なんか運営に引かれた沖縄の話

2018年気狂いだったので、単身沖縄へ飛んだ。推しの出演するイベントが沖縄で開催されていて、飛行機も安いし、ちょうど学校終わって向かえばいい感じと思い、飛んだ。
あとNONSTYLEが出ていたので飛んだ。石田さんが好きだから。

4月の沖縄はちょうど良い気温で、めんそ〜れが気持ちよく迎えてくれた。

19:30からのイベントのために那覇空港に着いたのが18時過ぎというなんとも舐めた旅程だが、会場は辻という風俗街を抜けた先の砂浜、、??だったので、タクシーに乗れば10分足らずで着いてしまう。
沖縄の方言強くて何言ってるかわからないタクシーの運転手が大好きなので、迷わずタクシーに乗車し、会場入り。
会場付近まで行ったところで、運転手もどうやれば近づけるのかわからず、警備員のような人に声をかけた。「出演者ですか?」と頓珍漢なことを抜かす警備員に案内され、無事ピットイン。

前の演目が終わり、入れ替えのタイミングだったため、砂浜に並べられたパイプ椅子のまあまあ良い席にも座れて、推しの出番を待つ。待つ。待つ(本潤)
今回の本命石田さんがMCをしていて、今までで(学祭しか行ったことないけど)1番近い距離で石田さんが見れた。面白いことは特にしなかった。
ちなみに最近なんか話題になった、芸人兼バンドどっかで見たことあるんだよなーと思ってたらが、ここだったらしい。イベント情報を確認していたら彼らの名前があった。
面白かったと記憶に残って、その後のフェスでも被れば見ていたのは別のコミックバンドなので、件のバンドは私にとって音楽活動も面白くなくなかったのだろう。

あと、RGがずっとあるあるを言ってくれなかった。あるある言いたいだけで全然言ってくれなかった。

2時間以上待ち、やっと出てきた推しバンド。
周りは着席の中、恥というものが標準装備にもなく、20年近く生きて得ることもできなかった私は、何の問題もなくいつも通り、振りをした。
演者からみて盛り上がってるように見えた方がいいかなと思っていたけど、逆に白けて見えたかもしれない。私は演者じゃないので、知らない。普通に楽しかった。

新曲もやって、くれたが3曲で終わった。

2時間かけて飛行機に乗ってきて、2時間待って、3曲15分で終わった。

帰りに出入り口のところに、運営の有名なスタッフがいて声をかけられた。
「来たんですね(笑)」
半笑いというのが正しいと思う。(笑)という文字が、見えたと言っても過言ではない。
「来ちゃいましたね」
それだけ返して、国際通りまで送ってくれるマイクロバスに乗り込んだ。

以前、「来て」って言われたから長野県塩尻まで行ってしまった話をしたが、今回においては「来て」なんて一言も言われていない。流石に来る人間がいると思われていなかったのだろう。
来たら、半笑いになるレベルで。

イベントは終わったし、この日ももう終わりだと思っていたが、終わらなかった。

腹ごしらえをしようと入った居酒屋で衝撃のニュースが飛び込んできた。

なんとなく好きで応援していたアイドルが、脱退する発表が出たのだ。
数日前のライブを飛んで行方不明になっていた彼女が、脱退という道を選んだ発表だった。

食事もほどほどに、カプセルホテルに戻った私は一晩中パブサをした。
空港で見かけたとか、彼女の地元の九州に帰るのではないかとか、情報で繋ぎ止めなければ虚無になってしまうような夜だった。
(彼女は数年後に、地元でお母様とメダカ屋さんをやっていることが、夕方のニュースの特集で報じられていた。元気そうでなにより。その数年後にアイドルとして一瞬戻ってきて、一瞬でまたどこかに行ってしまった。元気で幸せで、美味しいものを食べていたらいいな。)

金のない貧乏学生だったので、翌日の安い便までの時間潰しで、国際通りを行ったり来たりして、最終的に紅芋タルトの工場を眺めていた。

沖縄のお土産って、ちんすこうしかないよね。
海ぶどう買うなら国際通りじゃなくて、空港におばちゃんがやってるちょっと安いお店あるからそこで買うのがいいと思うよ。毎回そこで買ってた。

この回より滞在時間の短い沖縄遠征をした時は「それ(財布とポーチ一個しか入らない小さいリュック)で来たのww」とお姉さんに笑われたけど、後にも先にも半笑いされた沖縄はこの時だけでした。

4月の沖縄過ごしやすくてだぁいすき!
NONSTYLE石田さん身長高くて髪黒くて面白くて子煩悩でだぁいすき!

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