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夏の終わり

あなたのことを好きになって最初の夏が
もうすぐ終わろうとしています。
(まだまだ暑いし夏日和だけれどなんとなく
8月までが私の中の夏ような気がするのでね。
きっとこれも職業柄なのかね。)
今感じていること思うがままに綴っていきます。

今年の夏は去年の夏とは違って
笑っている時間が多かった夏な気がした。
思い返せば去年の夏。

仕事がいっぱいいっぱいで上手くいかないなんて
そんな言葉では片付け切れないほど本当にどん底
だった。
大好きで憧れでなりたくてなったお仕事。
でもこんなにも辛くて堪らなくて
毎日毎日"私のせいで本当ごめんなさい"
を繰り返し口にしていたのが
丁度去年の今頃のこと。
この時はまだ北斗くんのことを知らなかったし
知る余裕すらもなかった。
私が彼を知ったのはもう少し後のこと。

仕事柄そして職場的にありがたいことに
長い夏休みを頂けるのだけれど
昨年度はいつもよりも短い夏休みで
(とはいってもたんまりお休みは頂いている)
"もう永遠にお休みしたい"ってずっと思ってた。
(退職届代行とか調べていたくらい荒んでた)
夏休み最終日なんて泣きに泣いた。
それくらいいっぱいいっぱいで
周りなんて全然見えなくて真っ暗闇の中に
1人だけ"ぽつん"といるようなそんな感覚だった。
そこから年度末まで毎日毎日悩んで
どうにか終えた昨年度。

少しだけ、ほんの少しだけ心に余裕ができた時に
出逢ったのが今の私の何よりも大切な人。
"松村北斗くん"だった。
北斗くんの存在を知ったのは
"ラジオ・チャリティ・ミュージックソン2020"
ひょんなことから何年か前から聴いていた番組。
仕事終わりの父を迎えに行く途中の車の中で
たしか運転しながらラジオを聴いていたときに
北斗くんのコーナーが流れてきて
「"美術館"という場所をこれだけ深く考えて
自分の感じた事を言葉にしていて素敵だな。
私もこんな風に思いを伝えられたらな。」
なんて思いながら車を走らせていた。
多分これが北斗くんの第一印象。
でもそれから彼の事を調べるわけでもなく
忙しなく日々を過ごしていくことに必死だった。

仕事での一大イベントも終えて
来年度に引き継ぐ準備を始めようとしていた頃。
ふと、
「そういえば、前のラジオの北斗くんって
どういった方なのだろう??」
興味本位で調べてみると
あまりにも儚くて美しい端正な顔立ちをした方が表示されて思わず持っていたスマホの画面を
伏せてた。
そこからはもう一瞬で北斗くんの沢山の魅力に
惹かれていった。
平日は相変わらず仕事が続くけれども
休みの日になるとパワーをチャージして
心を潤わしてまた仕事に向かう。
この行為自体当たり前のことなのかもしれない。
でもそれもできないくらい余裕がなくて
自分の不甲斐なさに打ちひしがれる日々だった。

この一年。本当に辛くて神様なんていないって
申し訳ないけれどずっと思っていた。
でも最後の最後にこんなにも大切だと思える人
に出逢わせてくれて心の底から神様に感謝したしなんて素敵な賜物をくださったのだろうと思った。そしてクリスマスイブの日にミュージックソンを聴いていた当時の自分にも感謝を伝えたいと思った。

"北斗くん"という
心の拠り所を見つけて迎えた新年度。
今年度はも昨年度と似たような環境で
また慌ただしい日々がスタートした。
似たような環境とはいうものの、
はじめの出会いで上手くいかない事
どうにもならない事だってあったけれども
心なしか日々がいっぱいいっぱいだった
昨年とは違って心にゆとりを持って
過ごすことが出来た。
相変わらず仕事から帰ってくると
時間を忘れてしまうくらい心の拠り所に浸って
慌てて持って帰ってきた仕事をする。
そんな日々の繰り返しがとっても
"生きてる"って感じがして愛おしかった。
今年は例年に増して雨が続いた梅雨が終わり
あっという間に夏がやってきた。

私は元々夏がそんなに得意ではない。
昨年のこともありもっと得意ではなくなった。
("夏休み"は除く)
夏休みに入り目当ての雑誌を手に取り、
パラっと中身を確認して会計に持っていく。
あと飲み物も買って車の中でそれらを楽しむ。
これが私の日常。

今年の夏の雑誌で見かけることが度々あった
北斗くんの"過去"のお話。
雑誌の記事なんてポロッと溢れる程度だから
どれ程かはわからないし測り切れない。
でも何個も仕事を同時進行で進めていたこと。
いっぱいいっぱいで当時の記憶が殆どないこと。
いま台本から解放されて
のびのびすごしているということ。
多分少し経った今だからこそ言えることを
ポロッと溢したのだと思う。
いっぱいいっぱいになりながら
自分の"好き"に素直に生きていた北斗くん。
その"好き"をに対して誠意を持って
取り組んでいたからこそ今輝いている
北斗くんがいるのだと思う。
自分の経験をけして無駄にしないあなたは
本当にかっこいい。
後から知ったことだけれどそれでも
頑張っていた北斗くんのことを
知ることが出来て本当によかった。

去年の夏、暗闇で彷徨っていた。
右も左もわからずただひたすら
謝る日々だった。
でも経験が今の糧になってる。
どんな経験も繋がっているという事を
今回北斗くんがポロって溢してくれた
言葉、今の北斗くんの姿から学んだ。
それらがあるから今がある。
そんな当たり前のようで当たり前でないことを
気付かせてくれた。
そんな事を気付けた今は去年を乗り越えられた
今の自分がちょっぴり誇らしい。


相変わらず夏は苦手だ。
でも、今は思い出したくない思い出も全部まとめてほんの少しだけ好きになれた気がする。
北斗くんが"好き"に対して
誠意を持っているように
今度は私が"好き"に対して誠意を持ちたい。
北斗くんが仕事を好きなように
私はこの仕事が大好きで誇りを持っている。
だからもしいつか会える時が来るならば 
その時には今の自分よりもちょっぴり
成長した自分でありたいな。


そんなことを思ってみたりした夏の終わり。

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