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遠くの空に《詩のような》

遠くの空に
風が吹いた

遠くの空に
雨が降った

とおくのそらに

とおくとおくのどこかで

その空の下にいる誰かに
傘をさしてあげることもできないわたしには

ただ濡れないでと祈るしかない

風に吹かれて寒くないかと

夜になるから布団にお入りと
願うことしかできない


とおくのあなたに
どうかどうか
この傘が
とどけ


明日は
晴れろ




☆ヘッダー写真、お借りしました。いつもありがとうございます。

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