ゴーストオブツシマの所感

お侍様の戦い方じゃない…

皆さんご存じ(?)ゴーストオブツシマ三大名言の一つだ。そしてこのゲームを買おうと思ったきっかけのひとつだったりする。PVで見たとき、このゲームは良作に違いない!と思い、予約して届いた当日からまったりと対馬を救ってきた。圧倒的な作りこみ、とても愛を感じる作品だった。

ゲーム性は自由度が高く、プレイヤーにその攻略がゆだねられている感じだ。闇討、いわゆるアサシンプレイはこのゲームの本質ではないため、一般的な仕上がりとなっている。しかし殺陣におけるこだわりは素晴らしく、アクションゲームにターゲットがないという、一見するとバランスが壊れそうなシステムが世界観に非常にマッチしており、なおかつ快適にプレイできるな精密な作りになっている。具体的に言うと、攻撃をしているときは、ほかの敵が割り込んでこないのだ。これは時代劇の見せ方の一つであり、ターゲットがなくても快適にプレイできる所以でもある。時代劇を踏襲したというこの作品のリスペクトを感じた。また面白い取り組みとして、このゲームはマップの案内を風の吹く方向で示している。目立たないが分かりやすい、またく新しいシステムには驚かされた。

グラフィックスは非常に素晴らしく、まるで対馬を観光しているような感覚を覚えるだろう。それもそのはず、このゲームはフォトモードが存在し、対馬の美麗な風景を主人公、境井仁とともに切り取ることができるのだ。しかもこのモード、ただ切り取るだけでなく角度やエフェクト、天候から時間まで指定できるので、お気に入りの一枚を収めるだけでも多くの時間を費やすことになるだろう。

サウンドも非常に素晴らしい。戦闘におけるBGMは緊迫感があり、逆に秘湯につかるときは穏やかに、状況に見合った素晴らしい音楽がつけられている。特に印象に残っているのは、主人公が最初に刀を手に入れたとき、すごく冒頭の場面だが、この瞬間は映像の見せ方もさることながら、BGM内の三味線の音が圧倒的な迫力をのぞかせている。これから攻撃に転じる主人公の殺意がはっきりと伝わった。

周回要素こそないものの、豊富なサブクエストやコレクター要素、それこそフォト要素で写真を撮るのもいいかもしれない。

なにより、時代劇や日本の歴史に対する愛を感じた。作りこみがすごいのだ。癖になるフレーバーもある。やはり日本人は刀だよ刀

今度リスペクト元の7人の侍を見るのもいいかもしれない。アマプラにでねぇかなぁ


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