「天使の囀り」読了した

※大したことは書いてないですがネタバレあります
※後半赤安ネタです

しょっぱなからアマゾンの自然取材をする作家の恋人に宛てたメールでなんのこっちゃ? って思ったけど最初からバリバリ伏線に溢れてました。

「ウアカリ」とはなんぞやと思い検索しながら読んだら、サジェストで「ウアカリ 寄生虫」とか出てきて、へえ〜ウアカリって寄生虫いるんだ〜て思ったらこの天使の囀りのネタバレがちょっと出てきてけっこう落ち込んだんですけど、でも寄生虫(線虫)の話は物語中盤には既に出てきたし大したネタバレじゃありませんでした。
詳しいネタバレを見なかったことも幸いしたけど、天使の囀りの正体よりも、寄生虫に侵された彼らがどんな結末を迎えるのかが驚きでした。
ちなみに実際のウアカリにはそういう寄生虫はいなくて、似たような寄生虫をモチーフにしてるんじゃないかなっていうのが出てきたけどどうなんだろう。

貴志祐介の作品は「悪の教典」を読んだことがあって(新世界よりはアニメしか見てない)、
方や学校の先生、方や超未来のファンタジー、方やアマゾンの寄生虫を原因とするちょっとゾンビホラーみのある作品と、
この作者は幅広い作風を書けて(それが綿密な取材の結果だとしても)スゲ〜〜〜〜って思いました。
つい自分の知っている分野で作品を出しがちだから、勉強って大事なんだな〜やっぱり
そういえばハリガネムシに寄生されると入水自殺しちゃうって都市伝説聞いたことあるけど似たような実在の寄生虫の話もとにしてるのかな?ハリガネムシは線虫じゃないっぽいけど
あ〜こわこわ
私は小説を読む時なるべくビジュアルイメージ固めるタイプなんで風呂場で大量の第四次段階まで症状が進行した感染者(しかも数名生きてる)と遭遇したシーンでおよよ〜てなりました。
舞台がアメリカだったらゲームになってた

ここから赤安の話になります。

もしもあのアマゾンなんちゃら線虫によるあれこれが日本で起きかけるとして(※ちなみに赤安は感染しません。しても自らの生命力でなんとかなります。これは感染した時の「あ、赤井…僕だ…降谷零だよ!目を覚まして!」みたいなやり取りとかはみたいけど、あんなグロテスクな肉塊になる推しは見たくないというジレンマにより生まれた大ハッピーお花畑脳が引き起こす結果です)、零くんも主人公の女性みたいに数多の男の協力を仰ぐんだけど、やっぱさあ
惚れられるんですよね

で感染者は性欲マシマシな段階があるわけで…

そういう…あ、赤井〜!助けて〜!なシーンで…助けに来るFBI

あとなんか〜赤安小説だと〜こういう公的機関の腐敗とかもじっくり描写されて〜なんかなんとかなっちゃうっていうか
某方の信念の○○みたいな…

あとなんか途中線虫の紹介がされるシーンでマッコウクジラだかなんだかのどっかの臓器にいる線虫はめっちゃでかいねん!って依田先生が言ってるシーンみたいなのがあるじゃないですか
あれみたいな感じで

零「線虫はこの地球のどこにでもいる…およそ生命体が生存できる場所で線虫がいない場所などないんですね」
赤井「俺の股間にも巨大な線虫がいるな…」
零「なんですって!? 見せてください」
赤井「大変なことになってしまったよ…(ボロン)」
零「な、なんて巨大な線虫…いいえ、これはドラゴン」


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