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もう一歩

※キャリアスクール「SHElikes」のシーメイトさん(現役・元・これから、は問わず)向けに綴った内容です。


本日、3月31日をもって、
SHE likes朝活コミュニティのサポ隊の満期を迎えます。

私の人生のターニングポイントにもなったこの期間中のお話を、
聞いていただけたら幸いです。

推薦文をいただいた話

4月、SHE likesでは「SHE AWARD 2024」が開催される。

それに伴い、1月にエピソードのエントリーが開始した。
私はそこで、SHEを通して出来た友人から、推薦文をいただいた。
メールが届いたときには、嬉しすぎて飛び跳ねた記憶がある。

嬉しいな〜こんなこと思っててくれたんだ〜〜何を書こうかな〜〜
そんな風に、心も躍らせていた。

だけど・・・
エントリーシートを開いて、私を振り返って文字を綴ろうとしても、
どうしても、何度も書く手が止まってしまった。
思うように、言葉が出てこない。
そう、エピソードが書けなかったのだ。

私は、「何も」成し遂げていない、変われていない。
そんな負の感情ばかりが私を支配していることに気づいた。

ついに私は、一文字も書けなくなった。

本当に、本当に悔しかった。
人生の中の大切な時間を使って、私を想って紡いでくれた推薦文に、
相応しい、応えられるだけの自信が無かった結果だった。

今日まで私は何をしてきたのか、と思った。

そして同時に、
信じて応援してくれている人たちにも、
何も言わずに見守ってくれる大切な人たちにも、
期待を向けてくれている仲間たちにも、
何一つ顔向けできることがない、そう思っていた。

そんな私に、
「サポ隊に参加するという大きな一歩をすでに踏み出しているんだよ。」
彼女はそう言葉を送ってくれた。
友人になった彼女は、そんな気持ちを持っていてくれたのだ。

彼女のそのあたたかい言葉を受け取って、
なんだかもう少しだけ、前に進めそうな気がした。

だけど、
心にかかったモヤは少し晴れたけれど、、
あの頃の私には自信のないことばかりで、
どうしようもなく、自分を見捨ててしまいたくなっていた。

私は、私なんかは、
何者かになりたいと思っていながらも、何者にもなれないと思っていた。
努力という才能さえ、とうの昔に無くしてしまったと思ってしまっていたから。

Xでつぶやくポジティブな言葉で、なんとか心を保っていた。
訳もわからず泣く日々に、見て見ぬふりを続けながら。

価値観を受け入れる

恋人と、パスタをシェアしている夜の出来事だった。

「なんでやりたいことがたくさんあるのに、何も動いていないの?」
向かいの席に座る彼が、唐突に口にした質問。

答えられない私に、彼はこう続ける。
「何か理由があるの?就職するのが最短ルートじゃない?」
少し怒りの混じった口調と、心底不思議そうな声で。

そんな彼を見たのは、それが初めてだった。

早く、答えたい。
だけど、
図星を突かれた私は、止まらない涙で言葉が声にならなかった。

そして、彼にだけは否定されたくなかった。

そんな私に、彼は続ける。
「なんで泣いてるの?言わないと分からないよ、言って。」
文字にすると少し冷たいけれど、
それは彼が私を理解しようと向き合っているからこその言葉で。
彼のそんな直球ドストレートな口調が、いつも私を冷静にさせる。

「私の今までの経験上、就職するってことが合ってないみたい。」
やっと声になった言葉は、それが精一杯で。
次の、彼に否定されないための、言い訳を探そうとしていた時だった。

「そう。それでいいじゃん。僕にはその価値観がなかっただけで、そういう考えもあるんだって思ったよ。」

いつだって彼は、私を全肯定してくれる。

あなたに考えを否定されたくなかった、そう告げると、
「僕は否定しないよ。いつだってそうでしょ?」
そう、この言葉通り。
そんな彼にいつも救われてきた。

『どうして就職しないの?』
『次は何するの?』
『いつまでフラフラしてるんだ?』
『一旦就職してみた方がいいよ!』
そんな周りからの言葉ばかりが頭に残っていた私は、
どんどん追い込まれていて。
全て善意からくるものだからこそ、私には重くて、重くて。

”私”が受け入れられていないような気がして。
そんな現実を受け入れられなくて。

「なんで私はみんなと同じように生きれないんだろう、いつも。」
そうやって、自分自身を責め立ててばかりいた。

彼のように、
周りにはたくさんの愛を持った大切な人たちが、いつだって寄り添ってくれていたのに。
私はそれに気付けずにいた。

「いつも頑張ってるよね!」
「今何やってるんですか?めちゃくちゃ楽しそうですよね!」
「いつでも味方だから。ここから応援してますよ。」
「やりたいことたくさんあるって、いいですね〜!」
「これからもずっと味方だから。忘れないで。」
こんなにも身近に、応援してくれる人で溢れていたのに。

