「バタアン半島総攻撃従軍記」 日本軍の捕虜になって家族に会えた。 「日本兵の捕虜虐待」は米軍が流したデマだった? 芥川賞受賞のベストセラー作家が従軍記者として自分の目で見た 「フィリピン戦の真実」。 日本軍が投稿者や捕虜を殺すというのは、嘘だ。 みんな米兵の逆宣伝だーー。 (本文より)
「バタアン半島総攻撃従軍記」日本軍の捕虜になって家族に会えた 「日本兵の捕虜虐待」は米軍が流したデマだった?
芥川賞受賞のベストセラー作家が従軍記者として自分の目で見た
「 フィリピン戦の真実 」
日本軍が投稿者や捕虜を殺すというのは、嘘だ。
みんな米兵の逆宣伝だーー。(本文より)
火野葦平のバタアン半島総攻撃従軍記は焚書です。
つまり、
GHQに戦後消し去られた書籍です。
GHQに消された書籍は約7700冊・・・。
私たちがどうやって焚書を
復刻しているのか?
まず、
上島さんが推薦する焚書を教えてもらいます。
そして解説をしていただきます。
その後、世の中からその焚書を探し出します。
見つかれば、
その書籍を翻訳します。
戦前は旧仮名
現在は新仮名なので、翻訳が必要なのです。
一般的には読むことはできません。
(これもGHQの狙いです)
そこから、
一般の書籍と同様に、
構成し、製本しなどの出版業務を経て
GHQが焚書した書籍を
世の中に復刻できる準備が整うのです。
この焚書された書籍は、
とてもコストがかかる割に、
歴史という内容から
一部の方にしか興味を持ってもらえません。
当然、
本屋へ並ぶことはありません。
この焚書された書籍は
火野葦平や当時の日本兵たちが
命がけで生きたこの時代のものです。
・これが、最前線?, 2020/1/26
By 藤井暢聡
自分が想像していたよりも、悲観的でないのに拍子抜けしてしまいました。ただ、どんな状況でも、最善の努力を重ねようとする日本人の生真面目な特質(特徴)が、垣間見られたと思います。
・帝国陸軍の戦争の在り方がよく分かった。, 2020/1/18
By 杉浦成史
最近、渡部昇一先生のリットン調査報告書とバタアン半島総攻撃従軍記を並行して読んでいました。
リットン調査報告書の中で、中国側の報告がとても大雑把でハッキリしてないのと対照的に、日本の報告がとてもハッキリしている事がとても気になりました。
それがバタアン半島総攻撃従軍記を読んで、その理由が分かりました。
日本はちゃんと記録する係がいた事がバタアン半島総攻撃従軍記の中で記されていました。
あと、バタアン半島総攻撃従軍記からは、私が想像してきた戦争とは全く違う雰囲気だったんだなと思いました。この雰囲気から侵略戦争というイメージには全く繋がらないです。
また、この本からは『八紘一宇』『大東亜共栄圏』という考えの元で進められていたということがとてもよく伝わると思います。
この本を手に入れて、本当に良かったです。
子供たちにも伝えていきたいと思います。
・復刻・火野葦平『バタアン半島総攻撃従軍記』, 2020/1/4
By 上内 恒
白人の人種差別との戦いであったことが伝わってきました。白人からの人種差別を力で覆していった先輩たちに感謝したいと思います。小池知事のマラソン北海道開催の対応等を拝見していると、力でねじ伏せられた黒船来航時の状況に戻りつつあるのではないかと感じております。(やや飛躍し過ぎでしょうか)北朝鮮やロシアのアメリカに対する発言を伺っていると、それ相応の軍事力がないと、対等な議論ができない感じがします。バターン死の行進についても一人の日本兵が、何百人もの捕虜を監視する必要があったとのことでやむを得なかったと感じました。
・日本軍は決して極悪非道ではなかった, 2019/12/30
By 山口 新平
日誌のかたちで書かれていますが、決して戦意高揚のための脚色があるわけでもありません。それだけに当時の日本軍兵士の姿がよく伝わってきます。
捕虜に対する扱いや、現地住民への接し方など、白人社会や中国のそれとは大きく違っていることがわかります。日本軍は軍や軍事施設への攻撃はしても、民間人に対する無差別攻撃などは決してしていなかったことがよくわかります。当然「死の行進」など言うものはなかったであろうことが伝わってきます。ところで、火野葦平氏はあの沖中仕「玉井金五郎」長男だったんですね。ということは、先日アフガニスタンで襲撃され、亡くなった「中村哲」医師の伯父になるんですね。
・『バタアン半島総攻撃従軍記』, 2019/12/19
By sumichan
当時の戦場での状況が良くわかった.不自由な中で皆,一生懸命に生きていたことがわかった.
