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とんでもない設定!ヤクザと出版社経営。~文庫「任侠書房」(今野敏)~

タイトルは「任侠書房」・・・
なんだこの極道と本の関係は?

近頃本屋をうろうろしていると文庫コーナーや映画化コーナーなどで“これ系”のシリーズが並んでいる。

どうやらこの任侠シリーズの「任侠学園」ってのが映画化(実写)されているようだ。

現在4作発売されているが、映画化された「任侠学園」を選ぶか、やはり順番通り一作目から読むか・・
と悩んだ結果1作目の「任侠書房」を選んだのであります。

内容は今どき珍しく?義理と人情の任侠道をわきまえたヤクザが、破産寸前の出版社経営を引き受けることになるという話。

出版社には出版社の難題があり、ヤクザも入り込めない空気もあったり・・逆にヤクザの中にもある才能を発揮する者もいたりとコミカルな流れで進んでいく。

最後はなかなかのアクション映画ばりの場面が用意されていているし(おおげさ?)ストーリーもきれいまとまってスッキリしている。

著者は極道ものを得意とした作家だが、この本ではあまり専門的なことは出てこず、ストーリーもシリアスでないので軽く読んでも全然OKな感じ。

なにより読みやすいので僕みたいに小説をあまり読まない人にはピッタリかも。(笑)


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