわりベルト 1
白馬、パルキア、インテレオンに付けたいため、2枚欲しかったです。
ふつうのつりざお 1
アタッカーの枚数が少ないのでサイド落ち考慮でいれました。スタジアムがトレーニングコートだったら要らないかもです。
クロススイッチャー 4
うらこうさく軸、カイ軸において最強カードです。セイボリー、ツツジと同時にボスが弱い訳ありません。
カイ 3
超万能カード。ボスになったり展開アイテムになったりで実際に3枚使う試合が多かったです、
メロン、キバナ 2-1
白馬バドレックスがいる以上、エネルギーが足りなくなることが多いのでメロンは2枚あるとパルキアが置けなくてもダイランスを連打しやすいです。キバナの採用によりアクアバレットが打ちやすく、げっこうしゅりけんの連打も可能です。
セイボリー 1
最近のポケモンカードはベンチを展開することが多いので基本刺さります。セイボリー、クロススイッチャーの同時使用でシステムポケモン全滅、アタッカーの全滅も狙えます。
ツツジ 1
必須カード。
ボスの司令 1
特に。
崩れたスタジアム 1
ダメージを負った白馬 バドレックスvmaxが突然いなくなることがあります。また、レジギガスやミュウにも圧をかけることができます。
頂への雪道 1
必須カード。
今考えると3枚ほど変更したいカードがあったなと後悔してます。
デッキ選択の理由
(ここからがメインです)
まず言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが今回の大会にあたって私はほとんど練習をしていません。現在大学四年生であり、就職活動真っ只中であり更には大学内でも忙しい部類の研究室に配属されたため、ポケモンカードをする機会がほとんどありませんでした。
今年に入ってからはシティリーグS5、第二回yos杯、それぞれの練習の1日ずつと、5/29までにポケモンカード自体4日しか触ることが出来ていなく、スターバース発売からパックを買いに行くことも無くなってしまいました。それでもシティリーグではBest8、強豪集うyos杯では勝ち越しと決して悪くない結果を残すことが出来ています。
圧倒的練習不足を補うことが出来たのは正しいデッキ選択
が出来ていたためだと考えてます。正しいデッキ選択を行うために先ず環境予想から入ります。現環境のtierは多くのYouTuber様やTwitterで流れてくる情報から知ることが出来ます。
今だとパルキアvstar、ミュウvmaxがtier1、続いてアルジュラ、ヒスイゾロアークvstarが挙がってくると考えていました。それに加えてyos杯というシティリーグとは違い、名だたる強豪プレイヤーが多く参加する大会となると安定して勝ち越す、練度の高いデッキを持ってくる人が多くいると考え、ミュウvmax、パルキアvstarが半数を超えてくる可能性が高いと予想しました。
また、パルキアvstarというデッキは選択肢の広さ、対応力の高さ、捲り性能、といった点から6回戦中3、4回は当たるだろうと考えました。
自分の握るデッキを考えた時普段から使い慣れているうらこうさく軸のデッキを筆頭に、パルキアvstar、れんげきインテレオンvmax、アルセウスvstarが候補でした。また、第一回大会で入賞することのできたインテレオンvmax、れんげきウーラオスvmaxのデッキも選択肢にありました。
しかし、それら連撃軸のデッキは火力が非常に低く、ヒスイヌメルゴンvstarとあたったときに勝てるビジョンが見えない、パルキアvstarにシューター込でvmaxが回復する前に倒される、などの懸念があり断念しました。
正直に言うとインテウーラでリベンジがしたかったですが殆どのデッキにマナフィが採用されており、向かい風だと感じました。
パルキアvstar、アルセウスvstarの二択に絞りましたが、対応力の高さという点、火力の差でパルキアvstarを握ることにしました。
大会数日前にカードショップにパルキアを買いに行き、様々なショップを巡っているとフリー対戦をしてる人が多くおり、その様子を見て思いました。
「普段から練習してる人とのパルキアvstarミラー、絶対勝てなくね?」
当たり前です。今年に入ってからポケカを2回しかしてないだけでなく、ジムバトル経験なし、トレーナーズリーグ経験なしの自分がミラーで勝てるわけない。練習量で負けている時点でデッキ内容で差をつける他ありません。そこで白馬バドレックスを採用することにしました。
白馬バドレックスがパルキアvstarに倒されるとき、相手は2ターンかかります。先殴りに成功しており、ベルトがついている時、パルキアを2体倒すことができ、サイドを3-4で交換することが出来るのがパルキアvstar戦においての強みだと考えました。
