歎異抄第3章・善人なおもって往生をとぐ、いわんや悪人をや imamurakoichi 2022年5月20日 23:55 今日のお話は「歎異抄第3章・善人なおもって往生をとぐ、いわんや悪人をや」https://youtu.be/RUaoKvynjisです。「歎異抄」は名文、美文で有名です。親鸞聖人が90才でお亡くなりになった後、親鸞聖人の教えられたことと異なることを言いふらすものがあらわれました。それを嘆いて書かれたものが「歎異抄」です。「歎異抄」のなかに、私たちにとってもっとも大切なことが教えられています。何の為に生まれてきたのか、何の為に生きているのか、どんなに苦しくても生きねばならないのはなぜか。「なぜ生きる」これが皆、分かりません。20世紀最大の哲学者といわれるハイデガーも歎異抄を絶賛しています。歎異抄3章には有名な「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」世間で「往生」といえば、「困ったこと」「死んだこと」と思っています。しかし、それは間違いです。字をみても分かりますように、「往生」には「困る」とか「死ぬ」という意味はありません。それどころかその反対です。仏教で「往生」とは「生かされて往く」と読む往生(不体失往生)と「往って生まれる」とよむ往生(体失往生)があります。「往生」といっても、「現在の往生」(不体失往生)と「死んでからの往生」(不体失往生)と2つありますが、「現在往生できている人」が「死んで往生させて頂ける」ので親鸞聖人は「現在の往生を急ぎなさいよ」と叫び続けていかれました。親鸞聖人90年の教えを漢字4字でいうと「平生業成」(へいぜいごうじょう)です。「平生業成」とは、平生に絶対の幸福に成れるということです。「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」「善人でさえ助かるのだから、まして 悪人はなおさら助かる」普通に聞きますと、これは逆でないか、と思います。善人、悪人とはどんな人のことをいうのか単純な理解はできません。https://youtu.be/RUaoKvynjisYouTubeチャンネル登録まだの方、どうか宜しくお願い致します(^_^)/~https://youtu.be/RUaoKvynjis【自己紹介】今村光一@やさしい歎異抄講座https://www.youtube.com/channel/UCIODJsS3qZU4eV8wwAIRthg昭和44年 兵庫県芦屋市出身。平成 4年 大阪大学工学部機械工学科卒業。平成 6年 仏教講師養成課程卒業。以後各地にて講演活動。はじめての人もよくわかる、「なぜ生きる」とは、「歎異抄」の言葉とは、どんなことか発信してゆきたいです。(YouTube) https://www.youtube.com/channel/UCIODJsS3qZU4eV8wwAIRthg(note) https://note.com/imamurakoichi(ツイッター) https://twitter.com/kixmmr(フェイスブック)https://www.facebook.com/koichi.imamura.73(インスタグラム)https://www.instagram.com/imamurakoichi/(ブログ) https://ameblo.jp/kixmmr-20210628/(TikTok) https://vt.tiktok.com/ZSeeU69Cd/【歎異抄の紹介】親鸞聖人約800年前、京都にお生まれになられ、90才でお亡くなりになられた。親鸞聖人は浄土真宗を開かれた方日本人のほとんどは仏教徒仏教徒の中で一番多いのが浄土真宗歎異抄親鸞聖人の高弟・唯円によってかかれたといわれる親鸞聖人がお亡くなりになった後、親鸞聖人が教えられたことと異なることを言いふらすものが表れ、その誤りを嘆き正そうとしたもの。日本の三大古文「方丈記」(鴨長明)「歎異抄」「徒然草」(吉田兼好)ほぼ60年間隔で成立岩波文庫で「歎異抄」120万部以上歎異抄に感銘を受けた人も多い。西田幾多郎「一切の書物を焼失しても『歎異抄』が残れば我慢できる」三木清「万巻の書の中から、たった一冊を選ぶとしたら『歎異抄』をとる」司馬遼太郎「無人島に一冊の本を持っていくとしたら『歎異抄』だ」歎異抄について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。歎異抄.jphttps://xn--6quo9qmwi.jp/【おすすめ】仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太(動画)https://www.youtube.com/channel/UC2L2dBbBWuexPgOE4IdGu2g釈迦がただ一つ説かれたことhttps://www.youtube.com/watch?v=vzD7vQ0ajug&t=18s釈迦と弥陀の違いhttps://www.youtube.com/watch?v=jK7JAz-AmwY&t=828s【ハイデッガーの老後の日記】マルティン・ハイデッガー(1889-1976)20世紀最高の哲学者の一人。〔ハイデッガーの老後の日記〕 今日、英訳を通じてはじめて東洋の聖者親鸞の「歎異抄」を読んだ。「弥陀の五劫思惟の願を案ずるにひとえに親鸞一人がためなりけり」(歎異抄後序)とは、何と透徹した態度だろう。 もし10年前にこんな素晴らしい聖者が東洋にあったこと知ったら、自分はギリシャ・ラテン語の勉強もしなかった。日本語を学び、聖者の話を聞いて、世界中にひろめることを生きがいにしたであろう。遅かった。 自分の側には日本の哲学者、思想家だという人が30名近くも留学して弟子になった。 ほかのことではない。思想・哲学の問題を随分話し合ってきたが、それらの接触を通じて、日本にこんな素晴らしい思想があろうなどという匂いすらなかった。 日本の人達は何をしているのだろう。 日本は戦いに敗けて、今後は文化国家として、世界文化に貢献するといっているが、私をしていわしむれば、立派な建物も美術品もいらない。なんにもいらないから聖人のみ教えの匂いのある人間になってほしい。 商売、観光、政治家であっても日本人に触れたら何かそこに深い教えがあるという匂いのある人間になってほしい。 そしたら世界中の人々が、この教えの存在を知り、フランス人はフランス語を、デンマーク人はデンマーク語を通じて、それぞれ、この聖者のみ教えをわがものとするであろう。 そのとき世界の平和の問題に対する見通しがはじめてつく。21世紀文明の基礎が置かれる。 (中外日報:昭和38年8月6日) #歎異抄 #なぜ生きる#なぜ生きるのか#今村光一#いまむらこういち#いまむら#生きる意味#人生の目的#人生の目標#仏教#釈迦#法然#親鸞#覚如#蓮如#人生#四苦#八苦#生死#生老病死#ブッダ#教行信証#正信偈#御文章#御一代記聞書 #親鸞聖人 #歎異抄 #往生 #一念 #弥陀の救い この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート