Aaron Zavala 紹介

 今年のボウドラの推し選手の一人Aaron Zavalaを紹介します。

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Aaron Zavala

22歳 OF/3B 183cm, 87kg

2021 (A/Rk)
55試合 93打数 22安打 1本塁打 9盗塁
打率.293 OPS.819

 高いコンタクト能力と選球眼が魅力。守備は外野以外にも三塁と二塁を守れるらしいです。ただし守備はあまり上手くはありません。肩も平凡です。
2021年の大学時代には.392/.525/.628を記録し、ゴールデンスパイク賞の最終候補に選ばれています。(最終的にゴールデンスパイク賞にはKevin Kopps(SD)が選ばれています。)

 ちなみにゴールデンスパイク賞とは、全米アマチュア野球の最優秀選手に贈られる賞です。プレーや成績だけではなく、スポーツマンシップも審査対象となります。つまり人格的にも優れていると思われている必要があるという事です。

 19年はラッチマン、18年はボーン、17年はマッケイと錚々たる面子が並びます。一部にはこの賞を受賞した選手のサインをコレクションするコレクターもいるようです。こういう点も収集理由の一つになります。

 ただ事前評価はあまり高くありません。公式76位、BA123位、FG33位
FGだけが高く評価しています。3巡目で指名されるかもねという評価。
この巡目での指名は、契約金は抑えるための早めの指名と思われました。しかし実際には身体検査で異常が見つかったため契約金が抑えられたのです。この身体検査で見つかった異常が彼を応援しようと思った理由です。

以下サイトより引用し要約しました。
https://www.dallasnews.com/sports/rangers/2021/11/01/how-rangers-prospect-aaron-zavala-navigated-a-health-scare-that-nearly-ended-his-pro-career/

【ドラフト指名後の身体検査で頸椎の上部の腫瘤が見つかります。その際に「すぐに歩くことが難しくなるかもしれない。」「二度と野球ができない」と言われました。

 21歳の若者にとっては絶望的な宣告だったでしょう。しかし署名期限は待ってくれません。球団はスロットの40%を提供し彼は受け入れました。40%の提示は署名しなかった場合に補償ピックを受けられるからです。
そして署名後改めて専門医に見てもらうと良い結果が得られました。定期的に症状を監視する必要があるが、現時点では他に注意を払う必要はなく、プレーに支障はない。というものでした。Zavalaは安堵し以下のように語った。

「私はゲームを当然のことと思ったことはありません」
「しかし、これは私がその中の小さなものに感謝するようになりました。それは私にとって本当にお金についてではありませんでした。特にすべてが落ちた後。もう一度プレイすることです。」】

 この記事を読んで彼を応援しようと思いました。人はないものねだりをしがちです。今あるものに感謝せずに隣の芝生に青い鳥を見出します。しかし幸せは歩いてはきません。なぜならすでに手中にあるからです。この経験をした彼が今後どんなキャリアを歩むのかとても興味があります。
 まさに一度死んで蘇ったわけです。人は死ぬ気でやれば何でもできると言われますが、死んだ気になれば怖い物なしです。死ななきゃかすり傷とはまさにこの事ですね。


各ツール評価


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FGだけパワー評価がやけに高いです。もちろん現状の評価ではなく、未来の評価となります。パワーが付くかどうかが分かれ目になりそうです。大学時代にも打ち方のアプローチを変えたりと順応性は高そうです。きっと彼なら素晴らしい選手になるでしょう。


以上がAaron Zavalaの紹介となります。

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