※お客様個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。
・「バタアン半島総攻撃従軍記」, 2019/12/18
By いち猟師
マッカーサーがなぜ焚書にしたのかよく理解出来ました。
本人(後の大統領候補ですからね)及び米軍にとって不名誉なこと甚だしいですからね、火野さんの文章も全く脚色を感じられず、事実を淡々と記述して当時の戦況が良く理解出来ました。
しかし、感動したのは当時の兵隊(=徴兵された一般の若者)の責任感の強さです。任務の為とは言え、敵の機関銃の嵐の中、銃剣突撃を当たり前のように行うのは、ヘタレな孫世代の私には理解できません。
戦後の復興もこの方達のお陰で成し得たのでしょうね。
全く、感謝してもしきりません。
・復刻・日野葦平『バタアン半島総攻撃従軍記』, 2019/12/16
By 前田 利裕
この従軍記が「焚書」された。東京裁判の証拠にならなかった。バタアン死の行進の詳しい内容を把握していないので正確な批評はできませんが、少なくともアメリカ軍がフィリピンでどのような事を行ってきたか、当時のこの従軍記者部隊の多くの方々はその後の戦争で亡くなられておられると思いますし、現地の様子を生き生きとまるでそこに居た様な感じで伺い知る事が出来ます。この従軍記を軍の都合によって書き換えたという事も全く必要のない様に感じられる筋書きだと感じます。従軍部隊の兵隊さんの行動の様子や戦場の様子など、とても後で書き換えられたものとは思えない立派な筋書きで説得力のある描写、構成がされています。悔しいです!こうした先人たちの立派な行動が後世の私たちに伝えられていない事に、間違って伝えられていることに憤りを感じています。一人でも多くの方に知ってもらいたいと、この書籍を回し読みをしてもらうようにしてゆきます。
・復刻・火野葦平『バタアン半島総攻撃従軍記』, 2019/12/15
By 高田早苗
『大東亜戦争 陸軍報道班員手記-バタアンコレヒドール攻略戦』
1.要点
・上島氏引用箇所(p172) (⇒筆者の意見等)
〘なぜ『大東亜戦争 陸軍報道班員手記-バタアンコレヒドール攻略戦』が「焚書」されたのか。
端的に言えば、日本軍は残虐だった、卑劣だったという「戦後の断罪」に合致しない戦場の実相が描かれているからです。〙
⇒私もこの意見には賛成します。
・⇒わざわざ「焚書」しなければ裁判の反対資料となりえるからでしょう。
従って、東京裁判での反対資料になるのでこの書物は[焚書]されたと考えるのが普通です。このことが事実かどうかは未確認です。
未確認が判明できるまで「東京裁判史観」=「自虐史観」は卒業が適当考えます。
2.内容;
・この文献を読んで、少なくとも日本軍が投降者や捕虜・現地住民を殺した、虐待したという状況は全く感じられませんでした。
・このバタアン半島従軍記*(火野葦平)は「バタアン死の行進」開始直前までの記述。この記事からの推測は、相手側の投降兵への虐待は感じられません。
しかし実際の過酷な行軍では事態の変化は解りません。
・わざわざ「焚書」しなければ裁判の反対資料となりえるからでしょう。
従って、東京裁判での反対資料になるのでこの書物は[焚書]されたと考えるのが普通です。このことが事実かどうかは未確認です。
*これ以後の記事がないのは、GHQにとって不都合の場合の可能性は否定できません。これ以後の文は消去にあったのかもしれません。
・未確認が判明できるまで「東京裁判史観」=「自虐史観」は卒業が適当考えます。 以上
・「バタアン半島総攻撃従軍記」を読んで, 2019/12/15
By 田中裕
学生時代、占領軍による3S(Sex,sports,screen)政策のことを知りました。日本人に対する愚民化政策です。何故、こんな事をするのだろうと思ったことを思い出します。その後、戦勝国による、
いわれの無い非難、侮辱を、日本、そして日本人が受けていると感じて生きてきました。しかし、
今回、火野葦兵氏の従軍記を拝読して、私の中にあった疑問点がほぼ払拭された感があります。
火野氏の戦場の描写には圧倒的な説得力があります。大陸、インドネシアへ出兵した日本人も、バタアン半島へ従軍した日本人も同じような行動をとったと想像できます。大東亜戦争の全体像が見えてきた感があります。先日、アフガニスタンでペシャワール会の中村哲さんが銃撃され命を奪われました。その報道の中の映像で、先に犠牲となった伊藤和也氏の遺体に対して敬礼をしておられる哲さんを見て、お二人に、大東亜戦争を戦った先人の姿が重なって見えました。
