見出し画像

嵯峨野に居を移して

嵯峨野に転居した。最初最寄り駅まで歩いた時はずいぶん時間がかかるなあと思った。でも駅前にはレトロな雰囲気の喫茶店があるのが嬉しかった。近所の家にはもう梅の花や菜の花が咲いており、私の目を楽しませてくれる。今日そばを歩いたら白鷺が飛んできてびっくりした。驚いたので写真は撮り損ねたが、今までにない至近距離だった。

今は引っ越しの疲れが出ているが、落ち着いたら桂川とか、散歩したい。桂川はとても野趣に富んでいて好きなところだ。

多少不便なところだけれども、今まで以上に花鳥風月が楽しめそうだ。

入居した次の日、大家さんが来たのでご挨拶をした。そうすると大家さんは「町内の付き合いはしなくていいで。町内の仕事なんかしてたら大変やから。回覧板だけ回しとき」と言ってくれた。ありがたかった。どこからか私の現況を聞きつけてきたのかもしれない。

私は幼稚園から小学校3年生まで、幼稚園や学校でいじめられた。特に小学校でのいじめはひどかった。よくこれで自殺しなかったものだが、その頃は私は自殺など全く頭になかったし、毎日罵倒されても学校には通い続けた。なぜなら、一人で家の庭で遊ぶのは好きだったからだ。庭には大きなかしの木があってどんぐりを拾ったり、植木鉢を持ち上げてダンゴムシを見つけたり、庭に大きな穴を掘って遊んだりしていた。

そんな過去があるからか、人間以上にお花が大好きで、絵が大好きである。

これから、私の絵描き三昧の生活を創る。まずは、絵を描くつもりでとっておいたかまぼこ板に黒ペンで私の名字を書いて表札を作った。次は早く郵便受を作らなきゃ。




この記事は有料マガジン「生活を創る 1」に収納されます。

この記事は無料ですが、今後はこのテーマの記事は1記事100円となる予定です。このマガジンを購入いただくと、これを含め、今までの記事と、今後追加される記事を全て500円で読む事ができます。
「生活を創る」マガジンは季刊の予定です。

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?