髪の話
気分を変えるために髪を切る。
と、いうのが下手くそである。
カット時と同じ形には絶対セットできない病、というものに、生まれながらにかかっている。
(´・ω・`)ショボーン
そのため、もうずっと、肩までの髪を一つに結えるスタイルを通している。
10年ほど前、思い立ってばっさりショートにしたことがある。
お、なかなかじゃね?
鏡を見て気を良くした。
相方芋は、3日気が付かなかった。
当時同僚だった知人には、「いや………ないわ」と呟かれた。
てめえら、地獄に堕ちろ。
(つд⊂)エーン
さて。
老化に伴い、ここ最近はルーティンができている。
冬は乾かすの面倒だから短め。
夏は首が暑いから、結えるように長め。
……………。
無精にも程がある。
いっそ丸刈りにしていたい。
オシャレでカワイイステキな髪型の自分や、
そのために朝の時間を裂き、道具を揃え、テクニックを磨く自分とは共存出来ない。
そんな時間があったら短編いっこ読めるな、と考えてしまう。
ここ数年で頭頂部が薄着になってきた知人は、水を得た魚のようにそれを持ちネタにし始めている。
気になるならいっその事、丸刈りにしてみては、と言うと、丸刈りには似合う頭の形があって、ヤツの頭では駄目だそうだ。
丸刈り界にもそんな厳しい入門審査があるとは知らなかった。
それでは当方も入れてもらえそうにはない。
推しの根本凪は活動を始めて10年である。
その間、多少色が変わったが、ほぼ同じボブの髪型である。
なんの拘りだろうと思っていたら、
「首が短いからロングが似合わない」という理由だそうだ。
若いのに、ちゃんと自分に似合う髪型を把握していて偉いのである。
いい加減、髪型をどうにかするのは諦めることにして、この先は白髪との付き合い方を考えていかねばならない。
キレイなグレーヘアに憧れがあるのだが、ズボラな当方がチャレンジしたら、無人島から数年ぶりに救出されたばかりだと間違われるのは目に見えているのである。
☆ヘッダー、お借りしました。ありがとうございます。
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