美容理論①ブスも美人も心持ち次第

18歳の夏、私はイタリアに行った。
昨日の夜友人と昔話をしながらmixiを開いたら、イタリアの写真が出てきた。
正直度肝を抜いたね。

衝撃であった。凄まじいブスがいた。
まず、めっちゃデブだったし、洋服のセンスも最高にださい。化粧もやばいし、何より表情がもちゃっとしてる。
せっかくイタリア来てんのに何だこの体たらく。愛おしいな。

あの時は環境の変化についていけなくて、もがいてたっけなとか色々思い出した。
周りが全部敵だった、思春期真っ只中。
調子に乗りまくった高校生までの自分を引きずって、私は特別な存在とか思ってたのに、そんなことないって現実を受け入れられなかった時。
自分の思う自分と、周りから見た自分の差が不満で、努力もせずに妬み嫉み、恨みつらみ。
自分はもっと評価されるべきだと文句を言いながら、評価される努力も何もせず攻撃的。最悪である。
あの頃、よく友達がいたもんだと思う。笑

何が言いたいって、見た目に全部出てた。曲がりきった根性が。笑
ブスって、生まれ持った造形っていうより心持ちだなぁと思うね。

でも、その時は気付かないもんだ。あの時はあの時で一生懸命もがいてたんだから、否定するつもりはない。だけど、ウケた。

ただ、良いところもあったよ。
相変わらずひょうきんだったし、可愛さより面白さ、ふざけてナンボみたいな精神はそのままで愛おしかった。
ピーターパンみたい。大人になんてなりたくないよ。もうすぐ30だけどさ。

で、今の自分が良いとは言わないけど、経験をある程度積んで思うのは、人は本当見た目で変わる。まわりの対応も、自分の中身も。
てか周りの対応が変わると自分が変わるって感じかなぁ。やっぱ人って支え合いだね。金八先生。

私はずっと人は見た目が一番大事って言い続けてるけど、これは自分の経験からだと思う。
まず、ブスに人は寄り付かない。それでブスは捻くれる。私なんかのループ。根性がひん曲がって表情に出る。傷付けられたくないから攻撃的になってより人はブスを避ける。ループ。あぁ、つらい。そして愛おしい。だって、どうしたらいいかわかんない自己防衛故だし。

私はそういうブスをひとまとめにして、朝まで文句恨みつらみ24時をやりたい。みんな自分たちに嫌気がさして毒が抜けるとおもうんだよね笑

それで終いに、どんなに努力しても所詮元が可愛い子には負けるとかよくわかんないことを言い出す。
勝ち負けじゃないし。その理論でいうと、世の中の女はほとんどペネロペクロスに負けてる。言ってしまえば世の中の人全員誰かに勝ってて誰かに負けてるわけで。
まぁ勝ち負けにこだわる事が私あんま理解できないからあれだけど。その思考を否定する気は無いし、むしろそれが原動力で頑張れる人もいるよね。

でも言いたいのは、お前の努力って、その可愛い子がもう歯磨きくらいのテンションで当たり前にやってることなんだけどな。っていう。基礎をやっと身に付けた位で努力した被害者面しないでほしいよねまじで。
ちょっと違う服買ったとか、化粧変えてみたとかダイエットしてみたとかそんくらい。そんなの誰でもやってるし、なんだろう。そういうことじゃない。 

元がいいだけとか、どうしてあの子がとか、あなたがそんな目で見ているあの子もみーんな実は陰で努力してたり、自分のブランディングをきちんとしていたりする。人に歴史あり。ちやほやされてるように見える、得をしているように見える子達は見せ方とやり方をすごく研究している可能性が極めて高いし、当たり前の基準値が高かったりする。ね、現実みよ。あと、努力してもダメだったってことは、方向性間違えてるだけの可能性が極めて高くて、自分がダメなわけじゃないってことも念頭に置いておくべき。

自分を卑下するブスって、ブスとしては控えめに謙虚なつもりでも、かなり嫌われます。念のため。

マインドの問題なのかな。え、いきなり宗教的だね。でもやっぱり。
まず、自分を理解する。これが大事。自分を分かってる人ってどんなスタイルでもかっこいいからね。
誰かを参考にするのはありだけど、比べるのはなし。

まずは自分をブスと認め、どうすればよくなるか考える。
自分の良い所とか、なりたい自分像をめちゃくちゃ振り絞って考えて、そこに近づくためにどうすべきか考える。
で、人と接する時はなるべく笑ったり、受動をやめて能動的な人間になる。
まずはそこだけ意識してみるだけで、かなり変わると私は思う。

長くなったけど、この説教くさい感じの美容理論的なのしばらく続けようと思う。笑