「なんでやりたいことがたくさんあるのに、何も動いていないの?」
彼のその言葉が、私の心の中をぐるぐると駆け巡る。

今、変わらなきゃ。
動き始めなきゃ、何も始まらない。

また少し、モヤが晴れた出来事だった。
私の心はメラメラと燃え始めていた。

いつか

そこからの行動は早かった。
まずは、おかえりコーチングを予約した。
翌週の拠点開放の予約もとった。
その日から、気になったコミュニティイベントにも積極的に参加した。

そしておかえりコーチング当日。
偶然にもその日参加したシーメイトさんは、コーチングを離れていた期間が同程度だった。
そこで「私だけじゃなかった」という不安がひとつ解消された。

作業と発表を繰り返し、イベントが終わった頃には、私の顔はにまにましていた。
いや、通り越してニヤニヤだった気もする。
兎にも角にも、
これから始まるわくわくに、心躍らせていた。

そして翌日、通常コーチングを受けた後、拠点に向かった。

「Imuちゃん・・・?」
偶然にも、Xで交流のあったシーメイトさんにお会いした。
わくわくとキラキラを詰め込んだような、明るくてかわいらしい方だった。
だけどしっかりと軸のある、自立した女性、そんな印象を受けた。

まるで答え合わせをするかのように、色んなお話しをした。
そんな中で、私の胸に突き刺さった言葉があった。

「入会して半年だよ〜」

彼女は、そう言った。

あれ・・・?
あれれ・・・?
入会して、半年・・・?

え、あれ、まって・・・?
私は、「入会してもうすぐ1年」だ。
あれ・・・?

”いつか”自分もこうなりたい!
彼女と話して感じた、素直な感情。
だけど、「入会して半年」この言葉が頭から離れない。

入会して3ヶ月、5ヶ月、半年で業務委託を◯件獲得して、今は〜・・・
イベントでたくさん、目に耳にしてきた単位だった。

私にとっての”いつか”って、いったい”いつ”なんだろうか?

私が本当に欲しかったもの

勢いに任せて私が最初に始めたのは、インタビューライティングだった。
なぜか突然、それまで興味がなかったにも関わらず、本当に急に思い立ったのだ。

どうしても思い立ったその週にインタビューをしたくて、
SNSで、時間の空いている友人を探した。
(※コース内で推奨されている相手の探し方ではありません。ご注意ください。)

快く受けてくれたのは、前職の同期。
同じ境遇を戦い抜いた、戦友であり、海外旅行にまで行った仲だ。
いつもはもう2人を交えて会っていたため、初めて2人で会うのは少しだけ緊張した。

インタビューを終えて、慣れない串あげに感動しながら、
「これからのこと」について、たくさん言葉を交わす。

「Imuと話してると、やる気が出てくる!」

こんな嬉しすぎる言葉をもらったりして、そろそろ帰路に着こうかな。
そんなことを思いながら、お手洗いに向かった時だった。

そこは、あるビルの地下街。
レストラン街のようになっている一角に、そのお店はあった。

あれ、ここって・・・?

ドラァグクイーンの装いをしたおねえさま方が目に入った。
そのようなバーにしては、破格なお値段。
迷う理由は、なかった。

友人を連れて、入店する。
「いらっしゃいませ〜ぇ」
独特な挨拶のイントネーションに、それだけで心躍ってしまう。

バースタイルのそこは、何席かを一緒に接客するようだった。
付かず離れずのような接客を受けながら、そこそこに楽しんでいた。

隣の彼女とお酒をすすめながら、どんどん会話は深くなっていく。
話題が、「現状の仕事」になった時だった。

「どうしたの〜何の話してんのよ〜?」
おねえさまが話に乗ってくる。

「今、私バイトなんですけど、就職しろって周りがうるさくって、」
何ともない、よくある話のように話したつもりだったが、
経験豊富なおねえさまには、全てお見通しだったのかもしれない。

「あら〜、私だってバイトよ?ずぅ〜っと。」

そう、前置きした後、

「バイトだっていいじゃない。安定が欲しくなったら、頑張って正社員になればいいだけよ。」

彼女はそう言った。

きっと、万人には何ともない言葉だろう。
もしかしたら、翌日には忘れている言葉かもしれない。

だけどあの瞬間、私の心にかかるモヤが、全て消え去った。
あぁ、これだったのか。
私の欲しかった言葉は。
私の心が燃え続けているその間もずっと、モヤモヤしていた理由は。

