見出し画像

ぼるレポ! #3 (10/11~10/17)

☆前回


入賞デッキ一覧

☆優勝デッキ

・赤単我我我 3

・ダークネスコントロール 2

・赤白閃 

・ジョー星ゼロルピア


☆ベスト4以上

画像1

非常に複雑なメタゲームが展開されることとなった今週。個人的現環境5強と定義している【ダークネスコントロール】、【赤単我我我】、【赤白閃】、【リースRX】、【ジョー星ゼロルピア】だが、今週はそれぞれのデッキの特性が色濃く出る結果となった。


まず、今週を語る上で欠かせないのが【赤単我我我】。先週【ダークネスコントロール】対面にやや不安が残ると指摘したが、もしかすると環境内屈指のプレイ難度を誇る【赤単我我我】というデッキに使用者が追い付けていなかっただけなのかもしれない。今週はしっかりと勝ち越しを決め、堂々の優勝数トップを飾ることとなった。とはいえ要因は他にも存在するため、注目デッキの項で詳しく解説する。


そんな【赤単我我我】を食い散らかしたのが【赤白閃】。対赤単勝率7割超えを記録し、入賞数は単独のトップ。しかし、実は今週このデッキは【ダークネスコントロール】に負け越しており…。


【ジョー星ゼロルピア】は《とこしえの超人》を起用し、対【ダークネスコントロール】へと本格的に動き出す。結果見事【ダークネスコントロール】に勝ち越したものの、その代償はあまりにも大きい。

VS赤単我我我&赤白閃、総合戦績5勝23敗…


【リースRX】は先週も指摘した通りこれといって有利な対面がおらず、案の定散々な結果に。それでもデッキパワーの暴力で、波に乗った日は入賞するという非常に厄介なポジションとなった。


相変わらず【ダークネスコントロール】を中心としたメタゲームが展開されているが、環境が先鋭化されたことにより対【ダークネス】を意識したデッキしか残っていないのも事実。新弾発売も間近に迫る中、果たしてダークネスはアグロ2組の攻撃を捌ききれるのか注目が集まるポイントだろう。


注目デッキ


☆ダークネスコントロール (入賞数6、優勝2回)

画像2

ここ最近の【ダークネスコントロール】において採用がテンプレとなっている《サイバーダイス・ベガス》だが、元々このデッキにベガス用のカードが標準搭載されている訳ではなく、別途でコスト7以下の呪文を用意する必要がある。


これまでは《知識と流転と時空の決断》や《ドンドン火噴くナウ》が採用されていた枠だが、最近注目が集まっているのが《超次元ジェイシーエイ・ホール》だ。

画像3


他の受け札と比べた際の下面の強みは盤面にコマンドを置けることで、返しのターン盤面処理に使うマナを節約できる点が挙げられるだろう。その分のマナをハンデスやリソース確保に充てることで安定した受けを実現可能となる。

また、《激浪のリュウセイ・スプラッシュ》のプリン効果によって《我我我ガイアール・ブランド》を除去せずに止められるというのも見逃せない。


そして何より、このカードを語る上で見逃せないのが上面の存在。【赤白閃】というデッキがハンデスを掻い潜りながらこれを突破するのは至難の業であるというのは想像に難くないだろう。

何も最速3ターン目に建てるのが全てという訳ではなく、相手の第一陣を凌ぎきったあとにスッと添えてあげるだけでも突破の要求値が飛躍的に上昇する。今週の【赤白閃】に対する勝ち越しの一因をこのカードが担っていたというのは間違いないだろう。


一方で決して万能カードという訳ではなく、カードパワーは低いためミラーや【ジョー星ゼロルピア】対面では基本的に足手まといとなる。高々数枚と思うかもしれないが、ハンデスを用いるこれらのデッキを相手取る際にはほんの少しの腐り札が勝敗を分けるケースも往々にして存在する。


【ダークネスコントロール】自身が最大母数となっている現状、ミラーマッチを軽視することは難しい。とはいえ【赤白閃】に勝てるというのはそれだけ魅力的であるというのも事実なため、今後も選択肢の1つとして残り続けるだろう。

どちらかと言えば【ダークネスコントロール】サイドよりも【赤白閃】サイドが考えることが1つ増えたかなという印象。



☆赤単我我我 (入賞数5、優勝3回)

画像4

凄まじい突破力で一躍台風の目となった【赤単我我我】。アグロデッキの宿命としてトリガーの踏み方に依存してしまうためどうしても日によって勝率が安定しづらいものの、そのデメリットを受け入れるだけの価値があるというのは今週の結果を見れば明らかと言えるだろう。


