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とにかく前向きに働きたいとき

毎朝、会社員として闘うように通勤電車に乗り、帰る頃には日が暮れて、まぶしい太陽を仰ぐ暇もない日々。こんな毎日でいいのかと働くことに疲れてしまったことはありませんか?この記事は、それでも前向きに働きたい方の背中を押す内容です。



新卒で入社して、初めての夏を迎える頃。これまで、夏といえば海に花火にバーベキューにと遊び回ることが大好きだった私。さすがに月曜から金曜まで通勤していると働くことに疑問を感じてしまったことがある。土日しか遊べない。社会人になると夏は8日間(8月の土日分)しかないのかと。

そんな時に父からの言葉。

楽しいことはお金を払ってするものだ。お金をもらうことが大変なのは当たり前

そうか。私は楽しいかどうか、これでいいのかどうか、を考えるから働くことに迷いが出たんだ。

楽しいことをするためには、お金が必要でそのために働く。

意外とシンプルなことだが、そう思って働くと土日に遊べることが嬉しいことに変わった。

そして、次のボーナスではコンポを買おうという楽しみを見出すこともできた。

大変なのは当たり前。そう思うと忙しいのも当たり前に思えたし、銀行手数料がバカバカしいといわれても、そのお給料をいただくために提供できる知識と経験を増やすことに努めた。

父はいつも忙しい広告代理店勤務。30代の頃にはパニック症候群を患いながらも克服し、週末はテニスかゴルフで汗をかいてリフレッシュする会社員生活で退職まで40年間働いた。きっと、この言葉を何度も何度もかみしめながら、私たち家族のために働き続けてくれたのだろう。

その後、私の勤める銀行は合併。社員が増えた分様々な人間関係を学んだ。3度目の正直どころか4度目の昇格試験にパスするまで、何度も悔しい思いも。その度にあの言葉を思い出して、出産退職するまで働き続けることが出来た。

楽しいことはお金を払ってするもの

この言葉はライターになった私の心にも響く。お金を払ってもらった人を後悔させないように、私は入念なリサーチと修正に応えてクライアントが納得できる記事にして初めて原稿料をいただけると思う。

クライアントが原稿料を支払うために捻出した資金は、直接的な楽しみはないかもしれないが、きっとそのメディアの先に出会う読み手を楽しませたいから。それで利益が出れば一石二鳥。クライアントも楽しいものに使えるお金ができる。

今のところ、私はライターとして働くことを辞めたいと感じることはないのだが、もしもこれでいいのか迷う時がきたら、改めてお金を払いたいことをしようと思う。   
私が支払う先にも、それを受け取るために見えない努力をしてくれた人を感じるはずだから。感動する映画や音楽とか、美味しいものでもいい。きっとその結晶に触れたとき、自分も感化されてまた頑張りたくなるのではないだろうか。

「楽しいことはお金を払ってするものだ。お金をもらうことが大変なのは当たり前

この言葉で前向きに働き、また楽しいことを見つけよう。




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