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劇団四季ミュージカルキャッツについて2チカチカ猫目

キャッツを初めて観た時、驚いたのはオーバーチュアでの暗闇の猫目チカチカだった。初めてのキャッツ、というか、初めてのミュージカル観劇ということで構えていたところにあのチカチカ。開演冒頭、たくさんの猫たちが客席の合間に走り出て目をチカチカさせるのは暗闇の中ですごく効果的な演出。

ファンの皆さんは「目チカ」と呼んでいるらしい。私は猫の目といえばあのポスターやチラシ、CDジャケットなどにデザインされたマルに近いものばかりがイメージとして浮かぶのに、あの「目チカ」はひし形がふたつ、横に並んでまるでマンガのネコ目。うーん、さすがキャッツ、想像の斜め上を行くなー、と感心したものです。

そして、それを「演じて」いるのはこれからステージに立つキャストの皆さんではなく、なんというかアンサンブルの皆さんというか、劇団の練習生みたいな人たちなのかなー、と思っていましたが、実はこれからステージで歌い踊る皆さんが「チカチカ」してるのだと気づいたのはその後、1〜2回観てからのこと。それもまた「さすが劇団四季!」と妙に感激したものです。

さらに、前方のステージ、オーバーチュアの壮大な音楽の中、ゆっくり回転していよいよステージ正面がこちらを向かんとするゴミ捨て場のセットにもあちこち至るところにあの猫目チカチカが散りばめていることを知ったのは、つい最近のこと。

あの、客席まで巻き込んだゴミ捨て場のセット、そして猫目チカチカが重なり、もう観る者はイッキにキャッツの世界へ吸い込まれてしまう!魔法のような猫目チカチカ。

何度体験してもいつもドキドキワクワクな猫目チカチカ。また来月、静岡で会えるのはとても楽しみで嬉しいことです。

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