ゾゾの職場の働き方と採用はどうなっているのか
本業に集中することを辞めた社長が、またTwitter上で発言を繰り返し、波紋を呼んでいます。
もっと適正な利益分配の仕組みがあるなか会社の生み出す富をほぼ独り占めにして私物化している社長の発言ですので、正直何を言わんとしているのかなかなか理解するのが難しいです。
個人的には、この発言は一般論というより、社内に向けた発言なのかなと推測してしまいます。叱咤激励なのか、恫喝なのかは、受け取る人によって受け取り方が変わるのかなと思います。
ゾゾは、全社員の一律給与、一律のボーナスの支給や、「ろくじろう」と言われる6時間勤務制度など、世間の耳目を引くような職場環境を提供している事で知られています。しかし、それがどこまで実際に実現できているかどうか、社員に受け入れられているかどうかは、外からはおいそれと知ることができません。
ここでは、実際にどのように働いているのか、給与や労働環境などの実情はどうなのか、実際に社員はどのように思っているのか、外からできる限り探ってみたいなと思います。
なお、当記事では主に正社員と思われる方々についての情報を調べてみました。
ゾゾは非正規雇用に大きく依存した会社構成になっており、派遣など非正規雇用の形態で低廉な賃金で働かされているのではないかという件については昨年来大きく報じられ社会問題化しているので、ここでは割愛します。
ゾゾ社員の給与
ファクトベースで。
有価証券報告書で公開されているゾゾの平均年収は「525万円」のようです。
なかなか比較が難しいですが、同じような業種業態で、ゾゾをライバル視しているように見えるロコンドは「374万円」で、ロコンドより水準が高いことは伺えます。
アパレルECサイトのなかでは、ゾゾはそこそこ待遇が良いようにも見えます。ただしIT企業としては見劣りがするので、IT部門に力を入れている会社としては給与が安い、という言い方ができるかなと思います。
一例として、以下ではサイバーエージェントの例を。
2018年度の平均年収(給与)は 709万円
ゾゾ社員の口コミ
実際に在籍した社員がどのような考えを持っているのかを知るには、口コミ共有サイトを閲覧することが近道です。
多くの口コミサイトは会員制で有料なところもあるので、ここでは有料サイトからの引用は最低限にし、Twitterで共有されていた内容か非会員でも閲覧できるサイトの情報から引用します。
以下は、社長の発言を受けて大きくバズったつぶやきです。
・給料は低い。
・ボーナスが全員一律なので頑張っても昇給しない。
・長く在籍していて役職が上の人はお金を貰っている
・評価制度が正しく機能しているとは思えない。
といったあたりが、ゾゾの実情として見て取れます。
前澤社長は「堂々と会社に交渉しましょう」と書いていますが、少なくともゾゾの社内ではそのような雰囲気、体制が築かれているとは思えない書き込みが多いようです。どちらかというと、管理する側と労働者の意識の分断みたいなものが見て取れます。
より詳細に、そして辛辣に語られているのが、開発部隊のゾゾテクノロジーズの口コミです。
フラットでスピード感のある組織、といった広告が上手いが、昭和の大企業の悪いところを集めたみたいな体制が目立つ。人数の多い時間が長い会議や、進まない権限移譲・情報共有がしばしば目につく。
基本的に残業が多い。が、振り返りをする文化がないため、「何が原因だったのか、何が良くなかったのか」を自分たちで改善していく力がない。残業を減らしましょう!と言われるまで行動できない姿は正直情けないかなと思う。
評価に納得している人を見つけるのが難しい。最近はきちんと整備されてきてはいるが、現在上の立場にいる昔からいる人達の技術力やマネジメント能力は残念ながら特に学ぶべきところがないレベルであり、ちゃんと評価ができるかはだいぶ怪しい。
オファーの際に残業代を含めた(必ず含まれてるわけではない)給与を提示してくるところに不誠実さを感じる。(平均残業時間を上乗せして基本給を下げる)
・古臭い会社文化。
・無駄な会議が多かったり情報共有がうまくいっていなかったりと、労働生産性が低い。
・残業が多い。
・ただしく評価されているとは思えない。
