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【英語表現紹介】Clubhouseの記事より①(ニューヨークタイムズ)

こんにちは、英語表現ライターのイミシンです。

さて今回は、ニューヨークタイムズの記事中にあるフレーズの中で、重要と思われるものをいくつかピックアップし、例文とともにご紹介してみたいと思います。

今回注目する記事はこちら

今流行りのアプリ、クラブハウスについての記事ですね。皆さんはクラブハウス、使っていらっしゃるでしょうか?
今のところ完全招待制ということ、英語にしか対応していないということ、などからハードルはまだまだ高そうですね。
ちなみに筆者は招待されていないので使えていません。誰か招待してください……笑

では早速、いくつかの表現を見ていきましょう!

1.struggle to handle「なんとか乗り切る」

"This cake shop struggled to handle the Christmas sale."
「このケーキ店は、なんとかクリスマスセールを乗り切った」

"struggle"は「もがく、あがく」などの意味で、"handle"は「扱う」という意味になります。これらを組み合わせて"struggle to handle ~"で、「~をなんとか処理する」という風に訳すことができます。今回は、「なんとか乗り切る」という訳にしました。

"handle"の代わりに、"deal with"「扱う」と組み合わせて、"struggle to deal with~"「~をなんとか処理する」、"manage"「管理する」と組み合わせで、"struggle to manage ~"「~をなんとか対処する」などといった使い方もできるでしょう!

2.incur the wrath「怒りを買う」

"His rude behavior incurred the wrath of his manager."
「彼の無礼な振る舞いはマネージャーの怒りを買った。」

"incur"も"wrath"もあまり見かけない単語ですね。

"incur"は何か良くないことを「招く」意味や、罪などを「被る」といった意味があります。似たような表現として、"induce"「引き起こす」があります。こちらの方がよく知られているのではないでしょうか。

"wrath"は「怒り」という意味です。こちらも、"anger"「怒り」であれば知っている方も多いでしょう。

これらの組み合わせで、"incur the wrath"「怒りを買う」という表現になります。

余談ですが、"incur"は過去形にするときは、"r"が2つ重なり、"incurred"となります。

3.discourage … from ~ing「~を思いとどまらせる」

"Their repeated persuasion discouraged me from purchasing a new house."
「彼らの再三にわたる説得で、私は新しい家を購入することを思いとどまった。」

"discourage"は「がっかりさせる」という意味の単語で、"from ~ing"と組み合わせて、"discourage … from ~ing"で、「~を思いとどまらせる」という表現になります。

少しニュアンスは異なりますが、似たような表現として、"prevent … from ~ing"「~するのを妨げる」、"stop … from ~ing"「~するのを止めさせる」があります。こちらも覚えておきましょう!

また、"discourage"の対義語として、"encourage"「励ます」があります。ただし、これらは使い方に注意!
"encourage … to do"「~するよう励ます」と、こちらではto不定詞を使います。

4.dole out「分配する、分け与える」

"She often doles out some money to kids in poverty."
「彼女はしばしば貧しい子供たちにいくらかお金を恵む。」

"dole out"は「分配する、分け与える」という意味です。とりわけ、「少し」分け与えるところにポイントがあるようです。
類義語としては、"distribute"「分配する」、"deal"「分配する」などがありますので、セットで覚えておきましょう。

5.spawn「(沢山)生み出す」

"The authoritative laboratory has spawned a lot of great scientists."
「その権威的な研究室は沢山の偉大な科学者を輩出した。」

"spawn"はもともと名詞で、「(魚などの)卵」や、動詞で「(魚などが)産卵する」という意味になります。
魚などは沢山の卵を産むので、それが転じて一般的に、「(沢山)生み出す」という意味になったようです。例文では「輩出する」と和訳しました。

あえて類義語を挙げるとすれば、"produce"「生み出す」、"yield"「産出する」、"bring forth"「生み出す」などがあるかなと思いますが、"spawn"が「沢山」という意味を含んでいるところで、綺麗には置き換えられない、といった印象です。

6.最後に

今回ご紹介した表現は如何でしたでしょうか?どれも、日常の英会話やビジネス、英作文の表現としても使えるものばかりだと思います。ぜひマスターしてみてくださいね!

また、元のニューヨークタイムズの記事も面白いので、ご興味があればぜひ読んでみてくださいね。

もし、他に取り上げてほしい題材がありましたら、ぜひコメントをお願いします!


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