また、バドレックスvがベンチにいるだけで相手視点では次のターン280ダメージが飛んでくる可能性があるため、ボス、スイッチャーで取らざるを得ない盤面を作ることができます。
実際対戦してみて、白馬バドレックスvを優先して狙ってくれることが非常に多く、パルキアv、ジメレオンなど倒されたくないポケモンを残すことが出来たため、最強の囮としても優秀だと感じました。
正直なところ、進化するとサイドを3枚取られるポケモンですので自分視点はギリギリまで進化したくないです。
そんな感じで白馬入りパルキアvstarを握ることにしました。(再掲)
練習方法
実際、練習は5時間くらい?しか出来なかったのですがその中で重点的に行ったのは必要パーツを把握すること、相手の考えを読むことです。
-必要パーツを把握する-
うらこうさく、カイが厚く採用されていることから欲しいカードを欲しい時に持ってくる事が容易です。特にパルキアvstarはベンチポケモンの数、ベルトの有無、クイックシューター、アクアバレットの120、20といった要素があります。
相手のデッキが分かったとき、どのポケモンにどうダメージを与え、どうサイドを取っていくかを考え、それを実行するために必要なカードを引っ張っていきます。
考えることは多いかもしれませんがやってることはただのパズル、数学と同じだと考えています。ただその盤面、手札に足りないものを補っていくだけであり、強豪プレイヤーが集うということから予想外のカードが飛んでくることは少ないと考えていたため、プランの組み立ては容易です。
-相手の考えを読む-
練習量の少ない自分にとってはこれが非常に重要でした。現環境ではツツジというスーパー捲りカードが存在しており、このカードと頂への雪道を同時に使うことで逆転が可能です。そのため、如何に相手にサイドを3枚取らせるかが重要です。
このデッキでサイドを3枚取らせる時、①白馬バドレックスvmaxを倒される、②インテレオン(アクアバレット)orかがやくゲッコウガ、パルキアvstaror白馬バドレックスvを倒される、の2択が理想です。サイドを3枚取らせてからパルキアvstarを押し付け、その後に白馬バドレックスvmaxを押し付けるムーブが1番強いです。
その動きを通すためにも、相手の手札枚数、トラッシュのカード、手張り位置、ベンチ数から何をしたいのかを考えます。
サイドを3枚取らせる、という動きにおいて白馬バドレックスのvが非常に優秀です。上でも話したように白馬バドレックスvは次のターンに280を出すことが容易であり(エネ手張り、メロンorスターポータル、進化で出来る、これはかくしふだ、カイ、うらこうさくを考えると再現性は高いです)、
相手がパルキアvstarならば倒さない場合、パルキアvstarが返しにワンパンされる危険性があり、ほぼ確実に倒してきます。その返しでアクアバレット、げっこうしゅりけんで攻めていくことでサイド3枚取らせる動きがしやすいです。
前に出た非ルールのポケモンは無視しにくく、白馬バドレックスv→他のvポケモンの取り方をしたいときボス、クロススイッチャーを2回使わせているため展開に遅れが生じている可能性があり、雪道ツツジが刺さりやすいです。(セイボリーも)
これらの練習から練習量の足りない部分を補おうとしていましたがやはり練習不足を痛感しました。
エネルギー管理が甘かったこと、初めてかがやくサーナイトと対面し、効果を理解してなかったこと、ヒスイゾロアークvstar戦において後1つきさすでダメカンをのせてしまったことなど。
これらは間違いなく対戦経験の少なさから思考が届かなかったことが原因だと思います。
忙しい人へ
忙しくてポケカに全然触れることが出来ない人は多くいると思います。そんなときでもデッキを回すことより、他のデッキリストを眺めることを重点的にした方がいいと感じます。
デッキパターンが似通うものが多く、カードを知らないことが負けに繋がることがあります。自分のデッキでやることはほとんど決まっているため、相手の選択肢を学ぶ方が為になると思います。
また、うらこうさくというシステムは複雑で難しいと思われがちですが、詰将棋とも言われるように、ただ足りないピースを埋めていく作業に近いものがあると考えられるため勝ち筋がわかりやすい、追いやすい点で初心者にもオススメだと思います。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
普段は千葉周辺で活動というか生活してますので機会ありましたらよろしくお願い致します。
不明点、誤字、アドバイスあればご連絡ください。
主催のyosさん、運営の方々、サポートのnote様、参加された方々、本当にありがとうございました。
第三回を楽しみにしてます!
いな(@99p_qi66)
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