構築に関してそこまで大きな変化は見られないが、《GIRIGIRI・チクタック》の枚数を削り《斬斬人形コダマンマ GS》を採用したタイプがチラホラ見られた点には触れておきたい。

画像5

GS能力…に期待するのは流石に《チクタック》を抜いてまですることではないので、専ら【ダークネスコントロール】意識のチューンと言えるだろう。とこしえの有無によって出力にムラが出がちな《チクタック》よりも安定感のある立ち回りを実現しやすい。


更には最近になって、よりビートジョッキーによせて《BAKUOOON <5000GT.Star>》を組み込んだ突破力重視のタイプも頭角を現しつつある。

画像6

こちらは調査不足だが、上手くハマれば【5Cコントロール】や【赤白閃】等の不利対面をも突破する可能性を秘めているのではと中々期待が持てるタイプとなっている。


かつての貪欲に3キルを目指す赤単と違い、現在の【赤単我我我】はキルターンをメタカードで調整出来るためカスタマイズ性が高く、多少の環境の変化には適合してしまえる非常に強力なデッキタイプと言える。例えば新弾で登場する《“逆悪襲”ブランド》は《我我我》や《罰怒》との相性があまり良くないため一概に標準搭載となるかは怪しいところだが、トップドローからの破壊力は随一なカードであるため【ダークネスコントロール】をより強く意識するなら選択肢になるのではないだろうか。



メタゲーム予想

・週前半に関しては先に述べた通りアグロVSダークネスの構図が保たれると予想しているが、問題は新弾が解禁される週後半。

強力なカードが目白押しなDMEX-17だが、中でも《流星のガイアッシュ・カイザー》は【ダークネスコントロール】、【ジョー星ゼロルピア】への対抗策として活躍が期待できる存在だろう。ハンデス目的にGR召喚を行うこれらのデッキにとって2ドロー持ちの2打点が0コストで着地するという事象はそれだけでゲームを決めかねない程強力なもの。

採用が検討出来るデッキタイプとしては、筆頭として【リースRX】や【シータRX】。次点で【5Cコントロール】が挙げられるだろう。


一方で【赤単我我我】は《チクタック》以外に《ガイアッシュ・カイザー》の影響を受けず、プレイによって容易にケアが可能。

《ガイアッシュ・カイザー》が投入され得るデッキタイプの内【5Cコントロール】以外に有利がついているのも大きく、新弾発売後も安定した活躍が見込めるのではと考えている。


(余談ですが、DMvault大会では新弾発売の1日前、つまり金曜日から新弾カードの使用が可能というのが通例となっています。

週末の大会参加を予定している方は新弾前の予習としてvault大会を見学していくのがオススメです!)





☆オマケ

今回も勝敗を一通りまとめておきます。(3試合以上行ったものに限る)

流石に有利不利を測るサンプルとしては些か情報不足ですが、何かの参考くらいにはなるかもしれません。

手動計測なのでもしかしたらズレあるかもしれません、予めご容赦ください。


・ダークネスコントロール

VSリースRX 13勝7敗

VS赤単我我我 6勝10敗

VS赤白閃 9勝5敗

VS5Cグレンモルト 8勝4敗

VSシータRX 5勝3敗

VSジョー星ゼロルピア 2勝5敗

VSシータNEXT 3勝0敗

VS赤緑ボルシャック 1勝2敗

VSラッカ鬼羅.Star 1勝2敗

VS赤緑RX 1勝2敗



・赤白閃

VS赤単我我我 10勝4敗

VSダークネスコントロール 5勝9敗

VSジョー星ゼロルピア 10勝3敗

VSリースRX 8勝3敗

VSシータRX 3勝1敗

VS5Cグレンモルト 1勝3敗

VS5Cヒャクメベン 1勝2敗



・赤単我我我

VSアナカラーダークネス 10勝6敗

VSジョー星ゼロルピア 13勝2敗

VS赤白閃 4勝10敗

VSリースRX 3勝3敗

VS5Cヒャクメベン 3勝1敗

VS星龍ベンゾ 1勝3敗

VS赤緑ボルシャック 3勝0敗

VS5Cグレンモルト 0勝3敗



・ジョー星ゼロルピア

VS赤単我我我 2勝13敗

VS赤白閃 3勝10敗

VSリースRX 4勝7敗

VSダークネスコントロール 5勝2敗

VS5Cグレンモルト 5勝1敗



・リースRX

VSダークネスコントロール 7勝13敗

VS赤白閃 3勝8敗

VSジョー星ゼロルピア 7勝4敗

VS赤単我我我 3勝3敗

VS5Cヒャクメベン 4勝2敗

VS5Cグレンモルト 3勝0敗

VS赤緑RX 2勝1敗


→参戦数、勝率等より詳しくはこちら!




☆次回


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?