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〈GEA〉隊員名簿-機動部隊“做藤 飄眞”

【名前】做藤 飄眞(さとう はやま)

【年齢】不詳
であるが、機動部隊隊長よりも下であることは本人より明言されている。見た目からしても若め。

【容姿】奇怪。ほぼ半身改造しているようなもので、その上制服も着用せず、機動隊の癖をしてくすんだ色の使い古された白衣に身を包んでいる。頭にはニット帽の上から潜水用ゴーグル、目元が完全に隠れている。
髪色は少し色の抜けた赤で、肌は白ではないが生気はない。目玉の色は本人も憶えていないらしい。

【ギフテッド】毒物の生成

毒は、百薬の王である!……違う?それは酒だ?否、そんなことはない。科学と、この彼女の能力の下に限っては!

彼女の能力は、いかにもな禍々しい毒物を創り出すことはできない。透明で、目立たないがしかし、一舐めすれば死に至る。そんな現実に存在する毒……有害物質のみを、創り出すことができる。
ふっ、と彼女がろうそくの火を消すかの如く水に息を吹き掛ければ、たちまちそれは無色の毒に代わり、何も知らない敵の肌に触れ、或いは摂取され、その身を蝕み始める。
つまりは水分が含まれているものに、彼女の呼気もしくは唾液などの体液が触れると、水分がまるごと毒に代わる、という力である。
この能力の発動条件は、対象物に水分が含まれること、置き換える先が彼女が含有成分を全て知っている既存の毒であること、の二つ。また、どんな毒に置き換えるかなどは指定可能なので、場合によって神経毒だのなんだのと使い分けているらしい。
この毒は彼女自身には効かず、しかし効果を生じさせる相手を指定することもできないので軽率には扱えない。尚、この毒は一般の治療によって消えるようになっていて、彼女が能力解除をすれば効果も元に戻る、というわけではない為、下手をすると後遺症が残る場合もある。まあ、彼女は使い方を熟知した上で普段から暴れ狂っているようなので、そんなことはないだろうが。

【性格】いかにもなトリガーハッピー女。学生時代から思考が全く停止しており、加えて仕事中でもやること成すことその殆どが上の指示を無視したものであり、二重の意味でもトリガーハッピー。よく上司や同僚には白い目で見られているが、そんなのは潜水用ゴーグルのレンズを一つ介してしまえば全くもって見えないので、常時潜水中の彼女にとっては関係がないことなよう。
希に中身の理知的さが垣間見えもするのだが、結局は彼女、做藤である。思考プロセスが何から何までブラックボックス、任務が上手くいったときだって本当に元から計算してあったのかと疑いたくなる位には行動言動が不誠実な上に、近くに女性が居ればそれがどんな見た目、年齢、役職であろうと構わず口説き、さりげなくボディタッチまでしてのける遊び人っぷり。こんなのを信用しろという方が難しいだろう。

【SV】
「ハローヘローウヒューマンビーイン?アイムアパーソン、ハヤマ・サトー!キューティナソノ面、マズ見セテーナ」

「キョーハブラック?アト白リボン!カワチーカワチー、チョープリティ!……デモTノホーガ似合ウゼ」

「……ッグ、ッカ〜〜ウマウマタンサーン、フッフー!……ア?コレ薬品チガーウ、炭酸水ィ♡」

「オッサァン、酒ダト思ッタァ?残念、毒入り瓶デシター!リアリーリアリーザンネーン!飲ンジャターネカワイソー、オヨヨヨヨ……マ、毒ダローが酒だローガアル種薬ジャ有ッケドな。ア!勿論、アタマにヨク効ク特効薬サ?」

「オジョーサン今日モベリベリキューティネ♡ショーパン、ニーハイ、項マデダスナンテ……脈アリパターンデスノ?誘ッテマスノ?……キャー、ユーアーカンカン、アイムソーリー!アッハッハー」

【備考】最近は、同僚の同性隊員にセクハラするのが趣味。逃げ足の速さがここで役立っている様子。
学生時代は成績がとても優秀であったそう。その頃からこの人格だったのかはわからない。