私は、今の仕事に自信を持てなかった。
アルバイトであることも。
その業務内容も。

「無駄な時間」
そう決めつけて、自分の首を絞めていたのは、他でもない自分だった。

「お金を稼ぐために働いてるだけなんでしょう?じゃあ、それでいいじゃない。」
彼女は、あの私が欲しかった言葉の後に、そう続けた。

これでいいんだ。
少しだけ、今の仕事が好きになった。
もう少しだけ、続けてみようなんて気持ちになったりもした。

ありがとう、おねえさま。

「一人でいい」と思っていた私が、
「みんながいて良かった」と思えるようになったのは


私は、10期朝活コミュニティのサポ隊の一員だ。

朝が苦手な私が、朝活を定着させたい。
という建前と、
CPの雰囲気に一目惚れしました。
という本音を持って、飛び込んだ場所。

結果的に、私のロールモデルたちを見つけた場所である。

嬉しいことがあれば、
真っ先に報告したい相手が、彼女たちである事も。
悲しいことがあれば、
彼女たちに会いたくて、朝もく会に参加していたことも。

こんな想いを抱く存在になるとは思っていなかったあの時に、
直感と、CPに応募できなかった後悔で飛び込んだ、私を褒め称えたい。
(いや、建前どこいったん!というツッコミは心の中でお願いします。笑)

彼女たちに出会って、彼女たちのようになりたい、と思った。
お世辞ではなく、心から。
彼女らの中にある、芯の強さに憧れていた。
自分の進みたい道を選び進む彼女たちのように、私も足を一歩前に進めたいと。

「なりたい理想の環境に身を置くことが、成功への近道だ」
そんな言葉がよく耳に届くことが増えた。

「変われない自分」と一緒にいるだけでは、何も”変わらない”。
彼女たちと4ヶ月間過ごしたからこそ、このことに気づくことができた。

そして、
シーメイトさんのあたたかさと強かさ。
他人事も自分事のように全肯定、全力応援するマインド。
これも、朝活コミュニティを通して、触れることができた。

これが、
「一人でいい」と思っていた私が、
「みんながいて良かった」と思えるようになった所以だ。

ここまで来てやっと、本当の意味で、あの時推薦文を書いてくれた彼女の言葉の意味を理解することができた気がした。

「サポ隊に参加するという大きな一歩をすでに踏み出しているんだよ。」

やっと飲み込めた言葉を、大切に、大切に胸に掲げていく。

ちなみに、
「朝活の定着」は、ラスト1ヶ月の間に達成しました。
ご安心を☺️笑

これからのこと

何かを成し遂げるには、「一歩ずつ」進んでいくしかない。
突然、
今まで関わりのなかった何かをできるようになることは、ない。

こんな当たり前のことに気づいたのも、
これまで関わってくださったシーメイトさんや、
私の周りにいる、私を大切にしてくれる人たちのおかげだ。

最近、
「Xの投稿見てました!」
ありがたいことに、そんな言葉をいただいた。

0から始めたXも、100人以上のシーメイトさんに出会うことができた。

だけど、
もっともっとたくさんの「シーメイトさん」が世界中にいる。

これからもそんな彼女たちに会いたくて、
これから2つ、始めることがある。

まだ、ここに書くことはできないけれども。

また、新しい季節が来る。
やりたいことが、まだまだたくさんある。
挑戦したい夢が、どんどん溢れてくる。

人生が、こんなにもわくわくしたことなんて、あっただろうか。

課題も、不安も、背負うものも、一つも減ったわけではなけれど、
それでもわくわくしている。

今が、最高に楽しいんだ。

今、活躍している、夢を叶えている人たちも、
きっとたくさんの悔しさや苦悩と戦ってきたはずで。

私はそれを想像するしかできないけれど、
”それ”に私なりに耳を傾けて、一緒に戦いたいと思ったりもする。

これから、どんな壁が待っているのだろうか?
これから、どんな言葉を紡げるようになるだろうか?
これから、どんな想いを届けることができるようになるだろうか?

「変わりたい」そう思えた勇気に、
あと少しだけ勇気を足して、「一歩」に変えてみる。

憧れだけで終わらないために、
私は、今日もPCを開く。
憧れのその先の、”いつか”の私に会いにいくために。

Imu☺︎

p.s.
想いの竹を一心不乱に書き留めました。
後日、修正なんかしちゃったり、しなかったりしたいと思います🫶
ご清聴ありがとうございました!

今日も、あなたにとって素敵な一日となりますように☺︎

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