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「40歳から始める脳の老化を防ぐ習慣」読書感想

40歳を過ぎると嫌でも身体のあちこちが悪くなったり、能力低下してくるが(個人差あり)、この本は「脳」の問題。
著者の和田秀樹氏は精神科医で、ときどき書店で著書を目にする。

脳の老化といえどもいろいろあるが、一番よく聞く言葉としては認知症だろう。若年性認知症なんて言葉もあるくらいだから40代50代でも油断はできない。

僕も物忘れは少しずつ出てきているが、明らかに昔とは違うなと思うことがあればちょっとビビったりするわけで、これが病的なものかどうかはわからないが、少し気になったのでこの本を読んでみた。(図書館でたまたま目にしたので借りたんだけど)

早い時期から老化する場所とは

人間言語や動作はなかなか衰えないらしいが、思わぬところから、思わぬほど早い時期から老化が始まるらしい。(恐ろしい!)
それは「感情の老化」で、40代頃から始まるそうだ。

感情の老化とは大雑把にいうと「気が若い」というときの「気」が老化してくるということですが、科学的な事象として言い換えると、「脳の前頭葉が老化する」ということです。

人間の感情をコントロールしたり、自発性や意欲、創造性などを司るのが「前頭葉」という領域で、前頭葉が委縮すると「感情の老化」となり、放っておくとボケやすくなり、体もみた目も老け込んでいくらしい・・・

その前頭葉の若さを保ち、「感情の老化」を防ぎ、ボケ状態も阻止できるというわけ。

人って何か意欲や目的を欠くと変わっていくということ。聞いたことがありますね。若いうちは皆同じように見えても歳を重ねていくと差が出てくるといこと。

脳の前頭葉を鍛える方法

この本では脳の前頭葉を鍛える方法が数多く書かれている。
細かいことは省略するが4つの章にわかれている。

1、何かに書いたり、思い出したり、積極的に聞いたりする出力系を鍛えること。

2、歳をとってくると新鮮な事や想定外の事が減ってくるので、あえて生活に新鮮さ、変化、可能性と取り入れる変化対応力を鍛えること。

3、人付き合い、議論、自己主張、趣味、濫読などなど感情の老化・思考の老化を防ぐトレーニング。

4、運動、食事、健康、買い物(消費)などの日常の行動習慣から脳の若さを保つ。

人によってそもそも職業も生活スタイルも千差万別でこの本にかかれていることが全員にあてはまることは無いと思うが、自分の行動や思考パターンを見直すきっかけにはなるのではないかと思う。
(内容は40代くらいの人向けかと思ったが、定年過ぎた人向けの内容もけっこうある。)
そして、ボケや認知症を防止して豊かな人生を送れたらなによりではないかと思う。

この記事を書こうかどうか迷ったが、整理して出力すること(アウトプット)も前頭葉を鍛えることになるだろうと書いてみた。

最後まで読んでいただき有り難うございました。



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