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ぼるレポ!#6 (11/1~11/7)

☆前回



入賞デッキ一覧

☆優勝デッキ

・ジョー星ゼロルピア 2

・シータRX

・赤青ギャラクシー

・ダークネスコントロール

・4Cガイアッシュ覇道

・ラッカ天門


☆ベスト4以上

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大混戦となった今週大会だが、最終的には【ジョー星ゼロルピア】が勝ち越す結果となった。

これは単に【ジョー星ゼロルピア】が優れすぎていたという訳ではなく、《カクシレシピ》を投入した【シータRX】や、受け札を厚く採られた【4Cガイアッシュ覇道】の流行により、アグロデッキ達が一時的に姿を消したのが要因として大きい。元より《とこしえ》入り【ジョー星ゼロルピア】は【ダークネスコントロール】を攻略している傾向にあったため、不利対面が数を減らしたとあればこの結果も納得と言える。


【4Cガイアッシュ覇道】は入賞数だけ見れば上位クラスではあるものの、勝率を見てみると環境デッキとの対面では負け越しているケースが多い。まとまった母数で入賞数を稼いでいる節もあり、こと今週に関しては負けデッキに分類されるだろう。



アグロ系からは新たに【赤青ギャラクシー】が参戦。とにかく爆発力が高く、ハンドが整った際の(良い意味で)【モモキングダム退化】等を彷彿とさせる押し付け性能は非常に魅力的。

《とこしえ》が重い関係上残念ながら【ダークネスコントロール】には負け越す結果となったが、成立してから日が浅くまだまだ発展の余地は十分に残されている。《我我我ガイアール・ブランド》を搭載した型も登場しており、今後とも目が離せないデッキタイプだろう。


→赤青ギャラクシーについてはこちら


逆に、入賞こそ見られなかったものの密かに活躍を見せていたのが【零龍速攻】。

試行回数こそ少ないものの、【ダークネスコントロール】に勝ち越していたというのは注目しておきたいポイント。先週までの結果からもわかる通り【ダークネスコントロール】は見た目以上にアグロに強く、これに勝ち越しているというのはそれだけで評価点と言える。


→零龍速攻についてはこちら


従来通りの【赤単我我我】や【赤白閃】、更に【赤黒邪王門】まで参戦しかつてない程層が厚いアグロ界隈だが、その中でこれらのデッキがどれだけの活躍を見せるか注目が集まるポイントだろう。


DMEX-17のカード達が本格的に環境へ乗り込み他のデッキ達が対応に追われている中、ある意味最も影響を受けづらい【ジョー星ゼロルピア】が安定して勝ち星を稼ぐ形となった11月第1週目。#1以来のジョー星VSアグロVS受けコントロールの構図がまたしても展開されることとなるのだろうか。



注目デッキ

普段であればその週で活躍した注目のデッキタイプを解説する本項だが、今週は逆にイマイチ奮わなかったデッキタイプとして【シータRX】を紹介する。

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イマイチ奮わなかった、とは述べたものの別にそこまで負けていた訳ではない。入賞数は2位タイを記録しており、【ダークネスコントロール】にも一応勝ち越している。


では何が問題なのか。トレーナーカードを見てわかる通り、【シータRX】はオリジナルと同じく《ガイアッシュ・カイザー》を搭載した型が流行を見せている。実はここが最大の罠。


《ガイアッシュ・カイザー》の採用理由は言わずもがなミラーマッチ意識。【シータRX】は今やトップメタの一角とも言えるためミラーマッチを意識するのも当然の流れと言えるだろう。

しかし再三触れてきた通り【シータRX】は自身のパワーでこの座に上り詰めた訳ではなく、あくまでメタデッキの括りである。ましてや《ガイアッシュ・カイザー》を投入するために抜かれたのは、デッキの中核を担っていた《バジュラ.Star》。


当然自分から動く力が大きく弱まってしまい、【ダークネスコントロール】に捕まりやすくなったり【ジョー星ゼロルピア】に継続的なロックをかけられなくなったりと、勝つことは出来ても危うい試合展開がどうしても増えてしまっている印象。これが今週後一歩勝ちきれなかった理由ではないかと推測している。


ある意味【シータRX】は面倒な爆弾を抱えてしまったと言えるだろう。《ガイアッシュ・カイザー》を積まなければミラーで一方的に負けてしまい、かといって積めば本来のデッキの役割を果たしづらくなってしまう。

立ち位置そのものは悪くないのだが、不利対面の【4Cガイアッシュ覇道】が流行っていることも含め少々タイミングを選ぶデッキになってしまったのかもしれない。そういう意味ではメタデッキらしいが。




メタゲーム予想

・【ジョー星ゼロルピア】が勝ち星を稼いでいるということで、注目したいのはやはりアグロデッキ。個人的には、ケアできるトリガーの種類が多い下記2種類に注目したい。

まず1つ目は【赤単我我我】。最近数を減らしつつあるこのデッキだが、実は今週に関しては【4Cガイアッシュ覇道】に普通に勝ち越せてしまっているほど通りが良い。

《我我我ガイアール・ブランド》の圧倒的貫通力も去ることながら、何より《“逆悪襲”ブランド》の活躍に期待したい。トップ解決力を大きく高めてくれるこのカードが【ダークネスコントロール】に有効なのは最早自明だろう。


2つ目は【赤黒邪王門】。なんといってもこのデッキの魅力は他のアグロ系に比べて圧倒的に《単騎連射 マグナム》をゲームに絡ませやすい点。【シータRX】の《カクシレシピ》や【4Cガイアッシュ覇道】の《ロージア》に《カツキング》と現環境の受け札はクリーチャーに寄っており、上手くハマればこれらを完全に無視して攻撃出来るというのは大きなアドバンテージと言える。

構築に関してはオリジナルのままでも十分戦えるだろうが、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》から踏み倒せる《“極限駆雷”ブランド》や、イマイチ美味しくない盾1枚の状況でも火力を引き出せる《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》等、数は多くないが採用圏内のカードも存在している。これらを組み込んでアドバンス用にチューンしてみるのも一興だろう。






☆オマケ

星、ダークネス、4C覇道について勝敗を一通りまとめておきます。(3試合以上行ったものに限る)

流石に有利不利を測るサンプルとしては些か情報不足ですが、何かの参考くらいにはなるかもしれません。

手動計測なのでもしかしたらズレあるかもしれません、予めご容赦ください。


・ジョー星ゼロルピア

VSダークネスコントロール 7勝4敗

VS4Cガイアッシュ覇道 6勝2敗

VSリースRX 5勝1敗

VS赤青ギャラクシー 1勝5敗

VSシータRX 2勝2敗

VS5Cドラサイ 3勝0敗

VS赤黒邪王門 0勝3敗


・4Cガイアッシュ覇道

VSダークネスコントロール 5勝6敗

VSジョー星ゼロルピア 2勝6敗

VSリースRX 5勝0敗(なんでだよ)

VS赤単我我我 1勝4敗

VS5Cドラサイ 3勝0敗(なんでだよ)


・ダークネスコントロール

VSガイアッシュ覇道 6勝5敗

VSシータRX 4勝7敗

VSジョー星ゼロルピア 4勝7敗

VS5Cドラサイ 4勝2敗

VS赤単我我我 4勝2敗

VS赤青ギャラクシー 4勝1敗

VS零龍速攻 2勝3敗

VSリースRX 1勝4敗(なんでだよ)

VS4Cレッドギラゾーン 2勝1敗



☆次回


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