25歳女の主張

こういう人いるよね、こういう人がいたんだよね、 というお話。#中国#イギリス#東京

25歳女の主張

こういう人いるよね、こういう人がいたんだよね、 というお話。#中国#イギリス#東京

最近の記事

[東京・永福町]#夢の詰まった場所

カフェで本を読んだり、勉強することが多い。 なかでも、この間、フラッと寄った永福町のカフェが、 最近のカフェ巡りで一番良かった。 Wi-Fiがあって、店主のお兄さん(おじさん?)が優しくて 奥には敷居のようになって、胡坐をかいて座れる。 お店の明かりは蛍光灯のような白くて冷たい明かりではなくて、 オレンジに近い明かり。 最高すぎる。自分の理想が詰まったカフェだった。 ベイクドチーズケーキとホットの豆乳ラテを頼んだ。 これもまた絶品だった。 カフェの一番奥には、店主の

    • [東京・下北沢]170cm③

      下北沢には、 都会も好きだけど緑も必要よね? というママさんも多い。 娘はモデルです、 とか 娘はYouTuberです、 みたいな会話がカフェでも聞こえるので、 東京はやっぱりすごい場所だなぁと思う。 私の地元、北海道で 中学校の先生に言われたのは、 「女は体を売るか、死ぬほど勉強するか、 それしか方法がない」 だった。 いろんな規定に引っかかりそうな この言葉が 大人になってからも私は 何かのたびに思い出す。 どんなメイクをして、 どんな服を着て、 ということに

      • [東京・下北沢]170cm②

        170㎝は、 朝5時半に起きてお弁当を作る。 そのあと掃除なり洗濯なりして、 9時に出勤して 仕事をする。 退勤は本来16時か17時だが、 20時まで残るときがある。 帰ったら、ソファに座って 動けないらしい。 あまりにも疲れて、 あまりにも眠くて。 そんなママ世代の人に、 後輩の25歳女は何と声をかけるのが 正解だろうか。 それを教えてほしい。 「お疲れ様です」 「大変ですね」 「私に手伝えることがあったら言ってくださいね」 そんな言葉をかけていたけど、 どれも十

        • [東京・下北沢]170cm①

          転職しても 170㎝(39)とは、今でもご飯に行く。 前職で一番お世話になった人だ。 彼女は仕事も家庭も精力的で、 努力家だ。 わたしにとっては珍しく、 「こういう人にはならないでおこう、」 が多い中で 「こういう人になりたい、」 と思える人だった。(だいぶ上から目線だが) 日本人女性の平均身長を軽く上回る 170㎝のモデル体型で、 低身長の私と歩くと、 ときに親子と勘違いされることもあった。 彼女はマネジメントから、 広報、施策、……ほぼ全てを管理していた。 彼

        [東京・永福町]#夢の詰まった場所

          [東京・八王子]クワトロ③

          大学2年生の当時、 5:30〜9:00 バイト 9:00〜17:00 大学※空いてる時間に寝て、課題。 17:20〜22:00 バイト 22:00〜1:00 サークルで飲み会 のような生活を送っていた。 社会人になった今、 あの頃の体力を不思議に思う。 ここまで頑張れていた原動力は 何だったのだろうとも思う。 17:20〜のバイトの前、 晩御飯を食べないとお腹が空くので、 いつもバイト先の裏で カロリーメイトのチョコ味2本入りを 食べてから働いてた。 クワトロはそ

          [東京・八王子]クワトロ③

          [東京・八王子]クワトロ②

          『なぜ世界を知るべきなのか/池上彰』 の本の中に、 日本は四季があるから 「寒いですね」「今日は暑いですね」 などの挨拶がある、と書いてあった。 国によって挨拶が異なるんだ、 と私はそこで学んだ。 クワトロの場合、 クワトロ「どう?彼氏できた?」 わたし「できてません。」 というのが定番の挨拶だった。 調子が良い時はその後に クワトロ「大丈夫、可愛いから」 わたし「別に可愛くないです」 クワトロ「顔が赤いですね」 わたし「別に赤くないです」 も、セットだった

          [東京・八王子]クワトロ②

          [東京・八王子]クワトロ①

          私が大学2年生のとき、 クワトロ(当時32)とバイト先で出会った。 クワトロは店長だった。 彼はイタリア人の両親に高知県で育てられ、 仕事のため東京に来た。 彼女はスペイン人だ。 イタリア語と英語とスペイン語と高知弁と 標準語が話せる。 という既に面白い経歴の男性だ。 クワトロと名付けたのは、 彼が物を数えるときに 「いち、にぃ、さん、クワトロ…」 何故か1.2.3.だけが日本語で そのあとは全てイタリア語に変わるからだ。 このクワトロ店長には ほんとうに多くのことを学

          [東京・八王子]クワトロ①

          [東京・八王子]おかっぱ③

          バイトで人間関係で困ってる若者へ。 特に、相手が愚痴が多くてでも先輩だから 何も言えない、みたいな若者へ。 おかっぱは愚痴が多く、 不満が多いというのは前述した。 わたしの経験なので、 あまり強くは言えないが、 そういう人は 心を許した相手には 心底優しく、仲良くなりたがる。 「一緒にご飯行かない?」 「休みの日何してるの?」 「お酒飲める?」 私はおかっぱからの誘いを1年10ヶ月断り続けた。 でも最後まで 私と彼女の関係は縮まることも 遠ざかることもなく ベストな関

