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『ブルーアーカイブ』×『とある科学の超電磁砲T』コラボのイベントストーリーの問題点について


2023年10月24日よりスタートした
『ブルーアーカイブ』と『とある科学の超電磁砲T』のコラボイベント
『とある科学の青春記録』ですが
この記事ではキャラクターの性能や攻略情報ではなく
『イベントストーリー』について焦点を当てて簡単に語ります
(批評寄り&駄文注意)

※『ブルーアーカイブ』は2.5周年時に開始、ストーリーは読破済み
 『とある科学の超電磁砲』のアニメは全て履修済み



『良かった点』

1.「ヘイロー」について軽く触れた事

今まで生徒達がヘイローを認識しているのかどうか
はっきりと明言されたシーンは無かったので
これを公式側がしっかりと「認識している」と発信したのは
考察や世界観の解像度が上がるので良いと思いました。

2.和泉元エイミの服装にツッコミが入った事

おそらく、ほぼ全てのプレイヤーが初見時に
「なんだこいつ!?」と思ったでしょうが
作中でエイミの服装にツッコミを入れている描写が(多分)無いので
プレイヤーの声を代弁してくれたのは良い点だと思います。

以上です。

「え?これだけ?」と思うかもしれませんが、本当にこれだけです。
(個人差はありますが、多くても上記の2つと合わせて精々4つくらいだと思います)

『悪かった点』

1.『観光』と『交流」が皆無

これに尽きます。
基本的にコラボレーションでのイベントストーリーは
大体どのソシャゲも「転移→観光や交流→帰還の方法を探る(戦闘シーン)
→帰還or帰還できるようになるまで滞在」
というのが一般的な流れだと思います

で、この流れの中で最も重要なのが
その世界での『観光』と『交流』なんですよね、特に後者の『交流』
異なる世界の登場人物達が、異世界をどう感じ、どう思い
そして、どんな会話を繰り広げてくれるのか―――
私自身も両作品を履修済みなので
『交流』の部分を非常に楽しみにしていました

…が、今回のイベントストーリーでは「ほぼ皆無です」
ブルアカ側での登場部活も2つで、必要最低限のやりとりしかしません
エンジニア部はキャッキャしてて楽しそうでしたが…

上記の流れで説明すると
「転移→観光や交流(暗転で丸々カット)→帰還の方法を探る→帰還」
(一応、観光に関しては絆エピソードで補完はしています)

イベントストーリーの8割が帰還の方法を探る戦闘シーンです本当に終始帰還する為だけのシーンが延々と続きます

「じゃあどうすんのよ?交流部分の代替案を出せよオラァ!」って話ですが

意外にも御坂美琴、食蜂操祈、佐天涙子は
ブルアカの生徒達と共通点があるんですよね

『御坂美琴』はヒフミと同じで謎キャラが好き、アリスの超電磁砲繋がり
トリニティ学園と常盤台中学は共にお嬢様学校

『食蜂操祈』は食に気を使っているので美食研究部
トリニティ学園と常盤台中学は共にお嬢様学校

『佐天涙子』はヒマリと同じで都市伝説&オカルト好き
放課後スイーツ部と同じでスイーツ好き
河駒風ラブと同じで金属バットが武器

ここら辺を土台に「観光」と「交流」をメインに据えるべきでした

更に言えばブルーアーカイブにとある新規を更に定着させる為に
「ん?この生徒が気になるな」と思えるように
より多くの部活、生徒達を交流させるべきした

『総評・まとめ』

企業的にはセルラン1位を取ったので「大成功」だと思うんですが
1プレイヤーからすると
コラボストーリーに関しては「非常に残念」といった感じです

今後も新コラボや復刻もあると思いますが
そうなった場合は「観光」と「交流」をメインに据えて描写して欲しいですね。