・給与も水増し提示などが日常的に行われていて、最初言われていたオファー内容と実態が異なる
といったあたりが見て取れます。
総論として、組織がとても未成熟な様が見てとれ、実情云々はともかく「社長など会社の人が対外的に謳っている内容が、組織の中で浸透しているとは、とてもではないが思えない」というのが正直な感想です。
つまり、社長や、管理職の方々、広報の方々は外向けに色よい話をしているが、その話は会社の実情を全然反映していない、ということかなと思います。
もちろん、多かれ少なかれ、どの会社でも対外的イメージと社内の実情にはギャップが存在するものかなと思います。ただし、ゾゾについてはブランディングイメージのため積極的に対外アピールをしていることもあり、そのギャップが大きく感じられます。
なお、こういう転職系の口コミサイトの情報の信憑性について。概ねこういうサイトには退職後に以前の会社に不満がある人が書くことが多いように思えるため、若干評価がネガティブ方向に偏っている可能性はあります。しかし告発者の立場から考えると、嘘を書くというよりは「外向けにはきれいごとを言っているが実情はこうなんだ」と身を削り血を吐きながら切実に訴えるのが一番のモチベーションになっていると思います。
なので、内容は話半分に見つつも、実情の断面を映していると考えて良いと思います。
そして、ここには紹介しなかった口コミサイトでも、かなりゾゾに対して辛辣なメッセージが書かれているものが多いです。興味のある方はぜひ見ていただけると良いかなと思います。
ろくじろうの実態
ゾゾの働き方で一番特徴的と言われているのが、6時間勤務制度の「ろくじろう」です。
ろくじろうは朝9時から15時まで、6時間の労働のみで仕事を終えるという制度。
昨今、裁量労働制や、フレックス勤務、リモートワークなど、多くの働き方自由化を実現するための施策を多くの会社で導入しています。それらにくらべてゾゾの「ろくじろう」が先進的かというと、どちらかというと古臭い制度に見えます。
裁量労働制であれば労働時間については自分の裁量で原則決めることができますし、フレックス勤務では一定の枠内で出社時間を選択できます。ろくじろうは「朝9時出社」「昼15時退社」が固定されているため自由度が低いです。
とはいえども、このような制度が実現されることで喜ぶ社員もいるとは思います。ただし実情はどうなのでしょうか。
基本は普通に働いているようなので、皆が6時間労働だということでは、確実になさそうです。
個人的に気になるのが、ろくじろうを導入しているのであれば残業時間はどのような扱いになるのだろう、という点です。6時間勤務であれば残業扱いにはならないでしょうし、そもそも8時間勤務でも残業扱いにはならないはずです。短時間労働をアピールしているゾゾであれば、残業時間は極めて少ない、多くて一桁が平均値なのかなと、普通は考えます。
上は、ゾゾの平均残業時間を表したインフォグラフィックスです。
月30時間の残業ということは、一日あたり1時間20分残業をしている計算になります。
過労死ラインにはなんとか届いていないですし、本当にこの枠で済んでいるのであればそこまでブラックという環境ではないですが、「ろくじろう」をアピールしている会社の実情とするとギャップが大きいように思えます。
先の口コミでは「基本的に残業が多い」と書かれていました。働いている方の感覚では残業が少ないということは少なくともなく、短時間労働制度を導入している会社とは思えないくらい非効率な仕事体制になっていて、遅くまで会社に残らされているのが伺えます。
実際のところ、ゾゾの社員は社外から見ていても、昼でも夜でも休日でも社長の「鶴の声」があれば対応せざるを得ない状況に追い込まれているように見えます。
長時間労働ケース1:1億円対応
話題になった1億円キャンペーンは前澤社長のポケットマネーを用いた、個人として行った活動である、とされていたはずですが、社員が休日(年末年始休暇)中にも駆り出されていたようです。
長時間労働ケース2:ZOZO Tech 質問会
突然夜の21時に社長が「エンジニアの質問に答える質問会」の開催を宣言しました。これは賛否両論でとても話題になったのを覚えています。
