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本という形にとらわれなくてもよいかと

米川さんの絵本を出版することを目指しこのnoteを始めましたが、どうしてもどこか納得できない気持ちや安定しない感情がありました。そして、最近では本の形にこだわる必要もないと感じるようになりました。ヘッダーでお借りした画像「なんで?」そのものですね。概算費用もすでに把握していました。おおよそ100万円ほど。もともと利益を求めているわけではないので、自己資金でこれくらいなら出してもいいかなと用意もできていました。米川さんのご親戚の方に出版関係の方がいらっしゃり米川さんが相談された時、超有名人もなければ損益とれないから出版などしないよと言われたと悲しそうに米川さんはお話されましたが、私としてはまったく売れる等とは考えず、売れたらラッキーくらいの気持ちでいました。
それが今年になり、大きく変わりました。1つの大きな理由は、1月1日の能登の地震。津波や建物の倒壊の光景を見て、紙媒体にこだわる必要性がどこにあるのか疑問に感じました。ISBNをつけて出版して自分を満足させるよりも、その100万円をもっと有益なことに使えるのではないか。
2つ目の理由は、売れなくてもよいと言いながら、それでもプラスマイナスゼロまでもっていく方法を考えている自分に嫌悪感を持ったのです。
IT関係の方ならおわかりになるかもしれませんが、オープンソースの世界の恩恵を受け仕事をしてきた私には、売れる売れないの話はどうしてもしっくりこないものがありました。
今はラスクルなど、手頃な価格で印刷できるメーカーがたくさんあります。印刷だけでは視覚障害の子供たちは楽しむことが難しく、点字識別率も視覚障害の10%ほどです。確かに点字は視覚障害の専門学校での学習に使われることがありますが、多くの子供や大人には楽しんでもらえません。
高齢者の視覚障害と同じように、聴覚障害にも同じ理由があると感じています。テレビで手話が同時放送されることがありますが、手話を習っていない人には理解できません。
垣根を低くするためには、初めから電子化を考えることも一つの方法です。読み上げ機能もありますが、WiFi制限や電子機器制限がある場合、どうしましょうか。
賢明な方はおそらく私の考えを理解しているかもしれません。つまり、そうした問題に対処するために、まずはなんらかの方法で電子書籍化したものをアップし、それを編集して必要な人々に楽しんでもらうために無料で配布しようと決めました。もちろん売れる可能性がゼロではないところもありますので、そちらには紙媒体として置いていただきますが。
此処noteは、収益化ツールとしてとても良い媒体だと思います。でも私がもしnoteを収益化ツールとして考えるのならば、内容も更新度もがっつりと考えて発信していかなければなりません。お金を頂くということはそれなりの対価を提供しなければならないということ、それは今の私には此処noteでは無理かな。自由奔放に書いていられる遊び場的な処として此処はそっとしておきたいです。
なので、今米川さんの絵本が「米川さんproofreading(校正中)」マガジンにさらりと変えておりまして、発刊している信州ウソ倶楽部のお話をずっと公開している次第です。

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