見出し画像

ぼるレポ! #2 (10/4~10/10)

☆前回


入賞デッキ一覧

☆優勝デッキ

・赤白閃 2

・リースRX 2

・0Cコントロール

・5Cヒャクメベン

・ジョー星ゼロルピア


☆ベスト4以上

画像1


【赤単我我我】、【ジョー星ゼロルピア】、【5Cヒャクメベン】の三竦みが展開されるという筆者の予想は大きく外れることとなった。


各種【5Cコントロール】は大敗を喫することとなり、代わりに【ダークネスコントロール】が大躍進。非常に高いスコアで環境の中心に鎮座することとなった。


アグロ枠は【赤単我我我】と【赤白閃】の激しい鬩ぎ合いとなっているが、入賞数にこそ差はないものの対【ダークネスコントロール】の勝率に関しては大きく水を開けられる結果となっている。

(赤単我我我VSダークネス 勝率36%

 赤白閃VSダークネス 勝率63% となっている)

直接対決の相性も含め、現状では赤白閃がやや優勢と言ったところか。


注目デッキ

今回は特に好成績を収めた【ダークネスコントロール】、【赤白閃】、【リースRX】を中心に解説する。


ダークネスコントロール (入賞数6)

画像2

優勝こそ逃しているものの、圧巻の入賞数6を記録。前回の赤白閃のように前半か後半どちらかに入賞が集中しているといったこともなく、毎日バランスよく勝ち抜いている印象。


構築に関しては、《サイバーダイス・ベガス》入りが主流。これは受けトリガー、置きドロソとしての役割は勿論、対【ジョー星ゼロルピア】の役割も担っている。

《ダークネス》と《とこしえ》で相手のハンドを絞ってあげて6マナからのダイレクトインを咎めつつ、痺れを切らして展開してきた《ジョー星》を即座に剥がすというトライアングルで【ジョー星ゼロルピア】を抑え込む。【5Cヒャクメベン】で用いられていたアプローチだが、【ダークネスコントロール】もこれを取り入れている。


益々コンセプトが似てきつつある両デッキだが、勝率を見てみれば雲泥の差。こと今週に関して言えばこのデッキが【5Cヒャクメベン】の上位デッキとして君臨していたのは誰の目にも明らかと言えるだろう。

このまま【ダークネス】側がコントロール界頂点の座を欲しいがままにするのか、或いは【5C】側が何かしらの反撃に打って出るのか。今シーズンの見所の1つと言えるだろう、来週からも目を離さないようにしたい。


→ダークネスコントロールについて詳しくはこちら




☆赤白閃 (入賞数4 優勝2回)

画像3

どちらかと言えば、【赤単我我我】の母数が伸びていた今週は単に使用しやすかったのかなといった印象。それを裏付けるかのように、上位入賞リストには《ミクセル》のかさ増しとして《天翼 クリティブ-1》の採用が散見された。

また、受け札の殆どがG・ストライクで構成されている【ダークネスコントロール】に対して、何かと【赤白閃】の方が攻め込みやすい。《サイバーダイス・ベガス》の採用に伴い《オニカマス》の採用がほぼ消滅したのも大きいだろう。


【赤単我我我】の通りが良いということは必然的にこのデッキも通りが良いということであり、尚且つ直接対決は有利寄りと、【5C】にとっての【ダークネス】のようにこちらも【赤単我我我】の頭を悩ます存在となっている。《テスタロッサ》や《オニカマス》等の、明確に【赤白閃】にとって面倒なメタカードが出てくるまではこちら優位の状況が続くかもしれない。



☆リースRX (入賞数5、優勝2回)