・価値がわからなかった, 2019/12/15
By 憂国士
残念ながら私の頭脳では、この書物のどこがGHQにとって不都合だったのかわかりませんでした。私の頭脳との兼ね合いもありますが、とりあえずは期待外れだったと言わざるを得ません。
確かに復刻版としての巻末の解説に、一つポイントが書いてあります。94ページのトリガンの発言もポイントの一つなのでしょう。私が敢えてポイントと認識できたのは、この2点くらいでしょうか。
私の率直な読後感としては、およそ戦時中とは思えない”ほのぼのさ”という感じでした。一番印象に残っているのは、水牛の記述です。
そんな印象を持つくらい、実は緊張感がなかった、そこがGHQには不都合だった、ということだとしたら、私の読解も、あながち間違いではなかったのかもしれません。
前回の松岡洋右の復刻版のときのように、解説ビデオがほしいところです。
GHQが焚書したくらいだから、上島先生がわざわざ復刻版第二弾として選択したくらいだから、きっと見る目を持って読めば、計り知れぬ価値があるのでしょう。
・バタアン半島総攻撃従軍記を読んで, 2019/12/15
By FY
4月11日付け記録の最後に、サドラーの心境が分かる記述がありますが、如何に、日本軍の捕虜に対する取扱いが人間的であったかが、分かります。
日記形式で書かれた従軍記は、日々の戦況が詳細に分かるとともに、ほぼ、事実であると思料されます。
また、日本軍が、如何に規律正しく行動し、捕虜の取り扱いも公正であったことも分かります。
今回、当該従軍記を拝読したことにより、なぜ、焚書となったのかが、よく理解できました。
私は、齢68歳となりますが、現役時代は、仕事に追われ、歴史などを勉強する時間は、殆どありませんでした。情報といえば、新聞、テレビしかありませんでした。今まで、如何に偏った情報のみを信じていたかということを、反省するとともに、怒りさえ覚えます。これからは、使える時間の範囲で、正しい歴史や世界情勢を勉強していきたいと思っておりますので、ご指導の程、よろしくお願いします。
・バタアン半島総攻撃従軍記, 2019/12/14
By 高田 一徳
日本軍と米軍とのフィリピン戦でフィリピン人が対日戦に最前線にかりだされ、食事も十分与えず米兵だけが喫食していた部隊があったり、物量戦だけで練度が低い部隊だとは想像していなかったのでマッカーサーがフィリピンから逃げ出したのも納得できた。反面、従軍記であるので戦意高揚の面もあろうかと思うので、額面通りには受け止めない方がいいかもしれないとも思った。
・バタアン半島総攻撃従軍記, 2019/12/14
By 伊藤洋平
戦後教育を唯唯諾諾と受け入れてきた77歳の人間としては従軍記に書かれている内容と宣伝に利用された中身に大きなギャップを感ずるのは事実です。日本側の言い分としては多くの米軍の死者を出した責任は米軍側にもあるように思います。この従軍記の信用性を高める努力が必要と思いますが今の安倍政権の一連の文書隠蔽、改ざんを天下に曝し続けている状況では何を世界に訴えても逆手に取られる恐れがあるように思います。日本の行政機関は文書主義と聴いています。事実をきちんと書き残し、三権分立の確かさが培われていくように期待したい。
・バタアン半島総攻撃従軍記, 2019/12/14
By 田中貢
興味をもって読みました。火野葦平氏の文章はさすが小説家だけあって読みやすかったです。当時(開戦時:小生小学6年)は、マッカーサーが早々にコレヒドールに退却し、米軍はバタアンに逃げ込んだと言われていましたが、これは米軍の作戦でここに抵抗線を敷き、日本軍を迎え打つという作戦だったことがよく分かりました。記事の中でその様子がよく描かれており、日本軍がてこずった様子が伺えます。しかし、この頃は日本軍に余裕があり、米軍は植民地軍で訓練も十分ではなく(やたら大砲を打ってきたとの記事に現れているように思いいます)、しょせん敵ではなかったようにも思います。前線の後方の様子も日記形式の記事の中でよく描かれていると感じました。また、比島兵の捕虜の様子もあり、大部分の比島兵は強制的に駆り出されたのではないかと思いました。
以上、要領を得ませんが感想に代えさせていただきます。
・バタアン半島総攻撃従軍記, 2019/12/14
