事務仕事って、意外と単純じゃなくない?
友人と出掛けている時に、ふと、将来事務仕事はAIにとってかわられるんだろうかという話題になった。
友人は今、事務として働いている。
よくウェブで見かけるのは、AIが発達すると、事務仕事からなくなっていく
という記事。
でも、思うのだ。事務仕事って意外と単純じゃない。
ルールに則ってやればいいというものでもないし、
窓口のお客様に対してどのような対応が本当に正しいのかなんて、
その場で頭をフル回転させて結論をだすことだって多い。
最新の機械を導入したとしても、機械は反応に対して一定の行為しかできないし、
手順が正しくなければ、その行為をしてくれない。
最新技術を利用する、ということは、
利用する手順を理解する、という前提でなりたつことであるから、
便利なのか面倒なのかわからない。
「最新機器を導入したからといって、楽になるとは限らない部分はあるよね、仕事は。」
「そうそう、結局窓口で聞かれるからね。こんな時はどうすればいいんですか?って。」
「やりたいことに対して機械が適応してないこともあるしね」
「そしたら結局、それは窓口で、ってなるんだよね。」
「人によって、この人は、こうやってやらないとってこともあるじゃん?」
「特別な事情とか、機械は考慮してくれないからね。」
実際に便利になったことだって沢山ある。
最新技術はすごいな、と思うし、開発する人ってなんでこんなこと思いつくんだろうと日々思う。
でも、応用ができずに、できなくなったことも意外とあるんじゃないかな、
とも、最近思う。
私たちは、本当に技術を取り入れていく時代の過渡期にいて
まだまだどうやってうまく共存していくかの途中にいるんだな、と思った。
良き時代になってほしい。
良き時代にするために、学び続けていたい。気力の持つ限り。
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