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「映像の世紀バタフライエフェクト」のイチオシ回3本再放送

NHKで放送されている「映像の世紀バタフライエフェクト」を昨年は毎週ではないですけど結構見た。

2023年末に「イチオシ回」の再放送というのがあり、正月にNHKプラスで全部観たので感想を。

まず1本目は「モハメド・アリ 勇気の連鎖」

アントニオ猪木とも戦ったことのあるボクサーとして記憶があるのですが、その他のことは全く知りませんでした。
まさか、アメリカのオバマ元大統領と繋がっているとは。

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023122725112

子供のころに自転車を盗まれたことから犯人への恨みから、ボクシングを志し後にチャンピオンになる。しかし、ベトナム戦争に入って殺人を犯すことになる徴兵を拒否したことから差別を受け、有罪となる。
アリの差別と闘う姿勢や勇気に影響を受けたのは、黒人初のアメリカ大統領となったバラクオバマ元大統領。
オリンピックで政治的な行動を禁じられていたが、その後は解禁され、人種問題、ジェンダー問題などが飛躍的に認められるようになった。
長い歴史から見ればここ50年ほどで世界は大きく変わったと言えるのではないかと思う。

2本目は「ハリウッド 夢と狂気の映画の都」

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023122725120?playlist_id=03baed56-5efd-4684-890d-d0954a8257ad

1936年、「オズの魔法使い」でアカデミー賞を受賞したジュディ・ガーランド。
若いころから才能を見出された故に、映画会社に束縛されることになる。
ダイエット薬として覚醒剤を使用させられ、最後には身体や精神に異常をきたして薬物中毒になり映画会社を解雇になる。
そしてジュディは47歳の若さで死去する。
しかし、生前のコメントでは彼女はこのような映画界の事情を受け入れているようだった。
華やかな業界の裏にはこのようなことやセクハラなどの性被害も当たり前にあるようだ。
数年前にアメリカでは性被害の告発の#Metooのムーブメントが起きたことは記憶に新しい。
取り上げられてこなかった問題を社会問題なるまでになったことは大きな変化だと思う。
日本での昨年のジャニーズ性加害問題も然り、21世紀になり情報が溢れコミュニケーションが発達したから起こすことができたのではないかと思う。


3本目は「砂漠の英雄と百年の悲劇」

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023122725116?playlist_id=03baed56-5efd-4684-890d-d0954a8257ad

昨年勃発し、未だ先が見えないイスラエルとパレスチナのハマスの争いの原点がわかる内容。
アラブ人とユダヤ人とイギリスの問題であり、イギリスのいわゆる二枚舌外交が根本的に悪いとは思う。
しかし、番組にも出てくるがアインシュタインが言うようにアラブ人とユダヤ人は兄弟のように共存できないものかと思うが、そこは日本人にはわからない人種問題というのがあるのだろう。
いつかなんとか終息して欲しいと願う。

まとめ

3本とも初めて観ましたがとても良かったです。知らないことが沢山あるなと実感。
それにしても人間とはなんと自分優先で自己中心的な生物なのだろうかと思う。あと何十年、何百年経てば、差別や戦争が無くなるのだろうか。この地球上では一向に亡くならないのかもしれないとさえ思えてくるが、それぞれの置かれた立場、環境で考えて生きていくしかないのだろう。
しかし、このような苦しい環境で生きていると「なんの為に生きているのか」と思っても仕方ない。そこで苦悩し、解を求めるために生きているのだろうか。

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