By 田中 淳一
まず最初に評価が三ツ星なのはストレートに受け取らないでください。実録物は脚色されるわけではありませんので当然のことだと思います。マスコミや教育現場で言われていることとは真逆の記事です。日本人の魂なら事実はさもありなんと思います。戦争自体は起こしても起きても否ですが事実の中から民族性の違いと現実の日本の置かれている環境を鑑みれば真の自立が必要だと強く感じています。自らの家族も国も守れない先進国などありえない状況ですから。
・バタアン半島総攻撃従軍記, 2019/12/13
By 宿理
日本兵兵士は物資供給が不自由な中、やりくりして行動し、作戦に従い戦った。そこにあるのは空腹に耐えながらも目的遂行のために淡々と行動する姿であり、死も意識しながらも生有る限りは普通に過ごした姿だったように感じた。国を守るために前進しただけであり、比兵や米兵に対する意識は白紙だったのだろう。多分、今の日本人がそのような環境に置かれたら、同じような行動をするのではなかろうか。植え付けられてきた、軍隊内での異常な締め付けや命令、外国兵に対する残虐行為はほど遠い姿であり、無かったことだったということが素直に感じられる。この当たり障りの無い従軍記録を焚書にしたということ自体が、いかに占領軍が日本軍を歪めた存在にしようとしたのかということが分かる。日本人が少しでも、本書を目にすることを切望します。
・バターン半島総攻撃従軍記, 2019/12/13
By 安井 達
アメリカなど一面反日宣伝用として、まったく噓の報道をするお粗末な国である
ことがよく分かった。友好国でなくとも、うその報道で相手の国を批判するのは下劣な政府である。当時の従軍記があったので、うその報道がばれてしまった。恥ずかしいと思わないか?
バターン半島での米軍捕虜に対してかなり丁寧な扱いをしたはずであるのが、この記事でところどころに記されている。しかし何人かは日本軍の扱いに反感を抱いた捕虜もいただろう多分それを誇張して言っているのだろう。全体の意見のまとめ方は戦時中は難しいだろう。
どうしても反日的な意見を取り上げたくなるだろう。
すぐ日本側で反対意見が出せる場合はよいのだが。
・バタアン半島総攻撃従軍記, 2019/12/13
By のむ たく
日本軍兵士は空腹でも、疲労困憊でも日本人魂を失わず、最後まで戦いわずかな食物を分け合い立派に生きた。片やアメリカ兵は現地兵を虐待し軟弱さが目立った。飢餓状態で死亡したのはそんなところに原因があって、決して日本軍が捕虜を虐待したのではないと確信できる内容であった。
・GHQにとって、日本人に絶対に知られたくない本, 2019/12/13
By kazekozou
戦闘、兵士たちの様子、捕虜たちのことなど、なんの偏見もなく見聞きしたままに書かれているのに好感が持てました。また、進軍していく途中の風景や宿営地の状況も加わり、非常に臨場感のある本です。バタアン半島で、どのような戦いが繰り広げられたか、日本軍と捕虜たちとの関係が、今まで言われていたようなものでなかったことがよくわかります。GHQが焚書にするわけです。日本の名誉のためにも、こうした真実を伝える本は是非とも復刻して、多くの日本人が知っておくべきと思います。ライズアップジャパンと抱き合わせ販売で売るのでなく、単体で注文をとって必要部数だけ復刻することはできませんか。
・火野葦平「バタアン半島総攻撃従軍記」の読後感想, 2019/12/13
By 石渡名澄
表記の従軍記を読んで、学校の勉強(教科書の予習・復習)は全然と言って良い程しなかったが、新聞紙上の戦地報道は貪るように読んだ(勿論、読めない漢字は飛ばして想像で補い),昭和15~20年頃が懐かしく思い出されました。同従軍記に描かれた大日本帝国陸軍の将兵像は、そのまま近所に在った陸軍世田谷練兵場(現在は、小学校や住民アパートの敷地化)で訓練に励んでいた徴用兵達の姿と重なり、素朴・生真面目で親しみやすい中年の人々が目に浮かぶようでした。古来より、「勝てば官軍、負ければ賊軍」と言われていて、敗者に「理不尽」の多くが背負わされています。国運に殉じた不運な方々については、可能な限り「正しい姿」を復元して後世に伝えることが、私共の義務ではないかとの思いを新たにした次第です。
・バタアン半島総攻撃従軍記,, 2019/12/13
By 戸髙雄二
これが焚書された理由が解らない。
直接的でないこれさえも、怖れたということですね?
