ゴスペルレッスン

今日は久しぶりにゴスペルのレッスンでした。元々は夜に賑わいを見せる街から一本外れた通り沿いのビルにある一部屋で集まって唄っていました。

レッスンの最初は先生の素敵な話しを聞いてから始まります。心理学を学ばれていてその話とか、恋愛に関する話、本の話などなど。感動する話にみんなで涙したり、笑ったり。

レッスンはテナー、アルト、ソプラノに分かれて歌うのですが、先生の弾き語りを聞きながら教えてもらいます。ミュージカルの舞台にも立たれ、有名な歌手の歌唱指導もされる先生なのでそれ自体が贅沢な時間。ママになっても自分らしく生きていけば、子供は背中を追いかけてまっすぐ生きていく。自分の人生を楽しみなさいとの想いからママ向けのレッスンを開講してくださったとか。レッスン中もご自身の小さなお子さんを連れながら、私たちも子連れOKなので学校が休みの時は連れて行って一緒に歌う日もありました。

1時間半のレッスンはあっという間に終わり、いつも爽快な気持ちで仲の良いママ友とランチをし子供の帰宅時間までに帰る。月に2回のレッスンは日頃の疲れや鬱憤を晴らす貴重な時間でした。

それが去年になって、コロナが流行り出しみんなで集まることが不可能に。

数か月後からZOOMでのレッスンがスタートがしました。

一緒に歌うのは難しくなり、それぞれの家でpcを前に歌います(笑)

(夫の在宅日とレッスンが重なるとちょっと歌いにくいっ)

そして、レッスン前に先生のお話しと共にみんなでシェアしたいことや近況を順番に話すようになりました。これが、またとても良い。「子離れが始まり寂しい」と話す人がいると、既に嫁いだ娘を持つ方が「離れると逆に頻繁に帰ってきたり連絡したりするようになり家族の絆が深まった」という話を聞かせてもらえます。

今日は先生が忙しいため代行の先生でしたが、こんなお話しをいただきました。

「一杯のお味噌汁。シングルマザーと高校生の娘の話し。」

忙しい母親がご飯を作ってくれないのが不満の娘。そこで、その相談を受けたご年配の方からの言葉。「どうして、お母さんを分かってあげられないの?忙しく作れないのを理解してあげて」。そして、お母さんにはこんなことを伝えたとか「どうしてお味噌汁の作り方を教えてあげないの?」 

「お味噌汁を作るのではなくて、作り方を教えてあげる。魚を与えるのではなくて釣り方を教えてあげなさい」と。

お互いに、して欲しいと求めるのではなくて与える関係になりなさいと仰ったそうです。

「与える気」は家庭の中に広がるんですよ。まずは自分から歩み寄るんですよというお話しでした。

唄ってスッキリさせたくて参加したレッスンでしたが、我が身を省みる時間にも。

家事育児を一人で行い13年目、在宅の仕事を始めて半年。家族に与えられるものがあるはずですね。



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