BANPICKのすゝめ【ふるよに】

 色々と記事について考えていたらいつの間にか自分の番が回ってきていました。どうも愛餡です。(※本ブログに適切な画像が手元に無かったので無画像です。適切なものがあったらTwitterのDMにお送りください。積極的に採用いたします。)

 少し前までは2倍ふるよにの記事書こうと思っていたんですが、BakaFireさんが似たようなものを本家として作られてしまったために、多くの人に2倍ふるよにが広まってしまいました。悲しいね……(ふるよにTRPG成長戦面白かったです、ありがとうございます)

 さて、どうしようかなぁと、ふと自分がいつも参加しているふるよにイベントに目を向けてみるとなんか面白いレギュレーションを見つけました。なので、せっかくなので全国に布教していきたいと思います。BANPICK……これは一体……?

BANPICKってなあに?

 BANPICKとは、某場所にて開催されているレギュレーションです。BAN、と名打っている通り、どんどんメガミをBANしていって苦手なメガミとおさらばできるレギュレーションとなっています(自分が最初に提案した名前は「Staircase-Pick Draft」でした、自分でもダサいと思います)。

 ここからはルール説明に入っていきます。ここでいう「メガミ」は、オリジンとアナザーで別であると考えてください。対戦する2人は、それぞれアナザー版のメガミを含むすべてのメガミタロットを用意します(※2020年12月20日時点の第伍拡張までならば36枚)。その後、奇数フェーズではメガミのBANを、偶数フェーズではメガミのPICKをそれぞれ行っていき、6フェーズが終わるまでBANとPICKを繰り返します。BANでは、それぞれのフェーズで指定された数のメガミをBANします(第五拡張までの36枚ならば、1,3,5フェーズ目でそれぞれ4,2,1柱をBANするのが標準だが、好きに決めてよい)。BANされたメガミは以降、お互いにBAN・PICKの対象に取れなくなります。PICKでは、自分が使いたいと思う1柱を選びます。この時、BANされたメガミや既に以前のフェーズで自分や相手がPICKしているメガミは選べません。同じフェーズで、BAN・PICKするメガミが被った時に特別な処理は起こりません(BAN・PICKしたメガミの決め直しはせずそのままBAN・PICKされる)。
 6フェーズが終了した段階で、それぞれ3柱をPICKしていることになるでしょう。その後、そこから2柱を自分で選び(この時同じメガミの2柱を選んではならない)、選んだ2柱を宿して眼前構築・桜花決闘を行います。これが、BANPICKの一連の流れとなります。

BANPICKの面白さとは?

 ここまではBANPICKのルールを紹介してきましたが、「は?これ本当におもろいんか???」という辛辣な読者もいることでしょう。安心してください、めちゃくちゃ面白いです。多分。恐らく。Maybe…… では何が面白いのでしょうか?順に紹介していきましょう。

1. 流動性が高い

 本レギュレーションは、BANしたメガミをお互いに除外していくことでゲームが進行していくので、毎試合違ったBAN、違ったPICKが行われていくため、毎回違う2柱で対戦することが多いです。完全戦などでは、強すぎるメガミがいると大抵の場合、メタが回らずに同じ組み合わせばかりが環境に跋扈することになります。そのため、同じメガミに見飽きてきたころや、カジュアルに遊びたい方におすすめのレギュレーションになっています。

2. 相手の得意なメガミとやり合わなくていい

 よくふるよにを遊ぶ人だと、たいていの場合その人の得意なメガミというのは段々と分かってきます。そうでなくても、一部の人は槌使いや毒使いのように得意なメガミを明言していることがあります。そういう人とカジュアル対戦をすると、得意なメガミでボコボコにされることはよくあります。私怨です。そういう人と同じ土俵に立って純粋な腕比べをしたいという人にもおすすめのレギュレーションになっています。なお、自分自身が好きなメガミを公言しているとそれがBANされることが多々あるので、BANPICKを行う数日前からは「~使い」を偽って必要のないメガミを相手にBANさせるのも一つの戦略かもしれません。なお、この戦略は知り合いには無力です。

3. 様々なメガミを触るきっかけになる

 このレギュレーションでは、多くの場合、2,3回目でPICKするメガミはBANされたメガミが非常に多くなるため、使ったことのないメガミばかりが残っていることが往々にしてあります。そのため、このレギュレーションを通じて使ったことのない、あるいは対戦したことのないメガミの強みや弱みを知ることができ、今後のふるよにへ知見として生かすことが出来るようになります。特に、環境メタゲームを予測するのには多くのメガミの知見が必要な為、様々なメガミの情報を集めるのによいレギュレーションだと思います。

終わりに ~BANPICK布教への願いと願望~

 BANの仕方は人によって様々です。相手の得意なメガミを片っ端からBANする人、自分が取った・取る予定のメガミが対戦して不利なメガミをBANする人、純粋に自分の苦手なアーキタイプのメガミばかりをBANする人など、対戦すればするだけ、BANのされ方に違いが出てきます。そうして、どのように自分のPICKしたメガミで相手のPICKしたメガミを打ち負かせるか、という選択の連続が、本レギュレーションの本質になっています。ぜひ、ふるよにプレイヤーの皆さんも本レギュレーションで遊んで、大会などもしていただき、一つの良く知られたふるよにの遊び方として広がってほしいなと思います。そして、僅かばかりの期待ですが、公式ルールとしても採用されたらいいななんてことも思っています。









暇な人用 自作大乱闘ルールのすゝめ

 記事の端っこまで見てくれてありがとうございます。なんか暇なときに思いついた大乱闘ルールです。在住がド田舎で対面でルールを調整する機会があまり無いので、カジュアルゲームや大会で使ってやってください。

1. 四柱一捨

【双掌繚乱】:使いたいメガミを四柱を選び、その後、相手の選んだメガミから一柱を除外して、残った自分のメガミ三柱を宿す。
【眼前構築】:通常札の枚数は9枚になる。

2. 夢は夢のままでいて

【眼前構築】:眼前構築の前に、条件を3つ紙に記入して自分の手元に伏せておいておく(自分が1ターンに宿しを5回行う・カードを1ターンに5枚以上使うなど、自分に関して課す条件かつ1ターンの間に行う条件のみ記入できる。盤外行為を条件にしてよいかは対戦相手と相談すること)。
【桜花決闘】:ゲーム中、自分が定めた条件をすべて達成し終わったターンの終了フェイズに条件の全達成を相手に伝え、桜花決闘は終了する。条件は、1ターンにすべて達成する必要はない。条件を達成された側は、条件を達成した側の条件を宣言する権利を3回までもつ。宣言した条件が条件を達成した側の条件の1つと完全に合致していたなら条件を達成された側の勝利、3回で条件を言い当てられなかったなら条件を達成した側の勝利となる。


 最後の最後まで見てくれた真の暇人には宣伝です。福井県越前市高瀬町一丁目21−3にあるボードゲームスペース「PIGRO」にて、毎月ふるよにの大会「ぴぐよに!」を開催しています。午前と午後で違う大会を行っていますので、時間の合う方は気軽にお越しください。以上、毒使いの愛餡でした。

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