Twitterを見ると、深夜2時にも関わらず、家以外の箇所から一般エンジニアがTwitterで返信している様が写真付きで紹介されています。
プロダクトの歓迎会ということですが、かなり拘束力の強い飲み会が深夜2時まで開催されていることも驚きです。もう当然のことながら終電は存在していない時間です。
いろいろな意味でガバナンスが不安になりますが、個人的には従業員側が楽しければまだ救われるのかなとは思います。ただし、こういう「社長の鶴の声で一般社員が強制的に駆り出される」事が高頻度で発生している事と、ろくじろうなどで謳っている労働環境には大きな乖離があるように見えます。
会社の創業期などは特に、夢を追い求めるがために一般的な法律などで厳密に判断したら「アウト」という状況も苦にせず働くという事もあるでしょうし、私としてはそれら全てを否定する立場ではありません。
ただ、実情は社長の都合で休日に急に駆り出され、深夜に渡って業務をさせられる会社であるようです。モーレツに働く社風なのであれば、そう言えば良いだけの気がします。
なのに「短時間労働」を謳っているのは、会社の実情とは真逆に見え、ある意味対外的に嘘をついているのでは、と思わされます。
ここまでのまとめ
ゾゾが対外的に謳っている内容と、実情にどのようなギャップがあるのか、を中心に少し見てきました。
会社からの評価に不満を持っている人が少なからずいることや、給与を安いと感じている人の多さ、労働時間の長さなど、世間的に謳われているイメージと実情とのギャップを感じさせる内容が多かったように見受けられます。
とはいえこれは、労働者の価値観と資本家の価値観の相克ということなのかな、とも思います。法令遵守されているのであれば会社をどこまで責めることができるかというと難しく感じ、外から声高に指摘するというのも筋が違うと思います。あとは会社の中で協議をしてもらうしかないと思います。
ただ、個人的に釈然としない部分があります。ゾゾは社風として「外には綺麗事を言うが、実情は違う」という内外のギャップが極めて大きい会社だな、という部分です。
「ろくじろう」についてもそうですし、PBやZOZOSUITの大風呂敷もそうです。こういった「嘘をついてでも、自分を良く見せようとする」という姿がとても目につく会社だなと思います。
その一端が垣間見える、ゾゾテクノロジーズの採用の状況について、もう少し調べてみました。
ゾゾテクノロジーズの採用情報
こちらは、ゾゾテクノロジーズのVPoE(Vice President of Engineer)の方の記事です。開発現場での責任者が書いた、現在ゾゾが求めているエンジニア職についてまとめられています。
PBやZOZOSUITの撤退により状況が変わったんじゃないかな?と素人ながらおもったりするのですが、VPoEの方のTwitterを見るといまだに固定ツイートでこの記事がリンクされていました。
実際にどのような職種を募集しているのか、一覧で見てみます。
全部で27職種でした。それぞれのサービスにおけるフロントエンジニア、ならびにサーバーサイドのエンジニアを募集している、というのが概況かなと思います。
気になる点をいくつか記載します。
PB、ZOZOSUIT関連の求人が半分くらい
注力事業ということだったためか、半分くらいがPBならびにZOZOSUITプロジェクトについての求人でした。
上の表で「PB」欄に「○」印がついているものがそれです。全部で27職種中11職種です。あくまで職種の数の比率で半分くらいで、PBやZOZOSUITが注力事業であったことを考えると関わったエンジニアの比率はもっと多い(6割〜8割?)かもしれません。
そして、先の決算発表会でのアナウンスの通り、PB海外事業は撤退、国内は大幅縮小(ほぼ在庫処分のみと思われる)、ZOZOSUITについては2018年10月に撤退を発表済みです。おそらく現在はいずれも事業開発のためのエンジニアが不要になったはず、の求人ということになります。
疑問点は以下3つです。
・ZOZOSUITの撤退は2018年10月だったはずなのに、2018年12月にも継続して求人していたのはなぜか?そして2019年の早い段階でおそらくPBの撤退は決まっていたはずなのに求人を続けていたのはなぜなのか?
