プリキュアへ愛を込めて

自創作を中心に、と言っておきながら記念すべき最初の記事はプリキュアと私の人生についてである。

本日2月18日(日)、ひろがるスカイプリキュアの感謝祭がありました。残念ながら現地参加はできませんでしたが、オンライン配信をしてくれていたので参戦いたしました。
アーカイブが25日まで見れるので、ひろプリを追っていた方はぜひ見てください。後悔はしません。最後にリンク貼っときます。

とは言いつつも、このnoteの趣旨は感謝祭感想ではなく。
「スマイルプリキュア!」から、およそ10年越しにプリキュアを完走できたことへの感謝を綴ります。

遡ること一年前、「ひろがるスカイ!プリキュア」放送開始と同時に、プリキュア20周年が幕開けしました。
もともと私はかなり女児アニメファン。女児当時から今に至るまで、常に子供向け作品に触れてきました。プリキュアも例外ではなく、「ふたりはプリキュア」をリアタイ鑑賞し、その後「スマイルプリキュア!」まで駆け抜けておりました。
しかし、一つ壁にぶち当たります。
そう、部活の開始です。
当時私は中学生、本格的に始まった部活に時間を取られ、土日は寝て過ごす日々。プリキュアを見ている暇はなくなりました。
そうして私のリアタイ連戦は終わったのです。

それでも細々とプリキュアを追っていました。OPやEDが発表されると歌えるようになるまで聴き、アルバムが発売されるとCDも購入しました。
15周年の時はS⭐︎S以来12年ぶりに映画を見に行きました。その2年後にはプリキュア5が客演する映画を見に行きました。
タキシード仮面みたいな男子が出てくる、という噂を聞いて「デリシャスパーティ♡プリキュア」を序盤10話ほど見たりもしました。

けれどどの作品も全話見ることはできず、時は過ぎ2023年。
運命の出会いを果たします。キュアウィング/夕凪ツバサとの出会いです。
プリキュア20周年記念作品とあって動向を追ってはいましたが、まさか男子のプリキュアが出てくるとは思っていませんでした。
男女青春物語が大好きな私は見事、ツバサくんに釣られてプリキュア世界に復帰を果たしました。
その頃は本当に楽しいことづくめでした。プリキュアの話ができる友人ができ、毎週ひろプリを視聴し感想を言い合って、その傍ら初代を同時視聴する。プリキュアづくめで2023年は始まりました。このままプリキュアの波に乗っかっていくのだろう、そう思っておりました。

プリキュアを共に追っていた友人らと縁が切れました。
あまり良い別れ方ではなく、かなり心労がありました。
さらに引っ越しがあったり、頼れる人が遠くに行ってしまったり、理由もわからず人に去られたり、とにかく最悪な日々が一ヶ月くらい続きました。
やるべきことが山のように積み重なっていて時間がなく、メンタルはボロボロで、プリキュアを見ることができなくなりました。「プリキュア」というワードを聞くと嫌な出来事がフラッシュバックするようになったのです。
私はプリキュアと距離を取ることにしました。視界に入らないように、アニメももちろん見るのをやめました。
やめて、心の平穏が保たれるのならば、と。

一週間ほど経った頃、すでに私は心変わりしていました。
「こんなのはおかしい」
だって、私は20年前からプリキュアが大好きなのです。友人らと会うずっと前から大好きで、今だって大好きなのです。
それなのに見れなくなるなんておかしい。そんなことがあってたまるか、と思いました。
こんな状況になってしまったことが悔しくて、メンタルが弱い自分にムカついて、怒りが悲しみを上回りました。
何がなんでもプリキュアを完走してやる、怒りのパワーで私は復活します。

まずは初代の再視聴を再開しました。フラッシュバックする時間も持たせないくらい連続で視聴して、30話を10日ほどで見終えました。
次にひろプリの視聴を再開しました。
なるべく音量を大きめにすることで思考の隙を奪い、物語に没頭するようにしました。
そうして10話、20話、30話……、話数を重ねていって、音量を大きくしなくても余計なことを考えなくなって、プリキュアのイベントにも参加できるようになりました。

嫌なことがあれば、良いことだってあります。
全プリキュア展に一緒に参加できる友人ができたり、興味がないのに「えるが好きなら」と付き合ってくれる友人に出会えたり、全プリキュアライブに参加できたり。
「ひろがるスカイ!プリキュア〜Hero Girls〜」「ヒロガリズム」「Dear Shine Sky」などの素敵な楽曲に出会って生まれて初めてリアタイ中にCDを購入したり。
20周年映画は四回見に行って、四回とも泣きました。キュアハートが「なれるよ」と言ってくれたこと、キュアブラックが「ひとりじゃなにもできなくたって、私にできることはたくさんある」と言ってくれたこと、キュアサマーが「今一番大事なことをやる」と言ってくれたこと、書き切れないたくさんのプリキュアの笑顔を見れたこと、全部忘れられません。
ソラちゃんが戦いから逃げ出した時、ましろちゃんが「戦わなくていい」って言ってくれたことも。守られてばかりは嫌だとエルちゃんがプリキュアになったことも。お別れの時あげはちゃんがサプラ〜イズしてくれたことも。「あげはさんみたいな大人になりたい」と言ったツバサくんのことも。そして、「冒険は終わっても物語は続く」ひろがるスカイプリキュアそのものにも。
私は全てに救われて、今日、最終話を見ました。

最終話を見て、感謝祭を見て、「ありがとう」と何度も伝えてくれたプリキュアたちを見て、私だって心からの「ありがとう」を伝えたいと思ってこの文を書くことにしました。
私の一年にたくさんの彩りをくれてありがとう。
辛い時苦しい時、めげそうな時、たくさんあったけれど楽しいことの方が多かった。そう思えるのは、一年間ともに駆け抜けてくれたプリキュアたちがいてくれたからです。
プリキュアを通して得たもの、失ったもの、すべてを抱えて私はこれからもプリキュアを好きでいます。
そして、この一年私を支えてくれた友達へ。
私はあなたたちが大好きです。これから先何があっても、貰ったものは忘れません。いつもありがとう。これからもどうぞよろしくお願いします。
最後に、挫けずに生きてきた今までの私へ。
色々言いたいことはあるけど、恥ずかしいので省略します。一言だけ。
よく頑張った!

一年間本当にありがとうございました!
大好きなプリキュアがこれからも末長く続いていくことを応援しています。
特大のありがとうと愛してるをこめて。


↓感謝祭のアーカイブは2/25まで!見忘れることのないように!




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