画像4

今週の問題児。パッと見では何故こんなに勝てたのかよくわからない。


なんだかんだデッキパワーそのものは環境でも随一のものであり、《メンデルスゾーン》の調子が良ければ勝ててしまうというのは事実。

とはいえ今週の【リースRX】が運に恵まれていただけと結論付けてしまうのは早計というもの。勝因として考えられるものを分析していこう。


まず1つ、上記2デッキの躍進が大きい。

・刻んで殴ると《ヒャクメ-4》を踏んでしまって即死、かといってワンショットを狙おうにも《S・S・S》によって阻まれてしまう【5Cヒャクメベン】

・《カツキング》1枚程度であれば楽々突破してくる【赤単我我我】


と比べると、


・なんだかんだ攻撃自体は通る【ダークネスコントロール】

・《ミクセル》にさえ気をつければ比較的カウンターが通りやすい【赤白閃】


の方がまだ戦いやすい。追い風というよりは、向かい風が弱まったといったところか。



そしてもう1つ、対【ダークネスコントロール】を意識したチューニング。

入賞リストに目を向けてみると、《マクスカルゴ・トラップ》や《ボルシャック・サイバーエクス》といった単独での突破力が高いカードの採用が目立つ。完全ロックは困難な【ダークネスコントロール】に対してトップゲーを仕掛けやすく、理に適ったチョイスと言える。


最初見た時は何故入賞数が伸びているかわからなかった【リースRX】だが、こうして紐解いていけば様々な要因から入賞に向けた下地が固まってきていたことがわかるだろう。



メタゲーム予想

・今週はそこまで目立った結果を残せなかった【ジョー星ゼロルピア】だが、無理にアグロに対抗しようとせずに対コントロールを意識したチューニングを行えばまだまだチャンスはあると考えている。

早い話が《セガーレ》を《とこしえ》に戻して【ダークネスコントロール】に抗う構築には可能性があるのではないかと。


…なんて言っていたら、本当に【とこしえ入りジョー星】が日曜日優勝してしまった。間違いなく今週の注目デッキの1つだろう。



・《キャンベロ <レッゾ.Star>》の通りが尋常じゃないことになっている。これまでは殴っても結局盾や1枚の《グレンモルト》で粉砕されてしまう【5C】によって厳しい立場に追いやられていたが、【5C】が環境落ちとなった現代では十分な活躍が期待出来るだろう。(こちらも既に【シータRX】での入賞が確認されている。)









☆オマケ

注目デッキに取り上げたデッキタイプの勝敗をまとめてみました。(3試合以上行ったもの限る)

流石に有利不利を測るサンプルとしては些か情報不足ですが、何かの参考くらいにはなるかもしれません。

手動計測なのでもしかしたらズレあるかもしれません、予めご容赦ください。


・ダークネスコントロール

VSリースRX 10勝7敗

VS赤白閃 4勝7敗

VS赤単我我我 7勝4敗

VSジョー星ゼロルピア 3勝5敗 (日曜日にとこしえ入りジョー星が暴れてなんとか勝ち越し)

VS5Cヒャクメベン 4勝1敗

VS5Cグレンモルト 4勝0敗

VSモモキングダム退化 1勝2敗 (実は負け越してる、おもろい)

VS墓地退化 1勝2敗 (バイケンで作戦勝ちが印象的だったり)

VS赤緑ボルシャック 1勝2敗


・赤白閃

VSダークネスコントロール 7勝4敗

VSジョー星ゼロルピア 6勝1敗 (セガーレとか関係なかったらしい)

VS5Cヒャクメベン 4勝3敗

VSリースRX 2勝5敗

VSモモキングダム退化 5勝0敗

VS赤単我我我 2勝2敗 (赤白閃有利寄りではあると思うけど、そこまでボロ勝ち出来るわけでもない)


・リースRX

VSダークネスコントロール 7勝10敗 (ちなみに週前半までは0-5とかだった。後半頑張ってました。)

VS赤白閃 5勝2敗

VS赤単我我我 4勝2敗

VSジョー星ゼロルピア 3勝3敗

VSキューブロマノグリラ 1勝2敗

VSシータRX 0勝3敗(1日で3タテされた)




☆次回


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?