・バタアン半島総攻撃従軍記, 2019/12/13
By ひろちゃん
本(淡々と事実を書いている)を見る限り、日本軍人は本当に立派に覚悟を持って日本・日本国民のために働いてくれたと敬意を払わないわけには行けません。昔の日本人に敬意・感謝をもってこれからの日本を発展させて行く使命が我々にあると思います。
・復刻・火野葦平「バタアン半島総攻撃従軍記」, 2019/12/13
By 山本 都章
死に面した戦時に於ても、日本人の優しさや現地住民への差別の無さを感じ、従軍記者の立場である視点の客観性から、真の日本人気質を知る事ができた。98歳の父親も南方の兵役に苦労が多かった事を聞いていて、外国軍隊の残忍性と日本軍のまともさの対比を知ってはいたが、より深く理解することができて、有り難く思いました。第二次大戦の日本軍の真実を知るため、一人でも多くの方が読まれることを望みます。
・レビュー, 2019/12/13
By 鈴木規仁
淡々とした表現が当時の現実感を映し出している。
当時の日本兵の心理状態が解る。悲壮でもなく、憎悪に満ちてるでもなく、死の恐怖に慄くでもない。そこに有ったのは士気の高さ、日本兵士としての使命感、淡々とした勇敢さ、そして驚くほどの体力だ。
フィリピン兵がろくな食事も与えられず全線で戦い、アメリカ兵は後方で指揮を執る。フィリピン兵の投降者がその不満を述べる場面は「さもあらん」と思う。
半面、日本軍の捕虜の扱いはなんとも「のんびり」してる。これが実体か!と驚く。実に人間的な扱いをしてるな~~と驚く。流布されている捕虜の扱いと真逆ともいえる。
話は違うが「東京裁判 未提出資料集」の「バターン死の行進及び捕虜の扱い」の資料を合わせて読んだ。従軍記と同じ内容だったことも併記しておきたい。 資料集には軍事食料供給量の計算書があった。日本兵と捕虜のカロリー計算が同じだった。つまり食料も同程度を準備すべし!との内容。理由は捕虜には重い労働を課すからだという。
この本は、様々な二次資料の裏付けとなる貴重な従軍記である。
・「バタアン半島総攻撃従軍記」読後感, 2019/12/13
By 小林照男
気負いもなく、誇張もなく、淡々と見た儘を描写されている内容で、真正面から真実を知ることが出来ました。
私は今フィリッピンで、現地人の温かさに触れ仕事をして20年になりますが彼らは日本人を敵とは思っていません。これは救いです。
・火野 葦平『バアタン半島総攻撃従軍記』, 2019/12/13
By 橘高 眞清
大東亜戦争が始まった年に生まれた自分でも、バアタン島での戦闘や、「バターン死の行進」が何時起こったのか、それは勝ち戦の時か、敗走時なのかの明確な知識もない、理解もありませんでした。こういう状況だから、「死の行進」がそのように行われたと宣伝されれば、それを否定する論拠も持ち合わせてはいませんでした。本書は、従軍記ですから、友軍に対する悪口・上官批判は書かれていないのは仕方ありませんが、少なくとも日本軍が投降者や捕虜を殺した、という状況は全く感じられませんでした。
個人差は勿論ありますが、所謂戦勝国側の人たちの、悪乗りし易い性格であったり、何処かで起こったことを他の件にも演繹されただろうことは容易に想像がつきます。
戦前と戦後の日本人の間に、生きる環境や、戦時下・非戦時下の差異はあったとしても、基本的な人間性に大きな乖離はないと信じています。「戦後の歴史観」に無理やり嵌め込んだ罪多き、学者や政治家は、「鬼畜米英」と叫び、戦争参画に国民を追い込むべく喧伝したアジテーターと同じくらい大罪を犯していると思います。
・バターン半島総攻撃従軍記, 2019/12/13
By 小森
現代の者にはとても辛抱出来ない状況を淡々と描写する従軍記には
大変感動しました。
・ばたアン半島総攻撃従軍記, 2019/12/13
By 藤橋拓志
フィリピンでのアメリカとの戦闘の事実がよくわかりました。
アメリカ人は自分達は戦わず、フィリピン 人に奴隷の様に働かせ
後方から指示、命令をするというのが彼らの戦い方です。
日本人は捕虜として捕らえたフィリピン人もアメリカ人も大切に扱い、
アメリカ人の隊長は戦いに破れて捕虜して囚われた時に、
この戦争でフィリピンにやって来て、一番心が解放されたと言い、
手持ちのお金を日本人兵に渡し、これでウイスキー買ってくれと
言うぐらい日本の軍隊は、戦はすれども、正義を貫いていたことが
わかりました。
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