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day06 優雅な休日、に見える空間(帝国ホテルライフ)


今日は休日。
毎月通っている足揉みの先生が、帝国ホテルに住んでるなら喜んで出張してくれる、というので、彼女にとっては初の出張足揉み。
あたしにとってはこの部屋に住んで初のお客さまだ。

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(朝ごはんは昨晩キッシュと一緒に買った、春秋 ツギハギの
 ・ブルーベリーのシフォンケーキ (350円だったかな))

9:30には身支度を済ませ、あとの30分は足揉み後にいつも白湯を飲むので電気ケトルで湯を沸かしたり、足揉み前に入る足湯の代わりに、お風呂にお湯を溜めたり、ベッドを施術台として使ってもらうために、完璧ベッドメイキングがされている上掛けを、マットレスからひっぺがしたりと、先生をお迎えする準備に使った。

10時にエントランスで待ち合わせ、圧倒的な帝国ホテル感☆に少し興奮気味の彼女を連れて、部屋に招く。

ひとしきり部屋を案内した後に、足湯(お風呂)を使い、ベッドに移動して施術開始だ。

部屋には普段使ってるウォークマン(いままだこれ使ってるお仲間いるかなあ? 気に入ってるし、まだ使えるので現役のNW-E505)にトランスミッターとBluetoothスピーカーを繋げて、音楽を薄く流している。

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窓のカーテンは開け放ち、明るく陽光の射すホテルの部屋で好きな音楽を流しながら、足揉みマッサージを受ける休日。

ああ、なんて優雅な空間…!!

しかし、本当に優雅なのは最初の数分だけ。そこから先は痛みに耐えるいつも通りの足揉みだ。
楽しく会話をしながらも、時折
「いたたたた、いたいー!」
と訴えても、毎度先生は、「はーい、痛いですよねー」と言うだけなのだ。痛いのに。

もともと、人間ドックで内臓の異常が見つかり、そのために頼って通い始めた足揉みなので、「マッサージ」じゃない。「施術」。

それでも、この空間を俯瞰で見れば、間違いなく優雅な休日だよ。
そしてそれに満足するあたし。
先生も楽しそう。
でも実際は痛いのね。

最近の食生活の話をしたら、胃の反射区(ツボ)をさらに強く揉んでくれた。

11:30ごろに痛かった施術を終え、窓際に置いたテーブルで、眼下にビル群を眺めながらティーカップに入れた白湯を2人で飲む。
白湯でも優雅。
楽しい。

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2人でにこにこと白湯を飲みながら、先ほどあたしから誘ったランチに、どこに行こうかと話し合う。

12時になったのを合図に、ランチ場所を探しに外に出た。
相変わらず陽射しは殺人的だ。
帝国ホテルからは目と鼻の先、東京宝塚劇場の目の前、MUJI CAFEに落ち着くことにする。

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劇場がいくつかあるので、公演によっては混むのだろうが、今日はあまり待たずに入ることができてよかった。

頼んだのは、選べるメインと3品デリセット(1,100円)。
そのうちあたしはこれをチョイス。
・鶏肉とれんこんの豆腐ハンバーグ(メイン)
・キャベツとゆで卵のシーザーサラダ
・しらすときゅうりの梅サラダ
・ミルクくずもち 黒みつきなこ
  ・とうもろこし炊き込みごはん
  ・味噌汁

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美味しい、そして胃に優しい。
口の横にできものができてる今のあたしに必要なランチだよ。
食べものだけじゃなくて、日比谷界隈でテイクアウト疲れしてきてる心にも優しい時間だった。

食べ終えて、日比谷の駅までお送りして別れ、ホテルに戻る。
ロビーラウンジでお茶でも、と思ったが、満席だったので諦めて部屋まで戻った。

サービスアパートメントの住人は、ロビーラウンジで紅茶・コーヒーが自由に飲めるサービスがついているのだ。
どこかのタイミングで、と思っているが、今のところまだそのタイミングがやってこない。

部屋に戻り、まだまだ明るい午後の光の中でジャズをかけたりしながら少し片づけをして、このブログを書きながら、ちょっとだけ昼寝をする。
優雅だ。
ちょっと寝ちゃったけど、お昼寝するのすらもったいないと思ってしまうな。

夜はまた約束があったので、少し余裕をもって6時すぎに部屋を出て、ホテル内を少し歩く。
方向オンチが極まっているようで、いまだにこのホテルの構造が分かってない。この建物を出るのに、毎回 正面玄関を通らなくても出入りができるはずだと思うのだが、それが分からなかったのと、1階に降りるのに、エントランスから堂々と延びる赤絨毯の敷かれた階段を毎回使わずとも、もっと目立たずに効率よく昇降もできるのではないか、というのがあれば知りたかったのだ。
だって、こんなフツーの恰好した人間が、「あの」帝国ホテルの「あの」立派な階段を上り下りしてるのがだんだん申し訳なくなってきてさあ。

結果、時間制限があるので、あたしが会社に行くような時間だと、やはり正面を通るしかないようだ。赤絨毯の階段も、遠回りをするかエレベータを使えば回避はできるが、そこが一番近いルートなのは結局間違いがないらしい。

とりあえず研究結果に納得して、待ち合わせ場所の有楽町マリオンに向かう。この有楽町・日比谷界隈も、ここ数日で歩いたがいまだに構造が分からない。けど、部屋の窓から、マリオンに向かう近道は見つけた。

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友人と待ち合わせ、ここから東銀座までてくてくと歩く。
この時間になると、蒸してはいるが日差しも弱まってきて歩きやすい。
それに、この時間でもまだ明るいなあ。歩く方向に白い月が見えてきている。

7時に予約したのは、クラッティーニ(Crattini/東銀座)。
友人との間で前から話に出ていた、桃のパスタを食べるのが目的だ。

その前に、桃のフリット。
すごい、桃が揚げてある!

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フランス産のノンアルコールのスパークリングも、味もいいが見た目に素晴らしい。
そして食べてみたかった、冷たい桃のスパゲッティーニ (2,200円)!

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美味しい。
桃は完全に熟れる前とはいえ、もっと青いのを使うのかと思ってたけど、ちゃんと甘くなっているし思ったより硬くない。塩をふってあって、ちゃんと「料理」になっているのだ。
中のパスタは、赤いのは桃じゃなくておそらくトマトで、これがまた酸味と塩味がちょうどいいバランス。
甘さというよりも、全体的には「爽やかさ」が最後に残る。

しかし、店に入ったのが7時なので、話しながら食べているとすぐ閉店時間の8時になってしまう。空いた皿が1枚出るたびにすぐに下げてくれる様子から察するものもあり、食べ終えた後はゆっくりすることもなく店を辞した。
それでも、食べたかったものは食べることができたので大満足で有楽町まで歩き、駅でお別れ。

今日もいい一日でした。
この時間なので、やっぱり正面玄関からホテルに入り、部屋まで戻ります。