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ぼるレポ! #9 (11/22~11/28)

☆前回



入賞デッキ一覧

☆優勝デッキ

・墓地退化 2

・赤青ギャラクシー

・赤単我我我

・赤黒閃

・ダークネスコントロール

・ガイアッシュ覇道


☆ベスト4以上

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入賞数トップは【赤単我我我】、だが。最早それどころではない。


週前半では空気と化していた【赤青ギャラクシー】が突如として覚醒。26日からまさかの3日連続入賞を果たし、完全に環境の中心に。


彗星の如く現れた【赤青ギャラクシー】に完全に対応が遅れており、遂に最終日には2人がベスト4に進出。

そんな彼を止めたのは…?


注目デッキ

☆赤青ギャラクシー (入賞数4、優勝1回)

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一躍台風の目となった今週の勝ち組。まず間違いなく、今後のアドバンス環境を定義するデッキとなるだろう。


「対戦よろしくお願いします。《ピットデル》召喚します。水のカード2枚捨てます。手札1枚なので《“逆悪襲”ブランド》を1コストで召喚します。ターン終了時、《手札の儀》の効果解決します。GR召喚します」

※因みに後攻だと《“逆悪襲”ブランド》の枠が《“魔神轟怒”万軍投》になる。


とまあこれだけだと本当にただのクソデッキなのだが、当然これが全てではない。仮に《ピットデル》が無かったとしても各種《テスタロッサ》や《イワシン》を繋げて《“魔神轟怒”万軍投》を唱える等することでゴリゴリと手札を削れるため3ターン以内に《手札の儀》を使ってしまうことはさほど難しくない。

手札が完全に枯れた後でも道中捨てた《ウォダラ垓》を蘇生してあげることでまた手札を補充できる。これがとにかく厄介で、オールインコンボのように見せかけて案外粘り強い。


とは言うものの、小型をばら撒いて殴るだけの動きでは相手の上を取ることは出来ても簡単に押し戻されてしまうのでは?という声もあるだろう。それを困難にしているのが《零龍》の存在。

比較的達成が容易な《復活の儀》《墓地の儀》《手札の儀》に比べて、《破壊の儀》は能動的に達成しようとすると《BAKUOOON・ミッツァイル》程度しかなくどうしても残ってしまいがち。

しかし、この余った《破壊の儀》がとてつもなく厄介。要するに【赤青ギャラクシー】側の盤面を3体処理した瞬間《零龍》によってカウンターを受けてしまうのだ。


よし、なら2体倒してターンエンドだ!なんて言ってしまった日には次のターン寝たクリーチャー目掛けて一斉に特攻を仕掛けて零龍卍誕。

これを通すと厳しい、ブロックだ!なんてした日には寝たクリーチャー目掛けて一斉に特攻を仕掛けてやっぱり零龍卍誕。


《破壊の儀》の存在が安直に寝たクリーチャーを残すことを許さず、盤面に触れることも許されず、目の前に並んだ小型獣達に触れることが出来ない。一方で【赤青ギャラクシー】側はムゲンクライムを用いて継続的に戦力を供給してくる。


ならばさっさと決着をつけるまで!《全能ゼンノー》さえなんとかすれば6点作って勝利…

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立ちはだかる最後の壁。このデッキの真の名は【赤青クロック】。

《クロック》を踏むということは寝たクリーチャーがいるということ。つまりは零龍が卍誕する。

この《零龍》+《クロック》の壁が恐ろしく高く、未対策の相手に対しては盾に《クロック》があるだけで勝利が確定してしまうほど。また、《クロック》の存在により、アンタップ効果で殴り返しを許さないこのデッキの数少ない天敵である《ドギラゴン閃》に対しても強く出ることが出来る。


(完全に余談となるが、《罪無 ビカビカ兆》というカードが本当に強い。僅か1コストで手札を減らせるため《ピットデル》抜きでも《手札の儀》の達成に近づけやすい他、先1《ピットデル》+《ビカビカ兆》で《手札の儀》まで届いたり、墓地から出せば《とこしえ》が入っていそうな対面にも1ターン目に《復活の儀》を使っておけたりと《ピットデル》との相性も抜群でどのようなハンドであっても上手くくっついてくれる。

筆者自身《ビカビカ兆》が入っていない型から試した結果微妙という印象を受けてしまい正確な評価に至るまでが遅れてしまったので、もし入った型をまだ回したことがない方は是非試してみて頂きたい。)


対策としては、とにかく《零龍》を好きに使わせるとロクなことにならないため《とこしえの超人》が筆頭。勿論アグロプランも止める必要があるためこれだけでは不十分だが、《とこしえ》が入るような山はコントロールが得意な傾向にあるため(【ジョー星ゼロルピア】以外は)ある程度有利にゲームを進められるだろう。


そしてもう1つ。早期からの踏み倒しを多用するこのデッキは、コイツが突き刺さってくれる。

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→赤青ギャラクシーについて詳しくはこちら



☆ガイアッシュ覇道 (入賞数4、優勝1回)

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異次元な速度と粘り強さを持ち、正攻法での突破が非常に困難な【赤青ギャラクシー】。


