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未知との戦い

シーツの上に、点々と黒いものが散らばっている。

1ミリほどの、固いナニかだ。

匂いは感じない。

しかし、たぶん、ナニかの糞のような気がする。


イヤーン 
_| ̄|○


踏むだけで薬剤を噴霧するという、簡単タイプの燻煙剤。
自室と、念の為、娘芋・相方芋の部屋にも配置。

換気が終わったら、Gさん用のお家を建築。
ベッドの下に設置する。


相手が誰だかわからないのがキモチワルイが、寝ている間に刺されたり、口に飛び込まれたらたまったものではない。

これがもし、名前も言えない例のヤツ🐸だった日には、家ごと燃やして消毒するトコロである。

が、虫ならいくらでも受けて立つ。

カカッテコイヤー
( ゚д゚ )クワッ!!


しかし、食品を置かない2階に、Gさんなんて出るものだろうか?
(台所には前から設置済)
相方芋がお菓子でも食っているのか?

しかし、当方の布団付近にしか糞の形跡はない。

刺されたり痒かったり痛かったり咳が出たり……しない。

………オマイハダレダ??




全ての処置から2日。

またもや、枕に無数の黒いもの。

はあああぁぁぁぁ!
_| ̄|○

あれだけやって、何故………。


とりあえず、もう一度掃除から……と、枕元のアレコレを片付ける。

目覚まし代わりのガラケー、ハンドクリーム、エアコンのリモコン。

アイマスクを持ち上げた時、黒いものが落ちた。

……………ん?


10日ばかり前。
どこかから出てきた古い100均のアイマスク。
お、いいもん買ってあったじゃん。と、使っていた。

耳にかけるゴム紐が、見つけた時よりビロビロしている。
軽く引っ張ると、パラパラと粒を撒いた。


お…………………お前の糞か………!!

_| ̄|○

枕元に多いわけだよ………。


当方が戦っていたのは未知の昆虫ではなく、ガサツでズボラでテキトーで片付け下手な己自身であった。


アー◯レッド✕3+ゴキ◯リホイホイ
=💴◯◯◯◯。

ちょっとええアイマスクにしておけば、なかった出費かもしれない。

根本凪のペンライト買っても、お釣りが来たはずである。

(TдT)



☆ヘッダー、お借りしました。ありがとうございます。

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