まちがいさがし
2024年はじめてのnote。月一ペースで書いていきたいなぁ、という新年の目標。
140字じゃ抱えきれなくなり爆発しそうになったら書きます。というか140字ってのもいずれ死語になるのかなぁ、と思いながら。
さて、引き続き、米津玄師の音楽を毎日のように聴いて聴いて聴いて、歌ってみて、鑑賞して、自分なりに味わって。(噛んでも噛んでも味がなくならない、むしろ味が増していくガムのようだ、米津さんの曲は)
自分の中で最難関だった「diorama」(1stアルバム)を自分なりに咀嚼することができて、ようやく米民と名乗ることができる、と思えてきました。
そしてどのアルバムも同等に傑作で、それぞれの良さがあって、恐ろしい才能だな、と感服しています。
聴くたびに新たな発見があるけれど、それは、聴く場所、聴いた時の気温や気候によるところも大きいかもしれない。
最近ウォーキングが日課で、空を見上げるのが癖になってるので、よりそういったものに影響を受けている可能性もあります。
さて!前置きが長くなりましたが、わたしの住んでる地域では本日初雪でした☃️
雪の日って、少しシリアスな、ピンとした空気を感じる。それが「STRAY SHEEP」(米津玄師5枚目のアルバム)にピッタリだなと思って今日のアルバムに決定したんですね。
そしたら、まさかの
「まちがいさがし」に突然刺されまして。
雪の中での「まちがいさがし米津玄師セルフカバーバージョン」が、すごーーーーーく、いい。
大前提として、こちとら菅田将暉沼からの米津玄師沼ですので、「まちがいさがし」を何度聴いたかわからないですし、もう当たり前に当たり前すぎるほどに、言うまでもなく、名曲なんです。
菅田くんのことは大切な思い出として胸にしまいながら、今はただ米津さん一筋にお慕い申し上げている身でございますが、(知らんがな)
でも、でも、「まちがいさがし」はわたしにとっては菅田将暉の歌なんです。
米津さんも、「菅田将暉だからこそ成立した曲」「聴けば聴くほど嫉妬する声」と菅田くんを高く評価していて、(菅田将暉ANNより)
また、セルフカバーについても「原曲がより輝く姿だったらいいな」とかなりアレンジを加えてます。
菅田将暉バージョンはこちら
菅田くんバージョンは、MVの菅田くんの表情にも表れているように、「出会いの奇跡、喜び」が溢れ出ています。なんかまわりに花がみえるかんじ。
しみじみと過去を振り返り、ちょっと照れ笑いしながらグッと手を繋いでくれて、「きみに出会えた自分でよかったよ」と言ってくれるハピネスに溢れた歌なんです。
そしてそれは、米津さんも仰ってるとおり、菅田将暉が歌うからこその「まちがいさがし」であり、菅田くんのあの少年性と実直さの中に甘いスパイスが入った特別な声で歌い上げることにより、昇華される歌なんですよね。
菅田将暉はスペシャルな人であるのに、等身大で近所にいそうな感じを出せる天才であるので、この歌のもつ真っ直ぐさがピッタリです。
(そしてどう考えても2人ともまちがいの方ではない、というつっこみはさておき。)
それで、セルフカバーバージョンについて。
今まで普通にいいなー、おしゃれなアレンジだなーってさらっと聴いてて。(何故なら新参者ゆえに知らない曲を耳に慣らしたくて、知ってる曲は聴く優先順位が低かった。)
んでこれがですよ、雪の中で聴くまちがいさがしのサビがやばい。
音楽の専門的なことわからないけれどこのエコーみたいな?二重になっているサビが、雪とめちゃくちゃ相性よくて。なんか遭難してる感じっていうか、応答せよって感じというか、とにかく主人公は独りなんだな、って思って。
(てか我が地域、雪降ってるっていってもたいしたことなくて、全然吹雪いてないんだけど笑)
このまちがいさがしは、独りぼっちなんだよね。
「そばにいて」っていってるのに独りでいそうで。
菅田くんの時は気にならなかったけど、語尾が全部過去形に聴こえてきちゃって。
軽快なイントロ、鳥のさえずり、牧歌的な雰囲気の音と対照的な米津さんの太くて色っぽい妖艶な声。菅田くんバージョンは逆に音が切なくて、声に少年性があって、真逆の印象、まさに双子のような、これぞ、まちがいさがしのような。
こわいくらいにサラッと歌い上げるサビ。
え、もしかしてもうその「きみ」はいないんじゃないの?
そして最後の「どうでもよかった」のアレンジの歌い方に鳥肌が立つ。え、後悔してるんじゃない?強がってない?大丈夫?
たとえもうきみはそばにいなくても、「きみと出会うことができた自分を肯定していこう」としている歌なのかもしれない。
そう思ったら情緒メッタ刺しで、これは大人の「まちがいさがし」ですわ。参りました米津玄師さま、ってなりました。
あくまでわたしの本日の感想ですので悪しからず、晴れの日に聴いたら今度はストレートなプロポーズの歌に聴こえるかも。
それくらい日によって振れ幅大きく解釈できるのが米津さんの歌の良さであり、強さなんだろうな、と。解釈はこちら次第。
どちらのバージョンも改めて素晴らしくて、歌詞を改めて読んでも、歴史に残る名曲だなぁ、と思わされるのでした。
あと米民になってから気づいたのは
「くだらない」「くたばるまで」って歌詞がすごく米津さんだな、って思います。
あとわたし的に「誰にも見せない顔を見せて」は推しに言われたい言葉ランキング3位以内にランキングしています(知らんがな2)
素晴らしいワード、ありがとうございます🙏
米津さんバージョンのリンクを貼りたかったのに何度貼っても失敗するので、ぜひサブスクかアルバムで聴いてみてください💿そしてイヤホンで聴くことを強く強く推奨します。
長い文章読んでいただいてありがとうございました!
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