・ZOZOTOWN、WEARの求人は必要なのか?
・PB、ZOZOSUIT向けに大量に雇ったはずのエンジニアたちは今後どうなるのか?
PB/ZOZOSUIT撤退決定後にも求人を継続?
海外PBサイトやZOZOSUIT関連の求人については、以下の採用ページなどでも掲示が消えているように見えます。
ただし、以下の魚拓を見ても分かるように2019年3月21日までは引き続き掲載をされていました。そして、3月30日の魚拓からは一切の情報が削除されました。このことから、2019年3月というのは、おそらくPB事業の撤退が完全に決まり社内外に公表されたタイミングだと思います。もちろん経営層やVPoEなどの上層の方はもっとずっと前から決断をし、その情報を知っていたと思いますし、開発も2018年中にはほぼストップしていたのではないかと思います。
しかし、そのように撤退が決まっていたPBやZOZOSUITを、撤退後もカンファレンスのブースに設置して採用のアピールに用いていたのが見て取れます。以下は3月下旬のTry Swiftカンファレンス参加の様子で、PB、ZOZOSUITを推した採用アピールが行われていることが見て取れます。
こちらは4月中旬に開催されたRubykaigiというイベントのブースの様子です。このタイミングでは、もう完全にPB、ZOZOSUITの撤退が決定していたはずですが、引き続きPB、ZOZOSUITを用いたアピールが行われています。
おそらく、対外的な知名度の高さを頼りに、実際はもう撤退が決まっていたサービスをあたかも「これからも注力していく事業」のように扱い、人の目を引くようにアピールをしていたのだと思います。世界的に有名なRubyの開発者であるMatzまで担ぎ出して嘘の片棒をもたせているのは、日本人として極めて腹立たしいです。
事業の撤退を決算前に発表するのは株価への影響が大きいため、ある程度情報公開を遅らせるのはやむを得ないのかな、とは思わないでもないです。しかし、PBやZOZOSUIT目当てで興味を持ったエンジニアの方々を騙し裏切る行為なのでは、とも思います。中の人は良心が痛まないのか、はなはだ疑問です。
ZOZOTOWN、WEARのエンジニアは必要なのか?
ゾゾの主力サービスであるZOZOTOWN、ならびにWEARは、ナチュラルスタイルという開発会社が開発していることで知られています。
ZOZOTOWNならびにWEARの採用技術は、サーバーサイドのエンジニア、iOS/Androidエンジニアを見ても使用している技術が似通っています。
・OS:Windows
・開発言語:VBScript
・データベース:SQL Server
・iOS/Android開発言語:Objective-C, Swift, Java, Kotlin
このように2つのサービスともに使用技術が統一されており、同じ会社が、同じ設計指針、開発方針で作成したサービスであることがわかりやすく浮き上がってます。
スタートトゥデイ時代のCTOだった大蔵氏のインタビューの中にはナチュラルスタイルという言葉が出てきませんが、採用している技術については初期からWindows / VBScript / SQL Serverであったことが伺え、サービス開発当初から今に至るまで一貫して同じスタイルであることが伺えます。そして実際は開発をナチュラルスタイル社に委託していたのだと思います。
求人27職種のうち、ナチュラルスタイルが担当していると思われるものは7職種ありました。全求人の1/4です。
(なお、ZOZOSUIT、PBについても採用技術が似通っているものがあり、これらも実はナチュラルスタイルが開発をしたのでは、という推測がされます)
このZOZOTOWN、WEARの求人内容につられてゾゾに入社した人は、どういう扱いになるのでしょうか?ナチュラルスタイルに出向扱いになるのか、ナチュラルスタイルの指揮監督下で働くことになるのか、はたまた昔ながらのSIerのように設計だけをしてナチュラルスタイルに丸投げというスタイルで働くのか、いずれかのパターンになりそうな気がしますが、外からでは実情はおいそれと把握することは難しいです。
そして、期待して入社した人のイメージとは実情はかけ離れているのではないかと不安になります。
PB、ZOZOSUIT向けに大量に雇ったはずのエンジニアたちは今後どうなるのか?
