愛鳥の体重が毎日落ちているときの対策

こんばんは。2023年の年末、我が家の愛鳥(セキセイインコ・推定2歳半)がご飯を毎日のように吐き出す仕草を始めました。最初は「なんだろう?」と。当時の体重は34g。まさかこのとき愛鳥の体重が20gにタッチするとは思っても居ませんでした。4回ほど死を覚悟しました。

初期症状。
愛鳥は毎日毎日吐きます。雄の思春期特有の他の鳥ちゃんにご飯をあげる仕草ではなく、シンプルにシード類が消化できていない感じでした。苦しそうに吐き出します。胃か喉かどこかそこらへんにガンの類か、炎症か。なにかできたのか。もしくは気まぐれで吐いてるか。本当に謎です。これは今でもわかっていません。鳥専門の動物病院の先生も原因がわからずお手上げでした。注射して炎症を調べる選択肢もとれましたが、すでに弱っている愛鳥に注射をして体に負荷をかけることはやりたくなかったのです。

以下が我々夫婦にできたことです。
・保温
体温を温めることです。必須です。吐く仕草を初めてからふんわりする時間が増えました。鳥と暮らす人ならもうわかると思います。ふんわり、それ、すなわち病気。我々人間が保温してあげることは大事です。保温方法は「虫かご」「ランプ」「タオル」です。脇をひろげて暑い暑いしてたら温度を工夫してください。保温してなかったらきっと我が家の愛鳥は死んでいたでしょう。
・ご飯の選定
シードを吐くんです。食べたがらない。フォーミュラもすぐにペッと吐き出します。ネットに掲載されてるものもみつけたものは全部試しました。りんごジュースやはちみつや砂糖水。とにかく体重を増やしたかった。
第一次デッドライン(初めて体重が24gを下回ったとき)
夫婦で愛鳥の死を覚悟しました。「最期は鳥ちゃんの好きなものを食べさせてあげよう」と、大好きな豆苗と小松菜を渡したらモリモリ食べ始めました。あれ?と。フォーミュラにはちみつを数滴垂らしたものも1g食べてくれ、体調は日に日に回復しました。虫かごの中にオーツ麦をばらまくと食べてくれるようになりました。30gまで回復して「あーよかった」。これが第一次デッドライン。答えは「豆苗」「小松菜」「オーツ麦」もしくは「好きなもの」です。
第二次デッドライン(初めて体重が20gを下回ったとき)
30gにタッチして安心していたのもつかの間。しばらくしたらまたふんわりしはじめました。多分ですが換羽期も重なりました。体重もみるみるうちに落ちました。我々は過去の経験がありますから小松菜と豆苗を与えました。食べないんです。全く食べない。焦りましたよ。過去の正解が間違いになりました。経験が活きない。愛鳥はすぐに24gを下回りました。愛鳥の死を覚悟したのは2回めです。フォーミュラもだめ。お手上げです。そのとき何を考えたか、何を思ったか、「果物で鳥が食べれて太れそうなものはないか」と。ありました。「バナナ」です。ただしバナナをそのまま出してもだめです。怖がって食べてもらえません。爪楊枝でチョンチョンして爪楊枝にバナナをうっすらまとわせて、愛鳥にペロペロしてもらう手段。大正解でした。毎日0.5gずつ体重が戻っています。嘔吐も今のところないです。フォーミュラを与えずに体重が戻っています。ということで「バナナ」が正解でした。

以上。「保温」「バナナ」「小松菜」「豆苗」がキーになりそうです。個体差もあると思います。「保温」は絶対です。絶対です。バナナも正しい気がします。与えすぎはよくないとネットにかかれていますが、日に日に体重が減り鳴くこともできないような体力の鳥にはバナナはいくらあげても良いと思います。固形のシードはまだうまく消化できていない感じですので油断はできない状況ですが、明日死ぬかもしれないという状況からは脱出できました。

1羽でも多くの鳥ちゃんの命が助かりますように。この知識を共有します。バナナだ!バナナを爪楊枝でチョンチョンしてペロペロさせるんだ!


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