組織を区切って考えてみる

スタートアップ企業に訪れるという「成長の壁」。従業員数が「30人」、「50人」、「100人」を迎える前後で出現するという。

この壁を超える企業もあれば、超えることの出来ない企業もある。

その違いはどこにあるか。スタートアップという特性からくるものなのか、人数によるコミュニケーションネットワークの不全によるものなのか。

3000人の組織の場合。
一括りに捉えず、30人の組織が100組、あるいは100人の組織が30組、といった形で捉え直す。

12000人の組織の場合、3000人のグループに分けて、それぞれ100人の組織が30組といった形で捉え直す。それを4回繰り返す。

100000人の組織の場合・・・300000人の組織の場合・・・。ある程度のサイズまで階層化して分類しないとなにがなんだか。

さておき、壁の出現率、超えた組織、超えるのに苦労している組織の傾向をみる。

ひとつひとつの問題は、もしかしたらスタートアップの抱えるそれと近しいのかもしれない。

それらの組織群が、有機的に連結した時の機能不全はどこが原因かを見てみる。この組織間の連結不全が、いわゆる「大企業病」なのかもしれない。

ここにフォーカスした場合、この30人の組織の壁が抱える課題に、組織郡の連結不全に対する処方箋をあてても意味がないのかもしれない。

それぞれの組織への処方箋は、その症状に合わせて個別に処方されたものでないと意味が無いのかもしれない。