          [東京・八王子]おかっぱ③

          [東京・八王子]おかっぱ②

          “多様性について考える” というテーマで、まず思いつくのは 違う国の人だったりする。 でも私は都会と田舎、東京とそれ以外、 を思いついた。 おかっぱは岩手出身で 私は北海道出身だ。 岩手は おしゃれなカフェより ラブホとスナックとリサイクルショップが 多い。らしい。 “岩手は何もないから東京に来た” というが、 彼女は 東京で何かを見つけたんだろうか。 それについては聞けなかった。 おかっぱは、 “自分と違う人” “なんか変わってる人” に対しての悪口や偏見がす

          [東京・八王子]おかっぱ②

          [東京・八王子]おかっぱ①

          おかっぱ(当時29)とは 大学のアルバイト先で出会った。 彼女はフリーターとしてそこで働いていた。 おかっぱ(仮名)としたのは、 彼女の立派なおかっぱが 美容室に行ってやってもらったものではなく、 彼女自身で散髪している、 ということに私が衝撃を受けたからだ。 彼女は毎日、口を開くたびに 悪口と愚痴と不平と不満しか言わなかった。 厄介なのはそれを上司にも誰にも言うところだ。 逆にすごいなぁと思いながら、 職場では先輩にあたるし、 年齢も上なので何も言えず 「へぇ、そう

          [東京・八王子]おかっぱ①

          [中国・マカオ]ポップ③

          ある日 「近くでアフリカのお祭りがあるから行こう」 とポップから誘ってくれた。 私はレモネードを買って、 ポップはキャラメルポップコーンを買った。 彼は無言でキャラメルポップコーンを 私に向けた。 くれるって意味かな?って、 私も無言で 恐る恐るポップコーンに手を伸ばして 食べたら、彼は優しく微笑んだ。 国籍が違う人との 無言のコミュニケーションは、 言葉を介してのコミュニケーションよりも 嬉しく感じるのは私だけだろうか。 例えば、 韓国人の友だちが私に無言で グ

          [中国・マカオ]ポップ③

          [中国・マカオ]ポップ②

          Facebookで、 国際交流会的なイベントで出会った。 ポップは、一番奥のソファで、 単語の本を持ってた。 日本人らしく、モジモジと誰かから 話しかけられるのを待ってた私を 彼は発見してくれたけど、 話しかけては来なかった。 ソファでただ座って、 笑顔で私を見つめてた。 (心理学的に日本人の私を分析してたんだろうか) その後、わたしから、 ポップの隣に座って、 何の単語の本?って聞いた。 「広東語の本だよ」と教えてくれた。 質問したのは私なのに、 それ以上会話を

          [中国・マカオ]ポップ②

          [中国・マカオ]ポップ①

          彼が私にくれた初めてのおやつが キャラメルポップコーンだった。 だから、彼をキャラメルポップコーン(仮名) としようとしたが、 あまりにも表記が長いので、 ポップとする。 中国のマカオで出会った。 年齢は不詳。 出身はパキスタンで、 心理学を勉強して 学士→修士→博士を取った。 今は何の仕事をしてるかわからないが おそらく心理学に関することだと思う。 わたしは英語が日常会話レベルで、 専門的な話は彼と出来なかったが、 たまにメッセージを今でも送り合う。 私はたまに彼

          [中国・マカオ]ポップ①

          [神奈川・横浜]絹豆腐③

          絹豆腐は正義感が強い。主張が強い。 それは良くもあり悪くもある要素で、 長所でも短所でもある。 「全然わたしのことを 理解しようとしてくれない人で」 「そういうところは許せるんだけど、 ここが嫌だから全部嫌ってなっちゃって」 と、男性に対する評価を 逐次報告してくれる。 わたしは他人に期待しないし、 自分が相手をコントロールできるとも 毛頭思っていない。 だから少し彼女がうらやましい。 「もうちょっとこうしてほしい」 「もう少しかっこいい人がいい」 「会話が

          [神奈川・横浜]絹豆腐③

          [神奈川・横浜]絹豆腐②

          絹豆腐は、 仕事をしながら婚活をしている。 マッチングアプリでだ。 わたしは素直に絹豆腐を尊敬している。 仕事が終わって 誰かに会うだけで疲れるのに、 まして メイクをし直して 男性に(しかも初対面の!)会って、 ご飯を食べるなんて、 そんなのストレスでしかないから。 “40間近だと誰も拾ってくれない” というのが彼女の主張である。 #40代女性 #独身 と、検索すると 婚活サイトがたくさん出てきて、 “男性から好かれるには” みたいなのまで出てくる。 上記のタ

          [神奈川・横浜]絹豆腐②

          [神奈川・横浜]絹豆腐①

          絹豆腐(39)とは、職場で会った。 滑らかな白い肌が魅力的だと思ったので 絹豆腐(仮名)とした。 ばっちりのメイクと、 しっかり上に上がったまつ毛が印象的だった。 プリキュアでいうと、 青のプリキュアより 断然ピンクのプリキュアが似合う人だった。 大人の女性をプリキュアに例えるのも 失礼な話だが。 「いくつに見える?」 というお決まりの質問に、 「30代前半ですか?」 と正直に伝えたら、すごく喜んでいた。 ほっと胸を撫で下ろした。 全てのお姉様方へ。 後輩女

          [神奈川・横浜]絹豆腐①