横尾敏夫の"それってなあに?"
皆様、初めまして。
今回はimmorさんに代わりまして、
わたくし横尾敏夫(52)がお送りいたします。
まずは私の自己紹介からさせていただきましょうか。
身元不詳の成人男性がいきなり現れては、
皆様もさぞかし戸惑う事でしょうからね。
横尾敏夫-Toshio Yokoo-
●生年月日
1971年7月21日生まれ 蟹座
●職業
某女子総合大学教授
●出身地
鳥取県日野郡出身
●趣味
「もしも1週間が8日間だったら」
「もしも1ヶ月が35日だったら」
と妄想する事
●経歴・職歴
1999年3月:鳥取県随一のFラン大学を幾度かの留年を経て卒業
1999年4月:恐怖の大王が来るならと就職せず、「もしも1年が405日だったら」という妄想に耽る
2000年10月:恐怖の大王が来なかったので餃子の王将でバイトを始める
2018年4月:餃子の王将で中年の店長を務める中、大学の校長を名乗る者からスカウトを受けて
女子大の助教に着任する
2020年4月:コロナ禍の影響もあり、女子大の教授に着任する
2023年5月:下北沢の裏通りで親父狩りを受けているところ、通りすがりのimmorさんに助けていただく
●家族構成
●好きな食べ物
ふきのとう、米沢牛
●苦手な食べ物
おいしくないもの
●デートに行くなら
18時頃に集合して、夜の海を一緒に眺める。
モーツァルトの旋律に耳を傾けながら。
●女性の可愛いと思う仕草
ガーディアンの袖から僅かに覗く指先
●自分の可愛いと思う仕草
目が痒い時に両手で両目をこする時
●好きな芸能人
万丈目一郎(代表作:夜更けの空に鵺が鳴く)
●寝る時に何を着るか
CHANELのNo.5を数滴
●好きなドラマ
●チャームポイント
左足親指の付け根にあるホクロ
●コンプレックス
右肘にある魚の目
●初恋について
私が32歳の時、餃子の王将の店長の座を明け渡してくれた女性店長(22)。
当時音大生だった彼女とは王将で知り合い、
かれこれ4年の付き合いだった。
休憩中はウォークマンでモーツァルトの曲ばかり聴いていた彼女。
初バイトとは思えぬほど恐ろしいスピードで昇進し、店長まで登り詰めた彼女に仕事で怒られる度に心の隅に暖かな感情が育っているのを感じた。
今の私なら、それを“恋心”とでも呼ぶだろう。
しかし、当時の私はその感情の正体が分からなかった。
4年間、どうすることもできずに胸の奥へ奥へとしまっていた感情を、半チャーハンセットの調理にぶつける事で自我を保つのに精一杯の日々。
気がつけば彼女は、大学卒業を機に王将を辞める決意をしていた。
「このまま王将でトップを目指さないか」
そんな軽はずみな提案をしても彼女の決心は揺らがなかった。
なぜなら、有能な彼女は
ぎょうざの満州のエリアマネージャーとして
ヘッドハンティングされていたのだ。
当然、破格の給料による高待遇。
きっと毎日餃子にトリュフを入れてもお釣りが来るほどのお給料を貰えるのだろう。
彼女は一度も振り返ることなく、
餃子の王将からいなくなった。
しかし、私が初めて店長として厨房に立った日、なんと彼女は来店してくれたのだ。
女性にしては珍しい、
ラーメンの半チャーハンセットと餃子だ。
4年間の全ての想いを料理に込めて座席へと運ぶ。
彼女はいの一番に私が焼いた餃子を手に取った。
しかし、彼女のぷっくりとした唇は熱々の餃子を受け入れきれずにいた。
そんな煽情的なシーンを目の当たりにして、私は他の注文も作らず、彼女の食事を夢中になって眺めていた。
やがて食事を終えた彼女は
何も言わずに会計を済ませて退店した。
きっと改めて私と話すのが照れ臭かったのだろう。
溜まりに溜まった注文と客のクレームを鮮やかに捌きながら、悶々とした感情を必死に押し殺した。
後日、本部から私宛てに
一件のクレームが入ったと連絡が来た。
きっと彼女に違いない。
だが、私にはこのクレームが
ただのクレームとは思えなかった。
恐らく彼女は新生活による不安や苦しみを抱いていて、何かしらのSOSを私へと宛てたのだ。
たまらず私は店を飛び出し、彼女の家へと向かった。
しかし私は彼女の家を知らなかったので、都内35店舗に及ぶぎょうざの満州(ちなみに餃子の王将は66店舗)をしらみ潰しにまわった。
どれだけ探したことだろうか。
全ての店舗を探しても見つからないので、そのうち私は彼女と縁がありそうな場所をあたってみた。
そんな事を思い浮かべながら、
私の初恋は終わりました。
今もなお、私は貴女を想い続けています。
もしもこのnoteを拝読されている方の中にいらっしゃるのなら、コメント欄でメッセージを送ってください。
いつまででもお待ちしております。
さて、一通り自己紹介いたしましたので、
早速本題に移りたいと思います。
今回の企画では、現役女子大教授である
わたくし横尾敏夫が皆様の疑問にお答えいたします。
事前に募っていた質問にお答えしますので、
是非人生の参考にしてみてください。
質問①
ご質問ありがとうございます。
わたくし横尾敏夫が責任を持ってお答えいたします。
アボガドじゃなくて“アボカド”な。
ほんで、略とかじゃないから。
もっと建設的な質問しろな。
質問②
あら、良い質問ですね。
わたくし横尾敏夫が責任を持ってお答えいたしますね。
波は一般的に
越谷の自宅に帰ると言われています。
埼玉県の越谷といえば周辺に海が無いことで有名ですよね。
例えば横浜の波なんかはみなとみらい線に乗って、渋谷で半蔵門線に乗り換えて帰宅するそうです。
でも移動している間に乾いてしまうので帰れないことの方が多いそうです。大変ですね。
質問③
おい!!じじい!!!
俺のnoteに入ってくるなって
言っただろ!!!?
まったく…
ごめんなさいね、私の祖父が質問してきたようです。
来てしまったものは仕方ないので、
わたくし横尾敏夫が責任を持ってお答えいたします。
まず前提として、君たちがどう生きるかなんて事はクソ程どうでもいいのが私の考えです。
その上で、なぜ“生きる”のか答えますね。
答えは簡単です。
楽しい楽しいピクニックを
満喫するためでございます。
おにぎりやサンドイッチを用意して、
お気に入りのコーヒーやワインなんかも持って、爽やかな木漏れ日の中でレジャーシートを敷いてみる。
こんな楽しいピクニックは生きていないと出来ない事ですよ。
故に我々はピクニックを楽しむ為に生きるのです。
願わくば隣に愛する人を置いて、
西陽が私たちの瞳をまばゆく照らすまで語らいたいものです。
ちなみに、私ならおにぎりやサンドイッチだけじゃなくて、美味しい餃子もご用意いたしますよ。
つまりは、ね…。
また貴女に餃子を振る舞いたいと心から願っているのです。
店長ならではの苦悩や、楽しかったことを語らいませんか?
きっと貴女にもこのnoteが届いていると信じて
私の想い人に大きな愛を捧ぐ…
横尾敏夫
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