【脱線話】もう一生会わない人に励まされた

先日韓国に行ってきた

駅で電車を待ってる時に、急に声を掛けられた
韓国語は理解できるけど、ほとんど話せない

だから英語で「ごめんなさい、韓国語話せません」と答えた
私が日本人ということがわかると、彼は日本語が少しわかるようだったので
私たちは日英韓の3ヶ国語ごちゃ混ぜで話すようになった

よくよく話を聞くと、「夜ご飯を一緒に食べに行かないか」と誘われた
普段の私なら絶対断ってる
何を思ったのか私はOKした

若干の警戒心を持ちながら、レストランへ
日韓の文化の違いを話したり、韓国の飲酒ゲームを教えてもらったり、
お互い過去の恋愛を話したり、ただただ雑談をした

すると彼は「実は手相占いできるんだ」と言い始めた
正直スキンシップ目的だと思うし、手相自体は信じてなかった

彼は私の左手を見ながら「結婚は〜」「仕事は〜」と色々教えてくれた
真偽は不明だけど笑

そんな彼がふと私の左手首を見た
私は「あ、見られた」と焦った
すると彼は何も聞かず本当に優しい顔で
「辛いことがあったんだね、でもこれからは大丈夫だよ」と言ってくれた

こんなに優しい対応されたことがなかった
不覚にも私は泣きそうになった

ただ駅で偶然声を掛けられて、一緒にご飯を食べた男性に
温かい言葉をかけてもらうなんて思ってもなかった

彼は私のことをもう忘れてると思うけど、私は時々思い出してしまうかもしれない
連絡先は交換したけど、連絡することも会うこともない

だからこの場で代わりに言いたい
「オッパ、あの日はありがとう」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?