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最近読んで良かった本3選【読書記録】#6

読書習慣に復活の兆しが感じられるので、モチベアップも兼ねて3冊紹介します📚


花束は毒

おすすめされて読んでみた本。ミステリーともホラーとも感じられるような、不穏な空気感に包まれた作品です。内容はごく単純な推理系小説なのですが、ラスト3章くらいで明らかになる全ての真相が衝撃的なんです。ラストで予想を裏切ってくると分かっていても、冷静さを剥ぎ取られるような真相の狂気は圧巻です。

物語の終わり方の賛否は分かれますが、僕はそこに映画的な幕切れ(クリストファー・ノーラン監督作品に似たイメージ)を感じるため、とても鮮やかなラストシーンだと思っています。ちょっとゾワゾワした感じを味わいたい方におすすめの本です!


●始まりの木

医療系作品を主軸とする夏川草介さんが新しく描くのは、民俗学の世界。普段とは異なる分野でありながらも、まるで民俗学を本職とするかのような論理が展開されています。

またキャラ立ちがいかにも夏川ワールドという感じで、他作品と通ずる柔らかな文体は見事です。信州が舞台のシーンで登場するあの医師は、もしかするとあの彼かも、、、


人生の勝算

僕にとって初めての前田裕二さんの著作。『メモの魔力』を読む前にこちらに行き着きました。前田裕二さんという人のこれまでの歩みと、彼の思考を知るにはうってつけの本です。

自分なりの人生のコンパスを見つけ、その方角へ突っ走る彼の姿がとても魅力的に感じましたし、僕もそうありたいと強く思いました。前田さんの早朝出勤習慣の例のように、正しいと信じたことを努力し続けることの意義を改めて学べるはずです。

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