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旧暦12月の屋敷拝みとウガンブトゥチ2022②

画像は火之神様にお供えするチャーギ(イヌマキ)
大きめのスーパーではお花コーナーで3~4本束200円ほどで販売されてる。
お供えしているうちに根が生えちゃって、挿し木するとこんなに立派に育っちゃった。旧暦一日、十五日のたびに買い替える必要があると言われてもいるけど、なかなかねぇ、元気な植物をポイできないわ私は。なので、元気が無くなっちゃた時に替えることにしてる。きっと神様も許してくださるでしょう。
お供え物には、生命力が強く、枝のある常緑樹、チャーギやクロトンが適しているのだそう。枝がしっかりしていて、枝葉がわかれることで子孫繁栄の意味も持つんだって。神人(カミンチュ)の方曰く、「神様には葉の色が(枯れたりして)変わらないものを。」とのこと。
プラス、花はNG、「一家の主に花がつく=浮気する」と言われているのだそう・・・

同様に、旧暦の一日、十五日にはお酒もお供えするのだけど、そういえばカミンチュの方が「お酒は毎日はNGよ、主が酒飲みになるからね。一日、十五日だけうさげて(お供えして)ね。」とも仰った。地域によってはお酒も毎日お供えする風習があるそうだけど、その地域の男性は酒飲みが多いのだとか(汗)
なんていうか、シンクロ・・・?
ここは忠実に、チャーギと、旧一日、十五日にだけお酒をお供え、ね。

さて屋敷拝み、御願の順序・・・
準備
始める前に、四方と御門(または玄関)左右とトイレにサン又はゲーン(ススキの葉を奇数枚束ねて葉先を十文字に結んだ魔除け)・シバサシ(ゲーンに桑の枝1本を差し込んだ、より強力な魔除け)を1本づつ立て、その手前に盛り塩をして場を清める。
私のイメージでは、ゲーンは神様の刀なのかなぁと。十文字に結んだ部分が持ち手で。
①火之神様(火之神様がない場合はトイレ)からスタート
 「これから拝みを始めます、よろしくお願いします」
②北の、ニ(子)ーヌ(の)ファー(方)(子の方)神様、
③東のウーヌファー(兎の方)神様、
④南のンマヌファー(午の方)神様
⑤西のトゥイヌファー(酉の方)神様
⑥御門(玄関)、向かって左右それぞれに
⑦トイレ
⑧火之神様(トイレから始めたらトイレで)
 「屋敷の御願を無事に終えることができましたとの報告と御礼」

八か所すべてでグイス(祝詞)を唱える・・・
できればウチナーグチ(沖縄の方言)でって・・・難しいのよぉ・・・
戦中の方言禁止令の影響ね。
まだ覚えてないから、台本読みながら(汗)
また次回!


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