27職種のうち、11職種がサービス撤退、7職種が外部企業に委託、となると残る職種は9職種となり、これが本当に求めていた求人になるのかなと思います。
しかし、いかんせん、ゾゾが抱えているエンジニアの数からするとバランスが悪いように見えます。
現在、ゾゾテクノロジーズには200名を超えるエンジニアが在籍しているようです。
このインタビュー記事で社員数が「230名」とされており、採用サイトではエンジニア比率が81%とされています。
今ではエンジニアの数がもっと増えているかもしれませんが、少なくとも200名を割り込むことはないのではないかと思います。
200名を超えるエンジニアを抱え、ゾゾは今後どうするのでしょうか?PB、ZOZOSUIT事業は撤退をしエンジニアが不要になりました。ZOZOTOWN、WEAR事業についてもナチュラルスタイル社に委託し続ける限り社内に多数のエンジニアは不要に思えます。
となると、200名を超える多くのエンジニアをあてがう職種が無いように見えるため、他人事ながら不安になってしまいます。
個人的には、このゾゾの「エンジニアを抱えすぎているのではないか疑惑」については以前から気になっていました。可能性として、以下2つを考えていました。
1. 世間をあっと言わせる新サービスのためにステルス的に開発をしていた。
2. 現場と上層部の意思疎通ができておらず、事業の撤退もあり計画が狂い、結果として人が過剰に増えてしまった。
「1」については、少なくとも4月末の決算発表会では、微塵もそのような話はなかったように思えます。たとえば中国市場への進出のためにサービス開発を行うことが用意周到に準備されていたとしたら、水面下でエンジニアの確保にも動いたでしょうし、求人サイトもタイミングを活かして一斉にアピールを始めたはずです。しかしそのような動きは一切見られませんでした。
中国進出以外にも、「ZOZOSHOES」や、女性向け下着のサービス、はたまたAIを用いたプロジェクト等々、ステルスで開発をしている可能性が報じられていたサービスは数多ありますが、それらを開発していた訳ではなかったようです。MSP事業についても求人が行われていた訳でも現在も行われているわけでもないですし、BtoB事業の強化は子会社のアラタナが行う事業です。
となると、やはり実情は「2」なのかなと思います。
外向けにアピールするために都合の良い話ばかりを繰り返し行ってきたが、それは実情とは異なっていた。結果、事業の見通しの甘さもあり、本来ここまで沢山の数を抱え込まなくても良かったのにエンジニアを大量に抱え込むことになってしまった。
という可能性が高いのかなと思います。
まとめ
ゾゾにおける働き方や、求人の状況などを五月雨的に見てきました。
透けて見える事として、会社に一貫して存在する価値観というものがあるのかなと思います。それは、以下のようなものなのでは、というのが私の所感です。
・対外的に、良い面だけを最大限アピールして気をひくものの、 内情との乖離が大きい。
・現場と経営層の認識が乖離しており、お互いの意思疎通ができない。
もしこの見立てのとおりであれば、会社としての地力や競争力についても不安ですし、今後組織としてまとまっていけるのか、経営層と労働者が同じ方向を見て前に進んでいけるのかも不安です。
そんな中、事業も撤退し、業績も急降下し、社員に対する待遇についても変化があったのかもしれません。「俺たちは今まで頑張ってきたのだから評価しろ」と、会社がうまくいっていた時期にくらべて社員からの突き上げも大きくなってきているのかもしれません。
一番最初に引用した前澤社長のTwitterは、それらに対する反論、という事なのかもしれないな、と個人的には思っています。
もちろん、このつぶやきを言葉どおりにとらえてはいけないのかな、とも思っています。同社の執行役員の方の以下のようなつぶやきが、実際は真意なのかもしれません。
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