お前と話に来てんだけどの話

二次会三次会となると急にキャバクラだのガールズバーだのスナックだのマスターが面白い大人の雰囲気のバーだのに行こうとする奴らがいる。

なぜ貴重な休日と金を使って知らねえ今後関わることもないであろう女やババアやジジイと毒にも薬にもならねえような話をしなくちゃならないのか。しかも大抵の場合普通の居酒屋より高い。場合によってはちょっと良いスニーカーが買えるくらいの値段がする。

僕は良いスニーカーをドブに捨てて見ず知らずの馬鹿にお世辞を言われるために休日を使いたくない。飲んでいてそういう流れになった時には基本的に次の日に大事な用事が入る。つまり行かない。行かないで次の日ちょっといいスニーカーとかを買ってしまう。どうしても行かなきゃいけないときとかは基本的に寝たふりか潰れたふりをしてトイレで真顔でスマホをいじっている。そして全然楽しめなくてかわいそうだなと思っていただいて金を払わないかめっちゃ少なく払う。極端だなーとか、行ったなら楽しめばいいじゃんとか言われそうだが、僕は客商売の人だろうとなんだろうと知らねえ奴と話すこと自体が非常にストレスなので単純にその方が楽なのだ。誰かと飲むときの店員というのは黙って若干炭酸が抜けた濃いめのハイボールを持ってきてくれればいい。半生のレバーをすぐに出してくれりゃいい。鳥貴族はグランドメニュー結構変わるから飽きなくて良い。僕にちょっといいスニーカーを買わせないでくれ。

俺はお前と話にきてんだから。


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