漸く、《ガイアッシュ・カイザー》の牙が標的を捉えた。


最低限の受けと、《ガイアッシュ・カイザー》による実質的な展開ロックを併せ持つ【ガイアッシュ覇道】は【赤青ギャラクシー】にとって正に天敵中の天敵。これまで有利対面に恵まれなかった本デッキにも漸く活躍の機会が


「あれ、4マナ無くね?」



…。




という事態を避けるために投入された最後のピースが《“龍装”チュリス》だ。

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このカードがあれば、《ガイアッシュ・カイザー》で攻撃を牽制した後僅か3コストで鋭く切り返すことが出来る。【赤青ギャラクシー】のアグロプランを完全に封じ込めることが可能だ。マウントさえ取ってしまえば、《時の法皇 ミラダンテXII》を有する本デッキは《クロック》のカウンターも受け付けない。


そして《“龍装”チュリス》によってもたらされた恩恵は何も対【赤青ギャラクシー】に限った話ではない。速度的に流石に有利をつけることは難しかった【ジョー星ゼロルピア】や、ほぼ無理対面に等しかった【赤単我我我】と戦う際にも《“龍装”チュリス》は大きな力となってくれる。(当然《超英雄タイム》による補助はマスト)


【ガイアッシュ覇道】は自身の最大の強みである拡張性の高さを生かし、完全に生まれ変わった。単なるメタデッキに留まらず、これからも活躍が期待出来るデッキに成長したと言えるだろう。



メタゲーム予想

・【赤青ギャラクシー】の天下はそう簡単には終わらない、寧ろここからが本番であると予想する。当然、これを意識した【ガイアッシュ覇道】も戦いやすいフィールドと言えるだろう。


この2つを意識した場合、選択肢に上がってくるのは

・硬い受けで【赤青ギャラクシー】にカウンターを狙いやすく、《バルカディア・NEX》からの《ゲンムエンペラー》で逆に相手のカウンターは許さない【墓地退化】

・《とこしえの超人》での妨害がしやすく盤面処理も容易、かつこれまた《アダムスキー》でカウンターを許さず勝利出来る【ダークネスコントロール】(※若干不安が残るため、《ガイアッシュ・カイザー》を搭載出来れば盤石)

辺りは【ガイアッシュ覇道】とも戦いやすく有効なデッキ選択と言えるだろう。


・まだまだ成立して日が浅い【赤青ギャラクシー】、しっかりとプレイを磨いたり多少構築を見直したり(ブーストに《お清めシャラップ》を採用する等)することで案外まだ見ぬ有利対面が眠っている可能性も十二分に存在する。使用するにせよ対策側に回るにせよ、一通り自分で回せる程度にはなっておきたいところ。




☆オマケ

どれ集計しようとかめんどくさかったんで、環境ライン全部まとめておきます。(3試合以上行ったものに限る)

流石に有利不利を測るサンプルとしては些か情報不足ですが、何かの参考くらいにはなるかもしれません。

手動計測なのでもしかしたらズレあるかもしれません、予めご容赦ください。(※量が量なので、今回特に怪しいです。気になったら自分で調べ直すことオススメします。)




・赤単我我我

VSガイアッシュ覇道 7勝6敗

VSジョー星ゼロルピア 5勝2敗

VSリースRX 4勝3敗

VSダークネスコントロール 3勝4敗

VS墓地退化 3勝3敗

VS赤青ギャラクシー 1勝4敗

VS赤黒閃 0勝4敗

VS赤緑ボルシャック 2勝1敗



・ジョー星ゼロルピア

VS赤単我我我 2勝5敗

VSダークネスコントロール 3勝2敗

VSガイアッシュ覇道 2勝3敗

VS墓地退化 3勝0敗



・ダークネスコントロール

VSガイアッシュ覇道 5勝3敗

VS赤単我我我 4勝3敗

VS墓地退化 1勝6敗

VSリースRX 4勝2敗

VSジョー星ゼロルピア 2勝3敗

VS赤緑ボルシャック 3勝0敗



・リースRX

VS赤単我我我 3勝4敗

VSダークネスコントロール 2勝4敗

VSガイアッシュ覇道 3勝1敗

VS赤青ギャラクシー 0勝4敗

VS墓地退化 1勝2敗



・墓地退化

VSガイアッシュ覇道 4勝4敗

VSダークネスコントロール 6勝1敗

VS赤単我我我 3勝3敗

VS5Cドラサイ 3勝0敗

VSリースRX 2勝1敗

VSジョー星ゼロルピア 0勝3敗



・ガイアッシュ覇道

VS赤単我我我 6勝7敗

VS墓地退化 4勝4敗

VSダークネスコントロール 3勝5敗

VS赤青ギャラクシー 4勝3敗

VSジョー星ゼロルピア 3勝2敗

VSリースRX 1勝3敗

VS5Cヒャクメベン 3勝0敗



・赤青ギャラクシー

VSガイアッシュ覇道 3勝4敗

VS赤単我我我 4勝1敗

VSリースRX 4勝0敗



→今回触れられなかったデッキタイプに関して、詳しくはこちら



☆次回



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