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帰ってきた!昭和シンセオタクが選ぶ無料ビンテージシンセ・エミュ(その4)

マニアのデジアナシンセ「KORG DW-8000」

80年代中頃はデジタルシンセ「YAMAHA DX7」が大人気で、各社「妥当DX」で個性的なモデルが続々登場していました。中でも世界初「デジタルディレイ」を搭載した「KORG DW-8000」は従来のアナログシンセでは再現できないような、様々な波形を多数デジタルメモリした優秀なデジタル・アナログハイブリッドシンセでした。しかし、廉価版の「DX」シリーズや「CASIO CZ」などローコストモデルに太刀打ちができず、お世辞にも人気だったとはいえないモデルでした。ですが、その基本仕様・設計は後のサンプラー「DSS-1」を経て大ヒットモデル「M1」へも引き継がれたものでありますので、隠れた名機の一つと言っても過言ではないかもしれません。

「KORG DW-8000」の無料エミュ「FB-7999」

往年の「KORG」の無料シンセを提供している「Full bucket Music」の「FB-7999」は、見た目も実機パネルを再現し、なんと!実機のプログラムと互換ある完璧さ。ピッチなど不安定要素があるアナログシンセと異なり安定したデジタルシンセともあり出音は実機さながらであります。うれしい事に同じく提供している「Fury-800」と異なり、各調整パラメーターが表組で数値表示し、直接数値入力やマウスドラッグ操作で調整できるので、実機以上に素早く操作できるのは大きなアドバンテージです。実機プリセット2バンク搭載済みですので、好みのサウンドをみつけてみてください!

サウンドも去る事ながら実機と全く同じの操作パネルでとても無料とは思えないクオリティです。
「FB-7999」のSAW波形をオシロスコープでみると意外と尖った部分がなくクセのないサウンド。

「FB-7999」のダウンロードはコチラ!

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