見出し画像

【英語表現紹介】Clubhouseの記事より②(ニューヨークタイムズ)

こんにちは、英語表現ライターのイミシンです。

前回は以下の記事で、話題のアプリ、Clubhouseに関するニューヨークタイムズの記事に出てくる重要な表現をいくつかご紹介しました。

ニューヨークタイムズの記事はこちら

今回も引き続き、この記事に出てくる英語の重要表現をご紹介していこうと思います!

1.catch on「流行する」

"The TV program caught on in Japan thanks to its attractive actors."
「そのテレビ番組は魅力的な俳優のおかげで日本で流行った。」

"catch ~"「~を捕まえる」という意味で知っている人は多いと思いますが、"catch on"「流行する」という意味は知らなかった人も多数いるのではないでしょうか?
簡単な単語でも前置詞と組み合わせることで多様な意味になる好例ですね!

日本語でも、「キャッチーな音楽」みたいな表現がありますよね?この「キャッチー」はこの意味から来ているのですね!

類義語としては、"be in fashion"/ "come into fashion"「流行する」、"become popular"「人気になる」などがあります。
"come in"「流行する」、"be in"「流行っている」というひょうげんもあります。簡単で便利ですね!

ちなみに、今話題の例のウイルスなど、「(病気が)流行る」ことは"spread"などを使うことが多いです。

2.roam free「跋扈(ばっこ)する」

"Countless criminals roam free in this area because of the police corruption."
「この地区では警察の腐敗により、おびただしい数の犯罪者が跋扈している。」

まず、「跋扈(ばっこ)する」という日本語が難しいですよね。これは、「悪人などがのさばり、はびこること」を意味します。
もう少し大雑把に言い換えると、「自由に歩き回っている」ことになります。

ここで"roam"は「歩き回る、ぶらつく」という意味です。"free"に"roam"するので、"roam free"で「自由に歩き回る」→「跋扈する」という訳になるのですね。

類義語には、"be rampant"「跋扈する」があります。これもかなり難しい単語ですね。

3.bar「禁止する、妨げる」

"His Twitter account got barred because he had repeatedly wrote abusive language."
「度々暴言を書き込んだため、彼のツイッターアカウントは凍結された。」

"bar"はもともと名詞で「棒」を意味します。
進入禁止のところなどが棒で封鎖されることがあると思いますが、そこから転じて、動詞として「妨げる、禁じる」などの意味で"bar"が使われるようになったのですね。

今回は、SNSのアカウントに対する表現として、「凍結される」と和訳しました。

類義語には、"ban"「禁止する」、"prohibit"「禁止する」などが挙げられますね!

4.frequent target「恰好の標的」

"Japanese always become frequent targets of stealing abroad."
「日本人は海外でいつも窃盗の恰好の標的になる。」

"frequent"は日本語で「たびたびの、しばしばの」という意味の単語です。
これに"target"「標的」が付くので、"frequent target"で「たびたびの標的」となります。
しかし、これでは日本語として不自然です。ここで意訳により、「恰好の標的」となります。

"fair game"というフレーズも、実は同様に「恰好の標的」と訳すことができるのです!
"game"には「(獲物となる)鳥獣類」という意味もあるのですね。"fair game"で、「狩猟することを許された鳥獣類」となり、そこから「恰好の標的」に転じたのですね。

5.covet「切望する」

"New technologies to reduce the emission of carbon dioxide are coveted all over the world."
「世界中で二酸化炭素の排出を減らすための新技術が切望されている。」

"covet"も少し難しい単語ですね。日本語で、「切望する」という意味になります。例文では受動態を用いてみました。

"long for ~", "yearn for ~", "crave ~"も同じく「切望する」という意味で使われます。これらも覚えてみましょう。

6.最後に

今回ご紹介した表現は如何でしたでしょうか?
"roam free", "bar", "frequent target"など、少しネガティブな意味を持つフレーズが多い記事になってしまいましたね。

引き続きのご紹介になりますが、元ネタのニューヨークタイムズの記事もぜひ読んでみてくださいね。

あと、もしよろしければぜひクラブハウスに招待してください笑

もし、他に取り上げてほしい題材がありましたら、ぜひコメントをお願いします!

もしよろしければサポートをよろしくお願いいたします!皆様にとって有意義な情報をこれからも発信して参ります。